2014年3月29日(土)、千厩野草会(金野昌敏・会長)主催の「春の雪割り草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田90)で始まりました。100点以上あると思われる展示品の大部分が「雪割り草」でしたが、クリスマスローズや福寿草、フキノトウなどそのほかの植物もわずかながら展示されていました。クリスマスローズは3鉢ほど展示されていましたが、いずれも品種名などの名札はありませんでした。
クリスマズローズは、植木鉢とのマッチングも大事といわれています。素敵な鉢でした。
(上と下)同じ株についた花なのですが、少し違っています。上は紫色のスポットが花弁の大部分に広がり(ブロッチ?)、縁と裏側は黄色ですが、下は縁と裏側が白です。咲き進むに従って変化するのでしょうか?
クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus:
ヨーロッパ、地中海沿岸、西アジア、一部は中央アジアに及び、約15種が分布する常緑性または落葉性の多年草。葉は長い葉柄をもち、鳥足状に深裂する。花は集散花序をなす。萼片は5で花弁は退化している。
日本ではヘレボルスHelleborusを総称して「クリスマスローズ」と呼んでいるが、本来のクリスマスローズはヘレボルス・ニゲル Helleborus nigerを指す。ニゲルは丁度クリスマス頃から2月にかけて白い花を咲かせるヨーロッパ中~南部・西アジア原産の多年草で、最も多くの交配種が作られているのはヘレボルス・オリエンタリス(別名:レンテンローズ)H.orientalisである。
クリスマスローズ(ヘレボルス・ニゲル) キンポウゲ科 クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus niger
ヨーロッパ中部から南部、さらに西アジアに分布し、古くから栽培されている。しばしばレンテンローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)H.orientalisと混同される。無毛の常緑多年草で、根出葉は鳥足状となり7~9深裂する。花茎は15㎝ほどで、頂部に径5~6㎝の白色の花を2~3つける。花弁状の萼片は5、外側(背面)が淡い紫紅色を帯びることがある。花弁は小さい。蜜腺状で、雄しべのまわりに付く。栽培:土質は特に選ばないが、半日陰で適当な水分をもち、排水性のよい肥沃な場所を好む。繁殖は株分け。種子による。花期:12~3月。
レンテンローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)キンポウゲ科 クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus orientalis
ギリシア、トルコなどの原産で耐寒性が強い。根茎はよく分枝する。常緑の根出葉は1~2葉つき、鳥足状の葉は5~11深裂し、裂片は楕円状披針形または広披針形となる。葉柄はよく伸び45~60㎝となる。花柄を伸ばし、3~4花をつける。花径は6㎝ほどで、やや下向きに咲く。開花はじめはクリーム色、後に褐色を帯びた黄緑色になる。花弁状のものは萼片で、花弁は退化して小さな蜜腺状となる。多種との交雑が容易で’ピンク・スポットド’cv.Pink Spottedなど多くの園芸品種があり、花色もクリーム、紫紅赤、黄緑、複色と多彩。栽培:クリスマスローズに準ずる。花期:2月下旬~4月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&栃の葉書房発行「最新決定版・育てる調べる 山野草2525種」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=39914727&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩野草会のクリスマスローズ(その1)2012年3月17日(土)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%B9 [ヘレボルス(Wikipedia)]
http://yasashi.info/ku_00006g.htm [クリスマスローズの育て方:ヤサシイエンゲイ]
http://www.wakaizumi-farm.com/ [クリスマスローズガーデン園芸花情報]
http://www.hana300.com/kulisu.html [クリスマスローズ]
http://homepage2.nifty.com/maihana/okiniirisub2.htm [クリスマスローズ(知識編)]