peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「柴宿団地」のマユミ(真弓)の赤い実 2013年10月29日(火)

2013年10月30日 | 植物図鑑

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2313年10月29日(火)、一関市東山町の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地内の民家の庭に植栽されているマユミ(マユミ)の果実が割れて、中から朱赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出していました。

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マユミ(真弓) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus sieboldianus

昔、この材で弓をつくったのでこの名がある。材は白く、緻密で狂いが少ない。山野に生える落葉低木~高木。高さは普通3~5m、大きいものは15mに達する。樹皮は灰白色で、老木になると縦に少し裂ける。若枝は緑色で白い筋のあるものが多い。葉は長さ5~15㎝の楕円形または倒卵状楕円形で先は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。裏面は淡緑色で、脈が目立つ。

5~6月、前年枝の基部から長さ3~6㎝の柄のある集散花序を出し、直径約8~10㎜の淡緑色の花を疎らに開く。雌雄別株。花弁と萼片は4個。雄しべは4個あり、雄花では花糸が長く、雌花では短い。葯は黒紫色~暗紫色。

蒴果は長さ、幅とも8~10㎜の四角形で、淡紅色に熟して4つに深く裂けると、赤い仮種皮に包まれた種子が現れる。マユミの実はかなり遅くまで残り、冬枯れの山でよく目立つ。特に、雪をかぶった赤い実は風情がある。弓をつくるのに使われたように、枝はよくしなう。

葉が両面とも無毛のものをカンサイマユミ、裏面の脈上に毛状突起や毛があるものをカントウマユミ(ユモトマユミ)として区別することもある。用途:庭木、公園樹、盆栽、小箱、玩具、櫛。分布:北海道、本州、四国、九州(屋久島まで)、南千島、サハリン、朝鮮南部、中国。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38666912&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市真柴のマユミ(真弓)の実]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38588046&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のマユミ(真弓)の赤い実]


一関市街地のナツメ(棗)の実&映画「野菊の墓」 2013年10月29日(火)

2013年10月29日 | 映画鑑賞

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2013年10月29日(火)、「復興支援無料映画上映会」が、一関シネプラザ(一関市磐井町2-13)で開催されたので見に行ってきました。この日上映される映画は、14:00時から「野菊の墓」、18:30時から「麻雀放浪記」で、私は「野菊の墓」を観ました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E8%8F%8A%E3%81%AE%E5%A2%93_(%E6%98%A0%E7%94%BB) [野菊の墓(映画):Wikipedia]

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 無料であることと、この映画を作った監督が来場するということで、混雑を予想して50分も前に行きましたが、座席の3分の1も埋まっていない感じで残念に思いました。

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私が20代のことですから50年以上も前のことですが、伊藤佐千夫の同名の小説を映画化した木下恵介監督作品「野菊の如き君なりき」(1955年)を観て感動したことを思い出しながら観ました。脚本も俳優も違うのですが、松竹映画の木下作品と同じように感動させられました。民子役の松田聖子ちゃんも初々しくてとても素晴らしいと思いました。「1981年/上映時間91分。松田聖子の映画デビュー作であり、名匠澤井信一郎の監督デビュー作でもある。」とのことです。

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木下恵介監督作品では、主人公・斎藤政夫(笠智衆)の回想で、母親役の杉村春子がとても素晴らしかったことが思い出されました。若い頃の政夫役と民子役は新人で、その後映画には出ていないのではないでしょうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E8%8F%8A%E3%81%AE%E5%A2%93 [野菊の墓(Wikipedia)]

この映画が終わった後(15:40時頃から30分ほど)「特別ゲスト澤井信一郎監督×崔洋一監督のスペシャル・トークショウ」がありました。

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(上)世嬉の一酒造から地主町通りに出る道路沿いにある民家のナツメ(棗)が、茶色に熟した果実を沢山つけていました。

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ナツメ(棗) クロウメモドキ科 ナツメ(ジジフス)属 Ziziphus jujuba.var.inermis

中国北部原産の落葉小高木。中国では重要な果樹の一つだが、日本では果樹としては普及しなかった。高さは普通3~5m、大きいものは10mにもなる。枝には托葉が変形した刺がある。葉は単葉で互生し、長さ2~5㎝の楕円形または卵状楕円形で光沢があり、3本の脈が目立つ。葉縁には細鋸歯がある。

6月頃、葉のつけ根に黄緑色の小さな花が数個ずつつく。花弁、雄しべ、萼片はともに5個。雌しべは1個。花弁は萼片より小形。果実は長さ2~3㎝の楕円形の液果で、秋に黄褐色~暗赤色に熟す。生で食べたり、乾燥して菓子用にするほか、薬用にも利用される。果期:9~10月。

母種のサネブトナツメには托葉の変化した刺が多い。和名の「ナツメ」は、芽が出るのが初夏なので「夏芽」に由来する。「棗」は中国名。

栽培:繁殖は実生、株分け、根挿し、接木。日当たりの良い乾燥地に適する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41345519&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:紫波郡紫波町彦部のナツメ(棗)の熟した実 2012年11月11日(日)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35656071&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:宮城県白石城のナツメ(棗)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32391697&blog_id=82331[peaの植物図鑑:秋田県横手市のナツメ(棗/夏芽)]


岩手県立花きセンターのオドントネマ・ストリクツム/ベニツツバナ(紅筒花) 2013年10月26日(土)

2013年10月29日 | 植物図鑑

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2013年10月26日(土)、岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。本館(管理棟)の前庭で岩手県立農業大学校の「農大祭」が行われていましたが、時間がないので、そちらは見ないで「花の館」温室内だけ見て帰ってきました。

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(上)花きセンターのホームページの「花みごろ(2013年10月17日更新)」に掲載されている情報がプリントアウトして掲示されていました。オドントネマ・ストリクツム(キツネノマゴ科):夏の終わりから冬にかけて咲く花です。花期が長いのが特徴で、鮮赤色の花が緑に映えてとても鮮やかです。

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花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。亜熱帯温室に植えられているオドントネマ・ストリクツム/ベニツツバナ(紅筒花)が、鮮赤色の花を沢山咲かせていました。

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オドントネマ・ストリクツム キツネノマゴ科 オドントネマ(ツツサンゴバナ)属 Odontonema strictum

英名:Firespike、和名:ベニツツバナ(紅筒花)。メキシコから中央アメリカ原産の多年草。林の中や林縁に生え、高さは2m以上にもなるので、木と間違えてしまいそうな植物です。茎は堅くて まばらに分枝し、長楕円形の葉は濃い緑色で艶があり対生する。 夏の終わりから冬にかけて、枝先や葉腋に円錐花序をつけ、鮮やかな赤 色の管状花を沢山咲かせる。繁殖力が旺盛で、日本でも種子島などでは野生化しているとのこと。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Odontonema-strictum.html [オドントネマ・ストリクツム]

http://www.botanic.jp/plants-aa/odostr.htm[shu(^^)Homepage,オドントネマ・ストリクツム]

http://www.weblio.jp/content/%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8D%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%84%E3%83%A0 [オドントネマ・ストリクツムとは:植物図鑑 Weblio辞書]

http://www.t-webcity.com/~plantdan/mokuhon/syousai/agyou/o/odonntonemasutorikutumu.html 「GKZ植物事典:オドントネマ・ストリクツム]

 


岩手県立花きセンターのペンタス・ランセオラタ/クササンタンカ(草山丹花) 2013年10月26日(土)

2013年10月29日 | 植物図鑑

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2013年10月26日(土)、岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。本館(管理棟)の前庭で岩手県立農業大学校の「農大祭」が行われていましたが、時間がないので、そちらは見ないで「花の館」温室内だけ見て帰ってきました。

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(上)「花の館温室」を入ってすぐの所に、花きセンターのホームページに掲載されている「花みごろ(2013年10月17日現在)」が掲示されていました。

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花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。亜熱帯温室の通路西側に植えられているペンタス・ランセオラタ/クササンタンカ(草山丹花)が、淡ピンク色で星形の花を咲かせていました。

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アカネ科 ペンタス属 Pentas:熱帯アフリカ、マダガスカル、アラビアなどに約30~50種が分布する。

ペンタス・ランセオラタ アカネ科 ペンタス属 Pentas lanceolata

ペンタス・ランケオラタとも表記される。南アフリカからアラビア半島原産で、クササンタンカ(草山丹花)の和名がある。多くの交配品種が育成され栽培されている。葉は楕円形、披針形で光沢がある。花は長い筒をもち花冠は5裂する。花色は紅、桃、ラベンダー、白などで多くの星形の花を散房花序につける。熱帯地では庭園に普通に栽培されるが、寒地では切花や鉢物として温室で栽培される。

園芸品種’ニュー・ルック’cv.New Lookなどがある。矮性品種もある。栽培:5~6℃で越冬する。繁殖は挿し木または実生。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38964914&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:ペンタス・ランセオラタ/クササンタンカ(草山丹花)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/c66ccf709870b42490b548f0707aa02d [peaの植物図鑑:ペンタス・ランセオラタ/クササンタンカ(草山丹花)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20090909 [peaの植物図鑑:ペンタス/クササンタンカ(草山丹花)]

http://divingcat.net/hanahana/ka-ko/ku/pentas.html [クササンタンカ]

http://sceneway.blog.so-net.ne.jp/tag/articles/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB [クササンタンカ:深圳・香港 夢時間:So-net blog]

http://t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/ka-gyou/ku/kusasanntannka/kusasanntannka.html [GKZ植物事典・團伊玖磨植物事典・クササンタンカ]

http://hamano.pro.tok2.com/A-z/Ha_G/he/pentasu/pentasu.htm [ペンタス/クササンタンカ(草山丹花)]


岩手県立花きセンターのランタナ/シチヘンゲ(七変化) 2013年10月26日(土)

2013年10月29日 | 植物図鑑

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2013年10月26日(土)、岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。本館(管理棟)の前庭で岩手県立農業大学校の「農大祭」が行われていましたが、時間がないので、そちらは見ないで「花の館」温室内だけ見て帰ってきました。

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(上)花きセンターの本館(管理棟)の近くにある「研修温室」。一般に公開しているのですが、先日見学したばかりだったのでこの日は割愛しました。

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(下)「花の館温室」を入って直ぐの所に、花きセンターのホームページにある「花みごろ(2013年10月17日更新)」の情報が、プリントアウトして掲示されていました。ランタナ(クマツヅラ科):花色が変化するのが特徴で、その様子からシチヘンゲ(七変化)の別名も。

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花きセンターの東側にある花の館温室は、「南緯40度温室」、「亜熱帯温室」、「北緯40度温室」の3つに分かれており、沖縄から贈られた亜熱帯性の植物が植えられています。亜熱帯温室に植えられているランタナ/シチヘンゲ(七変化)が、同じ株に様々な色の花を咲かせていました。

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クマツヅラ科 ランタナ(コウオウカ)属 Lantana:熱帯、亜熱帯アメリカを主として全世界に約150種がある。有刺または無刺の小低木または多年草で、半つる性もある。小型の花を観賞する。

ランタナ・カマラ クマツヅラ科 ランタナ(コウオウカ)属 Lantana camara

和名:コウオウカ(紅黄花)、シチヘンゲ(七変化)。熱帯アメリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木。枝は密に分枝し、黄橙、赤、緋紅色などの小さな花が花笠状に集まって咲く。高さ1mくらいで、茎には小さい刺がある。葉は対生し、卵形または卵状長楕円形で、先は尖り鈍鋸歯があり、やや厚い。花径は約1cm。中心の花色と外側の花色の異なるのは花の新旧による。日光と温度さえあれば次々と咲く。熟した果実は少し甘味があり、食用になる。繁殖は挿し木または実生により容易に殖やせる。花全体が白い白花品種cv.'Hybrida’もある。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&下記Webサイトより]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38922021&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのランタナ/コウオウカ(紅黄花)/シチヘンゲ(七変化) 2011年11月18日(金)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32369482&blog_id=82331[peaの植物図鑑:一関市千厩町千厩のランタナ 2009年9月3日(木)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%8A [ランタナ(Wikipedia)]

http://yasashi.info/ra_00001g.htm [ランタナの育て方:ヤサシイエンゲイ]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/lantana.html [ランタナ]

http://www.ashikaga.co.jp/parkdayori/flower/2007/11/post_147.html [アメジストセージ&ランタナ!:パーク便り(花の状況)]

http://hanadiary.blog15.fc2.com/blog-entry-903.html [花日記「今日の花」ランタナの黒い実]