2015年3月30日(月)、一関市大東町摺沢のJR大船渡線の線路脇の斜面に白い花をつけたヒメオドリコソウ(姫踊子草)が群生していました。場所は佐藤歯科医院のすぐ近くでした。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草) シソ科 ラミウム(オドリコソウ)属 Lamium purpureum
ヨーロッパ原産の2年草。明治時代の中頃、東京で最初に気づかれた。東アジア、北アメリカにも帰化している。繁殖力が強く、畑や道ばた、空き地などでよく目につく。高さ10~25㎝になる。葉は対生し、長さ15~30㎜の丸みのある卵形で、縁に鈍い鋸歯があり、網目状の脈が目立つ。茎の上部の葉は密集してつき、赤紫色を帯びる。4~5月、上部の葉のつけ根にピンク(白花踊り子草は白色)の小さな唇形花をつける。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草) シソ科 ラミウム(オドリコソウ)属 Lamium purpureum J. 英名:red deadnettle
ヨーロッパ原産で世界中に広く帰化している越年生草本。茎は下部で分岐して立ち上がり高さ約30㎝、4稜があって下向きに短毛を布く。葉は対生し、心臓形で縁に鋸歯を有し、縮緬状。下部のものは長い柄をもち、上部のものはほとんど無柄。近接してつき、花時には紫色になる。花は長さ約1㎝の唇形、紅紫色で稀に白色。茎の上部の葉腋に数個ずつつく。明治年間の中期、1893年に東京で見い出された。現在では全国にごく普通に見られるようになった。冬作畑でしばしば雑草となる。[全国農村教育協会発行「日本帰化植物写真図鑑」より]