peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

宮城県登米市平筒沼の蝶各種 2018年8月30日(木)

2018年09月05日 | 昆虫

 2018年8月30日(木)、一関市大原市民センター(所長・佐藤義信)主催のバスツアーが実施されました。これは、平成30年度「室蓬カレッジ・歴史専門講座2018」第5回として行われたもので、講座参加者27名と主催者側3名の合わせて30名の参加でした。案内人は第1回の講師を務めた畠山篤雄(文化財調査研究員)氏で、大原の製鉄の歴史などについて講義をされた方です。

 「道の駅・上品の郷(じょうぼんのさと)に立ち寄ってトイレ休憩&お土産買いで15分ほど費やした後、最後の見学場所である平筒沼(びょうどうぬま)農村文化自然学習館(宮城県登米市豊里町久寿田64-1)を見学しました。

 直ぐ裏側にある「平筒沼」とその周辺には、珍しいチョウトンボなどの昆虫が沢山いるそうで、蝶の写真が23点ほど展示されていました。本物を是非見たいと思いました。 

(上)蝶・メスグロヒョウモン:Damora sagana(Doubleday,1847)

和名メスグロヒョウモン雌の特異な色彩にもとづくもので、「雌が黒い豹紋蝶」の意である。

(上)アサマイチモンジ:Ladoga glorifica(Fruhstorfer,1909)

日本固有種で、本州からのみ知られ、四国、九州には産しない。本州では北端の青森県から西南端の山口県まで分布は広いが、一般的にイチモンジチョウよりは少なく、その分布も局地的である場合が多い。和名「アサマイチモンジ」は最初に発見された産地、浅間山に因むもので、”浅間山に産するイチモンジチョウ”の意である。

(上)サトキマダラヒカゲ:Neope goschkevitschii(Menetries,1857)

(上)ヒメアカタテハ:Vanessa cardui(Linnaeus,1758)

色彩斑紋は雄雌同じで、メスはわずかに翅形が幅広いが、翅形による雄雌の判別は熟練を要する。和名「ヒメアカタテハ」は”小型のアカタテハ”の意である。本種はアカタテハとは別属Cynthiaとされることもあるが、敢えて分離するほどの形態差はない。沖縄を含む日本全土に分布は広く、各地に見られる普通種であるが、個体数は必ずしも多くはない。本種はチョウ類中で、最も広い分布を示すものでほとんど全世界に産し、いわゆる汎世界種(cosmopolitanspecies)として知られる。

(上)スミナガシ:Dichorragia nesimachus(Doyere,1840)


キタテハ:Polygonia c-aureum(Linnaeus,1758)

(上)モンキチョウ:Colias erate(Esper,1805)

(上)ツバメシジミチョウ:Everes argiades(Pallas,1771)

ベニシジミチョウ:Lycaena phlaeas(Linnaeus,1761)

(上)スジグロシロチョウ:Pieris melete(Menetries,1857)

(上)ルリシジミ:Celastrina argiolus(Linnaeus,1758)

(上)ヒメウラナミジャノメ:Ypthima multistriata Butler,1883

(上)イチモンジセセリ:Parnara guttata(Bremer & Grey,1852)

 

(上)コミスジチョウ:Neptis sappho(Pallas,1771)

 

(上)ゴマダラチョウ:Hestina japonica(C.& R.Felder,1862)

 

(上)クロアゲハ:Papilio protenor Cramer,1775

(上)ウラギンヒョウモンチョウ:Fabriciana adippe([Denis & Schiffermuller],1775)

 

(上)アカタテハチョウ:Vanessa indica (Herbst,1794)

(上)ベニシジミチョウ:Lycaena phlaeas(Linnaeus,1761)

(上)キアゲハチョウ:Papilio machaon Linnaeus,1758

  [以上の解説は、学習研究社発行「日本産蝶類標準図鑑」より

 

 

 


一関市内のミンミンゼミとアブラゼミ 2015年8/8(土)、7/22(水)

2015年08月12日 | 昆虫

JR大船渡線沿線にある我が家ですが、最近はセミ(蝉)の鳴き声が聞かれなくなりました。未だ早いのか知れませんが、4~5年ほど前まではヒグラシの鳴き声が喧しいほど聞こえたものでした。

8月8日(土)、家の中に居たらミンミンゼミの鳴き声が大きく響いてきました。我が家の玄関前に造った透明な屋根の車庫の中から聞こえてきました。鳴き終わって出て行こうとしたが上手くゆかず屋根の近くに止まっていました。

2015年7月22日(水)、野山を散策していてもあまりセミ(蝉)の姿を見かけません。この日は、一関市東山町の唐梅館公園(長坂字西本町)のテニスコートがある近くの林でアブラゼミを見かけました。

 ミンミンゼミ セミ科 Robust Cicada:体長3.3㎝。日本全国で見られる。7月の終わりから9月にかけて見られる。特に8月に多い。ケヤキなどの木に止まってミーンミンミンと鳴く。

アブラゼミ セミ科 Large Brown Cicada:体長3.7㎝。日本全国で見られる。7月半ばから9月。ナシやリンゴの木に集まるが、電信柱や家の壁にも止まる。ジーンジリジリと鳴く。[講談社発行「日本の生きもの図鑑」(石戸 忠、今泉忠明:監修)より]