peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・シロワビスケ(白侘助)

2007年01月30日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・シロワビスケ(白侘助)
2006年12月14日




2006年12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の「日本産椿」コーナーに「白侘助」という名のツバキが花を咲かせていました。
 名札には、「白侘助(しろわびすけ)花期:11~3月、花色:白色、大きさ:極小輪、産地:埼玉」と書かれていました。






シロワビスケ(白侘助)ツバキ科 ツバキ属
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)には、下記の通り記載されています。

 白侘助(しろわびすけ)江戸 [花]白色の一重、猪口咲き、侘芯の極小輪、11~3月咲き。[葉]長楕円、中形。[樹]立性、やや弱い。[来歴]1789年の「諸色花形帖」に”白侘助”の名で記載のあるのが最初のようである。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・チクシノハル(筑紫の春)

2007年01月29日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・チクシノハル(筑紫の春)
2007年12月14日 2007




2007年12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の「日本産椿」コーナーで「筑紫の春(ちくしのはる)」という名のツバキが花を咲かせていました。
 名札には、「筑紫の春(ちくしのはる)花期:11~3月、花色:淡桃地に紅色の吹掛け絞りと小絞り、大きさ:中輪、山地:久留米」と書かれていました。





チクシノハル(筑紫の春)ツバキ科 ツバキ属
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)には、下記の通り記載されています。

 筑紫の春(ちくしのはる)久留米 [花]淡桃地に紅の吹掛け絞り、八重、牡丹咲き、筒~割りしべ、大輪、11~3月咲き。[葉]卵状、楕円、中形。[樹]横張り性、強い。[来歴]園芸品種の自然実生、1950年に田村輝夫の命名・発表。

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・ユチャ(油茶)/オレイフェラ

2007年01月28日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・ユチャ(油茶)/オレイフェラ
2006年12月14日




2006年12/14(木)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の「外国産椿」コーナーにある「オレイフェラ(中国名:油茶)」が花を咲かせていました。
 名札には、「オレイフエラー(中国名:軟枝油茶)花期:11~1月、花色:白色、花形:一重、平開咲き、大きさ:中輪、産地:長江以南の全中国」と書かれていました。




ユチャ(油茶)/オレイフェラツバキ科 ツバキ属油茶節 Camellia oleifera Abel.
学名が「カメリア・オレイフェラ(Camellia oleifera)」というのは、中国名:「油茶」で、中国中南部各省、台湾、海南島、ベトナム、ラオスなどに分布している。
 日本への渡来は、1930年代以前に油用として種子が輸入されたといわれているが、1960年頃からは。種子や穂木が多数導入されたという。
 固体により、花弁数や花径などにかなりの変異がみられるとのこと。

[特徴] 花:白色、5~9弁、花径:4~7cm、開花期:10~1月。葉:長楕円~卵状楕円形、長さ6~8cm、幅2.5~3.5cm、厚質で、表面は緑色~黄緑色、光沢は弱い。

 中国の長江(揚子江)以南の各省において、採油用として最も多く栽培されている種で、台湾やベトナムでも栽培されているとのこと。
[参考文献]箱田直紀・足立尚善 ツバキ属の原種 西部舞鶴植物研究所報告 1:1~54

 なお、「椿油」についての詳しい情報が下記のWebサイトに記載されています。

 http://www.sato-tsubaki.co.jp/tubaki_abura.shtml[椿油の定義と用途・効果]

「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)・シロダイカグラ(白太神楽)

2007年01月25日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ・シロダイカグラ(白太神楽)
2006年12月14日




12/14(目)、大船渡市末崎町にある「世界の椿館・碁石」の「花形十景」コーナーに「白太神楽(しろだいかぐら)」という名のツバキが白い獅子咲きの花を咲かせていました。
 名札には、「白太神楽(しろだいかぐら)花期:11~4月、花色:白、花形:牡丹~獅子咲き、大きさ:中輪~大輪、産地:埼玉」と書かれていました。





シロダイカグラ(白太神楽)ツバキ科 ツバキ属
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)には、「白太神楽」というのが「埼玉産」と「愛知産」の2つ記載されています。

 白太神楽(しろだいかぐら)埼玉 [花]白色の牡丹~獅子咲き、散しべ、中~大輪、11~4月咲き。[葉]長楕円、中形。[樹]立性、弱い。[来歴]横浜植木の1891年版カタログ、1933年の皆川「椿花集」に記載がある。舞吹雪の枝変わり白花。

 白太神楽(中部)(しろだいかぐら)愛知 「花]移り白、八重、牡丹から獅子咲き、肉厚、散芯、大輪、10~3月咲き。[葉]長楕円、大形、平坦。[樹]立性、強い。[来歴]親不明の園芸品種の自然実生。1955年に小崎貞一の作出・命名。

アセビ(馬酔木)の果実と花

2007年01月24日 | Weblog
一関市千厩町のアセビ(馬酔木) 2007年1月22日
2007年1/22(月)、一関市千厩町千厩の舘山公園に寄ってみました。暖かい日が続いているのでマンサク(満作)が咲き出しているかもしれないと思ったからですが、まだ咲き出していませんでした。
公園内を歩き回っていたら、別の場所に果実をびっしりとつけた「アセビ(馬酔木)」が沢山ありました。
















福島県郡山市のアセビ(馬酔木) 2006年12月25日


2006年12/25、福島県郡山市田村町大善寺にある「前方後方墳」である大安場史跡を見るために訪れたところ、大安場史跡公園古墳復元工事が行われていました。新しくつくられた公園には、アセビ(馬酔木)などの樹木などが沢山植えられていました。











一関市浦しま公園のアセビ(馬酔木) 2006年4月7日



4/7(金)に立ち寄った一関市大手町の浦しま公園で「アセビ(馬酔木)」の花が咲いていました。遠くからだと花が咲いているのが良くわかりませんが、これから盛りを迎えるところです。
 50年も前になりますが、子供のころ、便所にこの枝葉を入れて蛆殺しに利用していました。水洗化でこうした光景も見られなくなりますね。





アセビ(馬酔木)ツツジ科 アセビ属 Pieris japonica
山地の乾燥した所に生える常緑低木で、庭園樹や公園樹として広く植えられている。高さは2~5mぐらいになる。葉は枝先に集まって互生し、広倒披針形で長さ3~8cm、濃緑色革質で(厚くて)光沢があり、縁には細かい鋸歯がある。

 花期は3~4月。枝先に3~9㎝の花序を垂れ下げ、長さ6~8㎜の壺状の白い花を多数開く。有毒植物であるが、その葉を煎じて殺虫剤に用いる。和名の「馬酔木」は、馬が食べると苦しんで、酔ったようになることからついたというが、草食動物にとっては有毒で、奈良公園の林では鹿がアセビを食べ残すそうです。

 別名:「アシビ」「アセボ」「アセミ」(いずれも「馬酔木」と書く)

 なお、乾燥した風の強い山地に群生することが多く、神奈川県の箱根山や静岡県の天城山などには第群生地があるという。また、鹿児島県の屋久島では、花穂が立つ変種の「ヤクシマアセビ」が見られるという。

 庭木や盆栽としても広く親しまれ、花色が緑や黄色味を帯びたものや、花がピンク系の園芸品種もある。 分布:本州(山形県以南)、四国、九州