peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区「胆沢城跡」のあやめ祭り(その1)ハナショウブ(花菖蒲)’東鑑(あずまかがみ)’ 201

2013年06月30日 | 植物図鑑

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2013年6月30日(日)、奥州市水沢区佐倉河の「鎮守府胆沢城跡」にあるあやめ苑のすぐ傍のイベント会場・広場で、昨日から開催中の「第18回胆沢城あやめ祭り」に行ってきました。あやめ苑に植栽されているハナショウブ(花菖蒲)が、今を盛りと花を咲かせていました。

ここに掲載した上5つと下6つの画像のハナショウブ(花菖蒲)は、’小町娘’(江戸系)に良く似ていますが、違う品種のようです。インターネット検索の結果「東鑑(あずまかがみ)」(下記)に良く似ています。

http://www.kamoltd.co.jp/katalog/b-azuka.htm [東鏡(あずまかがみ)江戸系]

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ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensataノハナショウブ(野花菖蒲)I.ennsata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ(黄菖蒲)I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。

花形は、外被片のみ大きくなり内被片のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。

花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://hsm.on.coocan.jp/syobu.htm [花菖蒲:いずれがあやめかきつばた] 
 あやめ、かきつばた、花菖蒲の一番簡単な見分け方は、花びらの付け根の部分の色を見ればよいようです(あやめは白と黄の網目、花菖蒲は黄、かきつばた白)。たしかに、写真でも花菖蒲の花の付け根は全部黄色になっています。
 また、あやめが乾燥地に咲くのに対し、花菖蒲、かきつばたは湿地で咲きます(花菖蒲は畑地も可)。
 咲く時期は、かきつばた(5月上旬)、あやめ(5月中旬~下旬)、花菖蒲(5月下旬~6月下旬)の順に咲きます。
  あやめ、かきつばた、花菖蒲はすべてあやめ科ですが、しょぶ湯などで有名なしょうぶだけはさといも科で、これらとは全く別物で、花もずんぐりむっくりした全然別の形状をしています。
 菖蒲と書いて「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むし、ほんとうにわかりにくい。これらのことは、日本花菖蒲協会のホームページに詳しく書いてあります。]

http://aobahigashi.web.fc2.com/hanasyoubu3.html [花菖蒲3:江戸系花菖蒲の生みの親は誰ですか?]


一関市石畑のカシワバアジサイ(柏葉紫陽花) 2013年6月29日(土)

2013年06月29日 | 植物図鑑

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2013年6月29日(土)、コープ一関コルザ(いわて生協一関店)(一関市石畑3-1)に行きました。久しぶりに周辺を20分ほど散策してホタルブクロ(蛍袋)カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)などの写真を沢山撮ってきました。

http://9199.jp/phone_page/00368739/printpage/ [一関市石畑(地図)]

http://www.iwate.coop/shop/shoplist/store.php?shop=181 [コープ一関COLZA(コルザ):いわて生活協同組合]

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(下)画像の左側の白いアジサイは、カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)ではありません。

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カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea quercifolia(クエルキフォリア)。

和名:カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)。葉の形が柏(かしわ)の葉に似ていることから、この名がある。北アメリカ東南部に自生する落葉低木。葉も円錐花序も大きく、花序は30㎝以上の長さになり素晴らしい。

1773~1778年、アメリカ人ウィリアム・バートラムがカロライナ・ジョージ・ヅロリダを探検した時見つけたものといわれる。日本の土壌にも合うようで、一般家庭でもよく見かける。日本にはアナベルと同じ頃に導入され、特に八重咲きの品種 ’スノー・フレーク’cv.Snow Flake(スノー・クイーン)’cv.Snow Queenは優美な姿で花の寿命も長いことから人気がある。

山地で栽培すると赤く色づくこともある。花期はアジサイと同時期で、その豪快な姿が各所で見られる。品種目録によると八重花・手毬花など100種以上の園芸種があるようで、黄色・ピンクの花もある。さらに’ハーモニー’cv.Harmonyなどは小型、紅葉、多花性になっている。栽培:繁殖は挿し木か株分け。花期:初夏から夏。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・あじさいを楽しむ」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40486577&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市山目字泥田のカシワバアジサイ(柏葉紫陽花) 2012年6月20日(水)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34934267&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:みちのくあじさい園のカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)・スノー・フレーク 2010年7月5日(月)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37697141&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「サハラガラスパーク」の八重咲きカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)]


一関市石畑のホタルブクロ(蛍袋) 2013年6月29日(土)

2013年06月29日 | 植物図鑑

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2013年6月29日(土)、コープ一関コルザ(いわて生協一関店)(一関市石畑3-1)に行きました。久しぶりに周辺を20分ほど散策してホタルブクロ(蛍袋)などの写真を沢山撮ってきました。

http://9199.jp/phone_page/00368739/printpage/ [一関市石畑(地図)]

http://www.iwate.coop/shop/shoplist/store.php?shop=181 [コープ一関COLZA(コルザ):いわて生活協同組合]

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ホタルブクロ(蛍袋) キキョウ科 カンパニュラ(ホタルブクロ)属 Campanula punctata

山野に生える高さ40~80㎝の多年草で、礫地や登山道のわきなどに多い。名前の由来は、この花の中に子供が蛍を入れて光らせて遊んだからとか、花の形を提灯にたとえて、提灯の昔の呼び名「火垂る」を当てたのではないかとか、いろいろな説がある。茎や葉、萼などに粗い毛があり、茎を切ると白い乳液が出る。葉は互生し、長さ5~8㎝。根生葉や茎の下部の葉には翼のついた長い柄がある。根生葉は花期には枯れてしまう。

6~7月、淡紅紫または白色の花が下向きに咲く。花は長さ4~5㎝。

本州の東北地方南部から近畿地方に分布する変種のヤマホタルブクロvar.hondoensisはホタルブクロより標高の高い所に生える。ホタルブクロに良く似ているが、ホタルブクロは萼片と萼片の間に三角形の付属体があり、これが上にめくれているのに対し、ヤマホタルブクロには付属体はなく、萼片と萼片の間がぷっくりと膨れている。ヤマホタルブクロのほうが花の色が濃いものが多い。分布:北海道(西南部)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


映画「先祖になる」&ムラサキツユクサ(紫露草) 2013年6月29日(土)

2013年06月29日 | 映画鑑賞

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2013年6月29日(土)、きょうから一関シネプラザ(一関市田村町)で上映が始まった映画「先祖になる」を観に行ってきました。

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映画は、2011年3月11日の大津波で消防団員の長男を波にさらわれ、生きがいを失った男・佐藤直志さん(当時75歳、岩手県陸前高田市気仙町在住)が、「家が流されたらまた建てればいい。大昔から人はそうやってこの土地で生きてきた。」と、元の場所に家を建て直すまでをドキュメンタリー的に追求したものです。震災から1月後に陸前高田を訪れた撮影チームが、この老人に寄り添うように撮影を重ね、困難に屈しない”日本人の底力”を描き出しています。撮影期間1年6カ月、東京~岩手往復の走行距離は5万キロに達したとのこと。2013年ベルリン国際映画祭正式招待作品。

一関シネプラザのある一関一高通り沿いの民家の庭に植えられているムラサキツユクサ(紫露草)が、花を沢山咲かせていました。

ツユクサ科 トラデスカンティア(ムラサキツユクサ)属 Tradescantia:

北及び熱帯アメリカに70種が分布する直立または匍匐性の多年草。花は腋生または頂生の集散花序につき葉状の苞に囲まれる。萼片、花弁ともに3で離生する。葉の形、大きさ、毛の多少、斑入りの有無と色、花の大きさ、花色などにより多くの種及び園芸品種が栽培されている。

ムラサキツユクサ(紫露草) ツユクサ科 トラデスカンティア(ムラサキツユクサ)属 Tradescantia ohiensis(=reflexa)またはTradescantia ×andersonniana

北アメリカの東部から中西部に分布する耐寒性多年草。高さ50~90㎝、葉は線状披針形で長さ30~45㎝、粉白緑色。萼片は無毛、または先端に毛がある。花茎は長く伸び、先端に鮮やかな青紫色などの花が集まってつく。花径は2~2.5㎝、3枚の花弁の中心に雄しべの黄色がよく目立つ。花色は近縁種のオオムラサキツユクサとの交配により、豊富になり、青紫から淡紅、白色もある。早朝に開いて午後にはしぼんでしまうが、夏中次々と咲いていく。花糸に紫色の毛が密生し、この毛は数珠玉状の1列の細胞からなり、理科の細胞分裂や原形質流動などの生体観察に利用される。

花期:6~9月。栽培管理:半日陰でも育つが、花色が悪くなるので、日当たりと水はけのよい場所で育てる。花が一段落する梅雨明け頃に刈り込むと、秋に再び開花する。こぼれダネで殖えるので、間引くなどして制限することも必要。3月に株分けをする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける 花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37739192&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:のムラサキツユクサ(紫露草) 2011年6月18日(水)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%A6%E3%82%AF%E3%82%B5%E5%B1%9E [ムラサキツユクサ(Wikipedia)]

http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/murasakitsuyukusa.html [ムラサキツユクサ(ツユクサ科)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/MurasakiTuyukusa.html [ムラサキツユクサ(紫露草)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/ooMurasakiTuyukusa.html [オオムラサキツユクサ(大紫露草)]

http://www.hana300.com/muratu.html [紫露草(ムラサキツユクサ)]

http://yasashi.info/tu_00003.htm [ツユクサ(ムラサキツユクサ)とは:ヤサシイエンゲイ]


一関市大東町摺沢のバラ(薔薇)’ラヴィーニア(Lawinia)’ 2013年6月20日(木)

2013年06月29日 | 植物図鑑

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2013年6月20日(木、一関市大東町摺沢の県道19号線と国道343号線と国道456号線が交わる「石倉交差点」のすぐ傍にある民家が沢山の各色のバラの花で囲まれたようになっていました。すぐ傍にある「スーパー神文(カンブン)」の駐車場に車を駐めて沢山写真を撮ってきました。

始めから3つと終わりから5つほどのバラ(薔薇)は「ラヴィーニア(Lawinia)」という品種ではないかと思いますが、濃紅橙色で半八重カップ咲きの花を今を盛りと沢山咲かせていました。

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バラ(薔薇) ’ラヴィーニア(Lawinia)’ バラ科 バラ属 Rose 'Tanklewi'(=Lavinia

LCI(ラージフラワード・クライマー Large Flowered Climber)、2(開花習性).四季咲き、3(花径).10㎝、4(樹高×葉張り).3.0m、5(作出年).1980年、(作出者)Tantau,M.、(作出国)ドイツ。

花色は桃色からサーモンピンクで半剣弁カップ咲き。花茎が長く立ち上がって咲くが、花がやや俯(うつむ)き、優美な表情を見せる。四季咲きで春から晩秋までよく開花する強健種。香りはかすか。葉は美しい照り葉。花茎が長くなるのでフェンスやスクリーンによく合う。短く切り詰めても花が咲くので、寒冷地にも適する。[NHK出版発行「別冊NHK趣味の園芸・バラ大百科」より]