岩手県立花きセンターの「研修温室」に「トックリラン Beaucarnea recurvata LEM. リュウゼツラン科 原産地:メキシコ東南部」と名札に書かれた植物がありました。
トックリラン/ポニーテールリュウゼツラン科 トックリラン属
Beaucarnea recurvata(旧属:Nolina tuberculata)
リュウゼツラン科(Agavaceae)トックリラン属は、テキサスとメキシコの乾燥地に約6種が自生している。雌雄別株または雑性異株で、茎は高くなり、通常その基部は大きく肥大する高木状の植物。
葉は長い線形で堅く、全縁またはざらざらした縁がある。旧属名のNolina(ノリナ)で呼ばれることもある。葉は肉厚で堅く、やや凹み気味で、全体がそり返る。
葉縁はほぼ平滑。生育は遅い。商品名「ポニーテール」で出回っている。
ポニーテール(Ponytail)とは、髪を後頭部の高い位置で1つにまとめ、垂らした髪型であり、主に女性向けの髪型。毛先がポニー(小型の馬)の尻尾のように垂れていることから付いたもので、「トックリラン」の場合も、葉の出方がこの髪型によく似たものがあり、「ポニーテール」の別名で呼ばれている。
「トックリヤシ」は、メキシコ東南部(アメリカサバナ気候区)原生。高さ10m、葉は長さ2m、幅2cmになる。鉢栽培でも高さ2mぐらいになる。