peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

胆沢郡金ケ崎町の多肉植物・イワレンゲ(岩蓮華) 2016年10月30日(土)

2016年10月31日 | 植物図鑑

2016年10月30日(日)胆沢郡金ケ崎町の金ケ崎図書館前の広い道路を挟んだ向かい側の民家の花畑に植栽されている多肉植物イワレンゲ(岩蓮華)と思われる植物がを沢山付けていました。 

多肉植物・イワレンゲ(岩蓮華)ベンケイソウ科 キリンソウ属 Sedum iwarenge

日当りの良い岩場などに生える多年草。葉がびっしりと重なっている姿を蓮の花に見立ててこの名がある。かつては屋根の上などにも見られた。形が面白いので、古くから栽培されている。葉は肉厚で、粉をふいたように青白く、長さは4~6㎝。花期9~10月。葉の間から高さ10~20㎝の花茎が伸び、白い小さな花がびっしりとつく。葯は黄色。分布:本州(関東地方以西)、九州(北部)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」には、イワレンゲ(オロスタキス)属 Orostachys と記載されている。

ウラル山脈以東のシベリアから中国、日本にかけて10種が分布する。一捻性の多肉植物で開花すると枯れる。葉を密生しロゼット状を呈する。花序は中央の軸上から出て、密な円錐または総状につき、葉状の苞がある。花は両性、5数性で短日性。

イワレンゲ(岩蓮華)Orostachys iwarenge

関東地方以西の本州と九州の日当たりのよい岩や屋根上に見られたが、現在はほとんど見られない。ロゼットの径は約10㎝、花径は高さ10~20㎝。花は径1㎝で白色、葯は黄色。変種にコモチレンゲvar.boehmeri、園芸品種に’富士’cv.Fuji がある。花期:9~10月。栽培:子株は親株に蕾がつくまでに必ず切り離す。

 


金ケ崎図書館前のモチノキ( の木) 2016年10月30日(日)

2016年10月31日 | 植物図鑑

 

2016年10月30日(日)、胆沢郡金ケ崎町金ケ崎図書館に行きました。図書館前の広い道路の街路樹として植栽されているモチノキ(モチの木)が、真っ赤に熟した果実を沢山付けていました。

 モチノキ(モチの木)モチノキ科 モチノキ属 Ilex integra

樹皮から良質の鳥もちが採れるのでこの名がある。暖地の海に近い山地に生える常緑高木。庭や公園などにも植えられている。高さは10~20mになづ。葉は互生し、長さ5~8㎝の楕円形で厚くて光沢がある。4月頃、葉のつけ根に黄緑色の小さな花をつける。花は直径約7㎜。雌雄別株。果実直径1㎝ほどの球形で、秋に赤く熟す。真っ赤に色づく実は秋から冬の野鳥の貴重な食べもの。果実黄色に熟すものもある。分布:本州(宮城・山形県以西)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


第8回金ケ崎町民劇場「風の旅人」を観る! 2016年10月30日(日)

2016年10月31日 | 映画、演劇、民俗芸能

2016年10月30日(日)、胆沢郡金ケ崎町中央生涯教育センターで、金ケ崎町民劇場実行委員会:主催金ケ崎町民劇団:主管「風の旅人」(2時間)という芝居が上演されたので観に行ってきました。私は、午前の部を見せていただきました。(午前10:00時からと午後2:00時からの2回上演)

「風の旅人」のあらすじ:時は江戸天明年間。一人の男が奥州金ケ崎の地を訪れた。男の名は菅江真澄。頭巾をかぶり腰に風車を挿している。庶民の視点による地誌の作成のため、奥州各戸を旅している。

 農家七郎兵衛宅に宿を借りることになった真澄。一家は彼を温かく迎えるが、七郎兵衛の二男 源次は生来病弱で人と接することを恐れていたが、あるきっかけで二人は徐々に距離を縮めていく。そんな折、金ケ崎界隈では、怪奇な噂が立つようになり…

 生涯を旅に生きた菅江真澄と少年の交流を軸に、金ケ崎に伝わる伝説や故事を織り交ぜて描く、ちょっと可笑しく、不思議で切ない歴史怪奇アドベンチャー。

 果たして怪奇の原因は? そして真澄が旅を続ける本当の理由とは…

(下)2016年10月31日(月)付「岩手日報」

(下)終了後、菅井真澄「須崎神社法楽八景和歌」が掲示してある諏訪神社(現在の金ケ崎神社)に行ってきました。


胆沢郡金ケ崎町のヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) 2016年10月30日(日)

2016年10月31日 | 植物図鑑

2016年10月30日(日)胆沢郡金ケ崎町金ケ崎城跡に行きました。2~3個所に自生していたヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)が、真っ赤に熟した実を沢山付けていました。

 ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)ナス科 ナス属 Solanum lyratum

山野に生えるつる性の多年草。全体に腺毛が多く、葉柄でほかの木などに絡みつく。葉は互生し、長さ3~10㎝の卵形。下部の葉には深い切れ込みがある。8~9月、葉と対生して柄をのばし、直径約1㎝の白い花をまばらにつける。果実直径約8㎜で、熟すと真っ赤になる。和名赤い実をヒヨドリが好むことからついたという。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市大東町渋民婦人会文化祭の大輪菊(厚物) 2016年10月29日(土)

2016年10月30日 | 植物図鑑

2016年10月29日(土)、用事があってたまたま行った一関市立渋民市民センターで、大東町渋民婦人会の文化祭が開催されていました。玄関付近で「東山郷福もちつき隊」餅つきをしていて、丁度突きあがったところでした。突きたてのお餅を早速ご馳走になってしまいました。会場の数か所に大輪菊(黄、白、ピンク)の三本仕立てが展示されていました。

 大輪菊 キク科 キク属 Chrysanthemum morifolium

日本にはキクの野生種が沢山あるが、栽培のキク(菊)については、中国から渡来したものであることに疑いはない。キクの祖先は中国の北部に自生するチョウセンノギクと、中部に自生するハイシマカンギクの交雑品から出発し、唐の時代には園芸品が存在したらしい。日本には奈良時代には伝えられたと考えられている。

 キクの品種改良が急速に進んだのは江戸時代で、大小様々なタイプのキクの品種が生まれた。栽培ギク(家ギクとも呼ばれる。)は頭花の大きさによって、大菊、中菊、小菊の3つに分けられている。

大菊直径18㎝以上のもので、鉢植えの3本仕立てで育てられる。最もポピュラーなものは多数の舌状花が盛り上がって咲く厚物咲き厚走(あつばしり)咲き。(以下省略)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]