2016年10月30日(日)、胆沢郡金ケ崎町の金ケ崎図書館前の広い道路を挟んだ向かい側の民家の花畑に植栽されている多肉植物のイワレンゲ(岩蓮華)と思われる植物が花を沢山付けていました。
多肉植物・イワレンゲ(岩蓮華)ベンケイソウ科 キリンソウ属 Sedum iwarenge
日当りの良い岩場などに生える多年草。葉がびっしりと重なっている姿を蓮の花に見立ててこの名がある。かつては屋根の上などにも見られた。形が面白いので、古くから栽培されている。葉は肉厚で、粉をふいたように青白く、長さは4~6㎝。花期は9~10月。葉の間から高さ10~20㎝の花茎が伸び、白い小さな花がびっしりとつく。葯は黄色。分布:本州(関東地方以西)、九州(北部)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」には、イワレンゲ(オロスタキス)属 Orostachys と記載されている。
ウラル山脈以東のシベリアから中国、日本にかけて10種が分布する。一捻性の多肉植物で開花すると枯れる。葉を密生しロゼット状を呈する。花序は中央の軸上から出て、密な円錐または総状につき、葉状の苞がある。花は両性、5数性で短日性。
イワレンゲ(岩蓮華)Orostachys iwarenge
関東地方以西の本州と九州の日当たりのよい岩や屋根上に見られたが、現在はほとんど見られない。ロゼットの径は約10㎝、花径は高さ10~20㎝。花は径1㎝で白色、葯は黄色。変種にコモチレンゲvar.boehmeri、園芸品種に’富士’cv.Fuji がある。花期:9~10月。栽培:子株は親株に蕾がつくまでに必ず切り離す。