peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市花泉町のベゴニア館 木立性ベゴニア(1) フォリオサ

2010年03月31日 | 植物図鑑

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2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松の「花と泉の公園」のベゴニア館「れいなdeふろーれす」の観賞温室内に木立性ベゴニア・フォリオサが展示されていました。

フォリオサ シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属 Begonia foliosa

コロンビア、ベネズエラ原産で、よく分枝して垂れ下がるので吊り鉢仕立てに向く。葉が非常に小さくコバノシダレベゴニアの名がある。英名はFern begonia。

foliosa Humb.Bonpl.&Kunth フォリオーサ 木立性ベゴニア Erect Stemmed Begonia 叢生型。コロンビアColombia、ベネズエラ Venezuela、エクアドルEcuador原産。フンボルド ボンプランドvon Humboldt Bonpland(発見者、育成者)、1825年(発見年、発表年)。葉形:楕円形。花色:白弁、外帯桃。丈50cm前後の下垂性。小型羽状複葉。根詰まりで葉が黄変落葉し易い。吊り鉢向き。

[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&誠文堂新光社発行・日本ベゴニア協会編「ベゴニア百科」より]


ストレプトカーパス・サクソルム

2010年03月29日 | 植物図鑑

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2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松の「花と泉の公園」で、3/20、園内のベゴニア館「れいなdeふろーれす」の開館10周年を記念したイベントが始まりました。観賞温室内に展示された約350種、5000株のベゴニアのほか、ストレプトカーパスなどの草花も展示されていました。画像のものは、ストレプトカーパス・サクソルムと呼ばれるもの。

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ストレプトカーパス・サクソルム イワタバコ科 ストレプトカーパス属 Streptocarpus soxorum

属名は「ねじれた果実」の意で、蒴果は螺旋状にねじれ、熟すと裂ける。多くは非耐寒性多年草だが一巡植物もある。普通、葉はロゼット状だが、茎の立つ種類はストレプトカルペラ亜属に分類される。アフリカ、マダガスカル、アジアに132種がある。

ストレプトカーパスには、ロゼット状(地際から出た葉が地面に接して放射状に広がったもの)に広げた葉の中から花茎を伸ばして赤や紫、白、ピンク色の花を横向きにつけるタイプ(ロゼットタイプ)。茎が発達して立ち上がり、卵形の葉の腋から長い花茎を伸ばして可憐な花をつけるタイプ(有茎タイプ)、大きな葉を1枚だけつけウシノシタと呼ばれるものなどがある。別名:ケーププリムローズ。

サクソルム S.saxorumはケニア、タンザニア原産で、茎は分枝して立ち上がり、葉は多肉質。斑入り品種もあるが、アルビノになったり緑葉に戻ったりする。吊り鉢に向く。花期:4~10月。管理:室内の窓辺でレースのカーテン越しの日に当て、夏は戸外の涼しい半日陰に移す。葉にかけないよう水は株元に与える。冬は室内で5℃以上に保つ。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」ほかより]


ストレプトカーパス

2010年03月28日 | 植物図鑑

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2010年3月21日(日)、一関市花泉町老松の「花と泉の公園」で、3/20、園内のベゴニア館「れいなdeふろーれんす」の開館10周年を記念したイベントが始まりました。観賞温室内には各種ベゴニアが沢山展示されていましたが、その他の草花もわずかながら展示されていました。

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イワタバコ科 ストレプトカーパス属 Streptcarpus:アフリカ、マダガスカル、アジアに約130種が分布する一年草または多年草で、まれに低木になる。

ストレプトカーパス Streptocarpus.茎は直立または匍匐し、葉は対生、輪生、根出する。子葉が大きく発達した1葉をつけるものもある。花は腋生で集散花序をなし、1~数花をつける。花冠は管状または漏斗状で先端が円形に5裂する。果実は長い蒴果を形成し、成熟するとねじれて種子を飛散させる。園芸品種はヨーロッパで古くから種間交雑が進められ、多くの系統と品種がつくられた。最近ではオランダで放射線のX線を利用して、新しい草姿や花色をもつ品種も発表されている。大輪赤紫花、中輪では青紫、濃桃、桃、白、小輪青紫などの品種がある。

主な品種としては、大輪赤紫花の’ローヤルティー’cv.Royalty、中輪青紫花の’コンスタント・ニンフ’cv.Constant Nymph、中輪白花の’ホワイト・コンスタント・ニンフ’cv.White Constant Nymph、小輪青紫花の’ミニ・ニンフ’cv.Mini Nymph、中輪濃桃花の’ベルマ’cv.Velma、中輪桃花の’ティナ’cv.Tina、’ワンダー・ブルー’cv.Wonder Blue、’スプレンデッド’cv.Splendedなどがある。栽培:繁殖は品種によって異なり、種子、葉挿しが行われる。花期:施設内では、周年開花する。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


岩手洋らん展 デンドロビウム(4)

2010年03月27日 | 植物図鑑

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(上)デンドロビウム スプリングバード

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(上)デンドロビウム セカンドラブ’トキメキ’Den.Second Love 'Tokimeki'

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(上)デンドロビウム スプリングポエジー’フェニックス’

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(上)デンドロビウム (不明)

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(上)デンドロビウム イセ × ヘルコグロッサム Den.Ise × her

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(上2つ)デンドロビウム スプリングバード

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(上2つ)デンドロビウム セカンドラブ’トキメキ’ Den.Second Love 'Tokimeki'

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(上2つ)デンドロビウム スプリングポエジー’フェニックス’

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(上2つ)デンドロビウム (不明)  

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(上2つ)デンドロビウム イセ × ヘルコグロッサム 

デンドロビウム属 Dendrobium (Den.)

東南アジアを中心に、北は日本から南はニュー・ジーランドまで、西はインド西部から東はポリネシアまで地理的に広く分布しており、約1000種が記載されている大きな属で、日本には3種が自生する。本属の種は、茎は毎年、新しい茎が古い茎の基部から生じ、多肉で円柱状のものや肥大化して球茎をつくるもの、針金状のものなど様々で、葉も草質のものや革質のもの、多肉のものなど極めて多形であり、葉の付け根に葉鞘をもつものともたないものがある。

花茎は頂生または側生し、多くは総状に、まれに房状に花をつける。花は1ないし多数で、花弁と萼片はほぼ同形で、唇弁と側萼片の基部が蕊柱の基部と合着し、メンタムと呼ばれる距状の膨らみを形成している。花粉塊は蠟(ろう)質で4個あり、粘着体をもたない。

多くは着生で、まれに地生する多年草で、生育場所も熱帯の低地から、高所生育のものなど生態的にも多様である。このため、Schlevhterの葉鞘の有無と茎の肥厚様式、花の形態による4亜種属41節に分ける方法が支持されている。属名はギリシャ語のdendron(木)とbios(生活)に由来し、樹上に着生することによる。

交配種については様々な組み合わせが見られるが、本書ではノビレnobileを基本種とするノビル系とファレノプシスphalaenopsisを基本種とするデンファレ系、フォルモスムformosumを基本種とするフォルモスム系、そのいずれにも属さない特殊交配系の4つに分けて紹介することとしたい。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]