peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区のヒメハギ(姫萩)

2010年05月31日 | 植物図鑑

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2010年5月30日(日)、大師山森林公園(奥州市水沢区黒石字長根小田地内)に行きました。「若人の道(Ⅰ)」を通って、バンガローのあるキャンプ場に着いたら、芝生状の草原で、小さなヒメハギ(姫萩)が花を咲かせていました。この場所にはトイレがあるので、どうしても立ち寄りたくなります。

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ヒメハギ(姫萩) ヒメハギ科 ヒメハギ属 Polygala japonica

全体に小さく、花の色や形がハギ(萩)の仲間を思わせるのでこの名がある。山野の日当たりのよい所に生える常緑の多年草。茎は細くてかたく、横に這って伸びる。葉は互生し、長楕円形で、花期には長さ1㎝ほど、のちに長さ2.5㎝ほどになる。花期は4~7月。萼片は紅紫色で花弁と同じように見え、5個のうち左右の2個が特に大きい。花弁は筒状で、先端の房(フリンジ)のような付属体が目立つ。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より


奥州市水沢区のアオダモ/コバノトネリコ

2010年05月31日 | 植物図鑑

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2010年5月30日(日)、大師山森林公園(奥州市水沢区黒石字長根小田地内)に行ってきました。大師山荘の前を通り、「若人の道(Ⅰ)」をバンガローのあるキャンプ場の方へ。さらに展望広場のある大師山頂上(標高244m)に着きました。頂上の崖の上に生えたアオダモ/コバノトネリコが白い花を咲かせていました。眼下に北上川が見えました。帰路は「大師の道・男坂」~「さえずりの道」と歩きましたが、駐車場までは600mほどでした。

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アオダモ モクセイ科 トネリコ属 Fraxinus lanuginosa f.serrata

コバノトネリコとも呼ばれる。山地に生える落葉小高木。高さは5~15mになり、全体にほとんど毛がない。樹皮は灰褐色で滑らか。葉は長さ10~20㎝の奇数羽状複葉で対生する。小葉は1~3対あり、長さ5~10㎝の長卵形で、縁には細かい鋸歯がある。花期は4~5月。枝先や葉のつけ根に白い小さな花が多数集まってつく。雌雄別株。材は強靭で、野球のバットの材料として知られている。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」


奥州市水沢区のホオノキ(朴の木)

2010年05月31日 | 植物図鑑

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2010年5月30日(日)、大師山森林公園(奥州市水沢区黒石字長根小田地内)に行きました。朝から天気がよく、森林浴をしながら散策路を歩いて、いい汗をかくことができました。大師山山荘から「若人の道(Ⅰ))」を歩いていたら、大きなホオノキ(朴の木)が、花を咲かせていました。

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ホオノキ(朴の木) モクレン科 モクレン(マグノリア)属 Magnolia obovata

山地に生える落葉高木。公園や庭などにもよく植えられている。葉は朴葉味噌に利用され、材の用途も広い。高さは普通15~20m、大きいものは30mほどになる。樹皮は灰色~灰白色で滑らか。葉は枝先に集まってつき、長さ20~40㎝、幅12~25㎝の倒卵状楕円形で、やや厚くてかたく、裏面は白っぽい。花期は5~6月。枝先に直径15㎝ほどの大きな香りのよい花を開く。花弁は6~9個。果実は長さ10~15㎝の長楕円形。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/d664a44ab2cc4b927ddd24d8f035901b [peaの植物図鑑:ホオノキ(朴の木)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/a0b4c450d33e57192b33d9c5a799372d [peaの植物図鑑:ホオノキ(朴の木)の果実]


奥州市水沢区のタニウツギ(谷空木)/ベニウツギ(紅空木)

2010年05月31日 | 植物図鑑

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2010年5月30日(日)、朝から天気がよかったので、大師山森林公園(奥州市水沢区黒石字長根小田地内)に行ってきました。トイレのある駐車場に車と妻を置いて、大師森山頂(標高244m)まで歩きました。「大師山森林公園案内図」がある付近に植えられたタニウツギ(谷空木)/ベニウツギ(紅空木)が花を咲かせ始めていました。縦横に整備されている散策路の至る所にこの花が咲いていました。

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タニウツギ(谷空木) スイカズラ科 タニウツギ属 Weigela hortensis

主に日本海側の日当たりのよい山野に生えている落葉低木。昔から人々と深いかかわりがあり、100を超える地方名がある。飢饉の時には若葉を食用にしたとのこと。公園や庭園にも観賞用として植えられている。下部からよく分枝して株立ちになり、高さ2~5mになる。本年枝は紫褐色を帯び、皮目が多い。枝先は枯れやすく、はじめは毛が散生するが、のちに無毛となる。古い枝の樹皮は灰褐色で、縦に薄く裂けて剥がれ落ちる。髄は白色。葉は対生し、長さ4~11㎝の楕円形または卵状楕円形。先端は鋭く尖り、基部は広いくさび形または円形で、縁に細かい鋸歯がある。表面には短い毛がまばらにある。裏面は全体に白い毛が密生して白っぽく見えるが、主脈上はほとんど無毛という特徴がある。

5~7月、本年枝の先端や葉腋から散房花序を出して、淡紅色または紅色の花を2~3個ずつつける。花冠は長さ2.5~3.5㎝の漏斗形で、筒部は短く、先は5裂する。雄しべは5個。花糸は花冠の半ばまで合着し、下部には毛がある。雌しべは1個。花柱は花糸よりやや長く、先端に円盤状の柱頭がある。子房は長さ約8mmで毛がある。萼は5全裂し、萼片は長さ約5mmの線形。

果実は蒴果で長さ約2㎝の円柱状。成熟すると先端が2裂して、細かい種子を多数出す。種子は直径約2mmの長楕円形で縁に翼がある。

時に白花のものがあり、シロバナタニウツギ(白花谷空木)またはシロバナウツギ(白花空木)f.albifloraという。用途:庭木、公園樹。分布:北海道(西部)、本州(主に日本海側)[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市東山町のミツバウツギ(三葉空木)/ウノハナ(卯の花)

2010年05月31日 | 植物図鑑

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2010年5月30日(日)、朝から天気が良いので、奥州市水沢区黒石の大師山森林公園に行ってきました。国道343号線の一関市東山町田河津(たこうず)字夏山地区あたりの道路脇に生えているミツバウツギ(三葉空木)/ウノハナ(卯の花)が、花を沢山咲かせはじめていました。

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ウツギ(空木) ユキノシタ科 ウツギ属 Deutzia crenata

ウノハナ(卯の花)の名でも広く親しまれている。枝を折ってみると、中心が中空なので、空木の名がついた。山野の道ばたや伐採地など、日当たりのよい所に生える落葉低木。生け垣や庭木としてもよく利用されている。昔は畑の境界に植えられることが多かった。根もとからよく枝分かれして、高さ2~3mになる。樹皮は灰褐色で、短冊状に剥がれる。葉は対生し、長さ4~10㎝の卵形または広披針形で、両面に細かい星状毛があり、さわるとザラザラする。

花期は5~7月。枝先に白い鐘形の花が多数群がってつく。花は直径1.5㎝ほどで、花弁は5個。花柄や花弁の外側、蕚などには星状毛が多い。雄しべは10個。果実は直径5mmほどの球形で、熟すと3~4つに割れる。花が八重咲きのものもあり、その中で、外側の花弁が淡紅色のものをサラサウツギ(更紗空木)と呼んでいる。葉に淡緑色の斑が入る園芸品種もある。材はやや堅く、楊枝(ようじ)や木釘などに利用される。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]