2013年6月30日(日)、奥州市水沢区佐倉河の「鎮守府胆沢城跡」にあるあやめ苑のすぐ傍のイベント会場・広場で、昨日から開催中の「第18回胆沢城あやめ祭り」に行ってきました。あやめ苑に植栽されているハナショウブ(花菖蒲)が、今を盛りと花を咲かせていました。
ここに掲載した上5つと下6つの画像のハナショウブ(花菖蒲)は、’小町娘’(江戸系)に良く似ていますが、違う品種のようです。インターネット検索の結果「東鑑(あずまかがみ)」(下記)に良く似ています。
http://www.kamoltd.co.jp/katalog/b-azuka.htm [東鏡(あずまかがみ)江戸系]
ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensataノハナショウブ(野花菖蒲)I.ennsata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ(黄菖蒲)I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。
花形は、外被片のみ大きくなり内被片のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。
花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
http://hsm.on.coocan.jp/syobu.htm [花菖蒲:いずれがあやめかきつばた]
あやめ、かきつばた、花菖蒲の一番簡単な見分け方は、花びらの付け根の部分の色を見ればよいようです(あやめは白と黄の網目、花菖蒲は黄、かきつばた白)。たしかに、写真でも花菖蒲の花の付け根は全部黄色になっています。
また、あやめが乾燥地に咲くのに対し、花菖蒲、かきつばたは湿地で咲きます(花菖蒲は畑地も可)。
咲く時期は、かきつばた(5月上旬)、あやめ(5月中旬~下旬)、花菖蒲(5月下旬~6月下旬)の順に咲きます。
あやめ、かきつばた、花菖蒲はすべてあやめ科ですが、しょぶ湯などで有名なしょうぶだけはさといも科で、これらとは全く別物で、花もずんぐりむっくりした全然別の形状をしています。
菖蒲と書いて「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むし、ほんとうにわかりにくい。これらのことは、日本花菖蒲協会のホームページに詳しく書いてあります。]
http://aobahigashi.web.fc2.com/hanasyoubu3.html [花菖蒲3:江戸系花菖蒲の生みの親は誰ですか?]