peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「第20回胆沢城あやめ祭り」の花菖蒲・小町娘  2015年6月28日(日)

2015年06月30日 | 植物図鑑

2015年6月28日(日)、「第20回胆沢城あやめ祭り」(胆沢城あやめ祭り実行委員会:主催 [6/27(土)~6/28(日)]を観に行ってきました。朝から雨降りの天気でしたが、天気予報を信じて出かけました。会場の国指定史跡・胆沢城跡に着く頃には雨もやんで日射しもみられました。生憎風が強くて今一でしたが沢山咲いていたハナショウブ(花菖蒲)を1時間ほどかけてじっくりと観てきました。

沢山植栽されていて、名札も付いていなかったので、断言できませんが、小町娘(江戸系)という名だと思われるハナショウブ(花菖蒲)も沢山花を咲かせていました。

 ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensata cv.Komachimusume 江戸系。

 原種はノハナショウブで、江戸時代に品種改良が進められ、多くの園芸品種が生まれた。先ず江戸で改良が始められ、原種に近い単純な江戸系ができた。丈が低く、花も小さなものが主体で、堀切の菖蒲園などに植えられ、江戸市民を喜ばせた。その後、江戸系を親として、熊本でも品種改良が行なわれ、熊本系の品種が生まれた。熊本系は武家によって栽培されたので、その気質にあった、大形で葉先が垂れ、花芯のしっかりした大輪の品種が好まれた。大輪の花は雨に弱いので、鉢作りにして鉢ごと座敷に飾るという鑑賞法も生まれた。また現在の三重県松阪市周辺でも改良が行われ、伊勢系の品種がつくり出された。伊勢系は花びらが垂れ下がるのが特色。風土や習慣、歴史の違いによって、特色のある3つの系統が生み出されたのは興味深い。最近の品種改良では、各系統の交雑が行なわれ、系統を分けることが困難になってしまった。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


「第20回胆沢城あやめ祭り」のハナショウブ(花菖蒲)2015年6月28日(日)

2015年06月29日 | イベント、植物図鑑

 

2015年6月28日(日)、「第20回胆沢城あやめ祭り」(胆沢城あやめ祭り実行委員会:主催 [6/27(土)~6/28(日)]を観に行ってきました。朝から雨降りの天気でしたが、天気予報を信じて出かけました。会場の国指定史跡・胆沢城跡に着く頃には雨もやんで日射しもみられました。生憎風が強くて今一でしたが沢山咲いていたハナショウブ(花菖蒲)を1時間ほどかけてじっくりと観てきました。

 

 

 (上と下12)会場の一角で「胆沢城あやめコンクール」(胆沢城跡を原気にする会)が行われていて、入賞作品などが展示されていました。既に花が萎んでしまったものもありましたが、その素晴らしい出来栄えに感動しました。願わくば品種名も添えていただければと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensata

アヤメ(イリス)属は、北半球の温帯を中心に約300種が分布する。主に根茎または球根をもつ多年草。葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1~数花をつける。

ハナショウブ(花菖蒲)Iris ensata:ノハナショウブ I.ensata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。花形は、外花被のみ大きくなり内花被のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。

主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:6月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より] 


花巻市南部家敷農園「八福どぜう庵」のノリウツギ(糊空木) 2015年6月25日(木)

2015年06月28日 | 植物図鑑

2015年6月25日(木)、第34回東日本バレーボール大学選手権大会(東日本インカレ)が、岩手県花巻市の花巻市総合体育館などを会場にして開催されました。

首都圏に居住し、大学に在学中の孫娘がその女子部の予選に出るというので妻と一緒に応援に行ってきました。会場は花巻市民体育館(花巻市城内)。

初戦は、1回目も2回目も終始リードを保ちながら試合を進めることができて、15:25、17:25で勝ちました。

次の試合まで大分時間があるというので、大分離れている南部家敷農園「八福どぜう庵」(花巻市高松20地割160番地)までマイカーで行って昼食をとり、ゆり園を散策してきました。散策路沿いに植栽されているノリウツギ(糊空木)が花を咲かせ始めていました。

http://www.nanbuyashiki.jp/dozeu/dozeu.html [南部家敷農園どぜう村「八福どぜう庵」南部家敷]

 ノリウツギ(糊空木)アジサイ科 アジサイ(ハイドランジア)属 Hydrangea paniculata

樹皮からとった粘液を紙漉きのときの糊料にしたのでこの名がある。「サビタ」の名でも知られている。山野の日当たりのよい所に生える落葉低木。高さは2~4m。葉は対生し、長さ5~15㎝の卵状楕円形で、先は尖る。花期は7~8月。花は円錐状につくのが特徴で、小さな両性花多数と白い装飾花をつける。装飾花には花弁状の萼片が4個ある。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より] 


花巻市南部家敷農園「八福どぜう庵」のエゾスカシユリ(蝦夷透かし百合) 2015年6月25日(木)

2015年06月27日 | 植物図鑑

 2015年6月25日(木)、第34回東日本バレーボール大学選手権大会(東日本インカレ)が、岩手県花巻市の花巻市総合体育館などを会場にして開催されました。

首都圏に居住し、大学に在学中の孫娘がその女子部の予選に出るというので妻と一緒に応援に行ってきました。会場は花巻市民体育館(花巻市城内)。

初戦は、1回目も2回目も終始リードを保ちながら試合を進めることができて、15:25、17:25で勝ちました。

次の試合まで大分時間があるというので、大分離れている南部家敷農園「八福どぜう庵」(花巻市高松20地割160番地)までマイカーで行って昼食をとり、ゆり園を散策してきました。どぜう庵の出入り口の所に鉢植えのエゾスカシユリ(蝦夷透かし百合)と思われる百合が花を沢山咲かせていました。

http://www.nanbuyashiki.jp/dozeu/dozeu.html [南部家敷農園どぜう村「八福どぜう庵」南部家敷]

午後4:30時頃会場に戻ってみたら、孫娘の試合は終わっていました。「勝った」というのでまた明日も応援に来ることにして帰途につきました。

 


花巻市城内のキササゲ(木大角豆)&東日本インカレ(女子)予選を観る! 2015年6月25日(木)

2015年06月27日 | イベント、植物図鑑

2015年6月25日(木)、第34回東日本バレーボール大学選手権大会(東日本インカレ)が、岩手県花巻市の花巻市総合体育館などを会場にして開催されました。

首都圏に居住し、大学に在学中の孫娘がその女子部の予選に出るというので妻と一緒に応援に行ってきました。会場は花巻市民体育館(花巻市城内)。

試合まで大分時間があるというので、花巻城跡である花巻小学校や花巻幼稚園周辺を散策しました。花巻幼稚園の園庭に植栽されている大きなキササゲ(木大角豆)の木が、内側に暗紫色の斑点がある淡黄色の花を沢山咲かせていました。

初戦は、1回目も2回目も終始リードを保ちながら試合を進めることができて、15:25、17:25で勝ちました。 

 キササゲ(木大角豆)ノウゼンカズラ科 キササゲ属 Catalpa ovata

中国原産の落葉高木。古くから薬用や観賞用に植えられ、野生化もしている。高さは5~15m。葉は対生し、長さ10~25㎝のほぼ広卵形。6~7月、枝先に淡黄色の花を円錐状につける。花は長さ約2㎝の漏斗形で、内側に暗紫色の斑点があり、縁は縮れる。長さ30㎝ほどの果実はササゲに似ていて、利尿剤に使われる。北アメリカ原産のアメリカキササゲC.bignonioidesは、花が白色で内側の斑点は紫色。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]