peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市千厩町磐清水のタチバナモドキ(橘擬)の実 2014年9月28日(日)

2014年09月30日 | 植物図鑑

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2014年9月28日(日)、一関市博物館主催「史跡めぐり~磐井の里の石めぐり」の第1回目が実施されました。この日は千厩町(磐清水・奥玉)方面の9か所を巡りました。最初に訪れたのは、磐清水の重箱石(一関市千厩町磐清水字重箱石)で、次が磐清水の猫石(一関市千厩町磐清水字祭田)、そして3番目は磐清水の弘法の休み石(一関市千厩町磐清水字長平)でした。この「弘法の休み石」の所に植栽されているタチバナモドキ(橘擬)の木が、黄色く色づいた実を沢山付けていました。これから秋が深まるにつれて黄橙色に熟してくるようです。

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ピラカンサ属 Pyracantha:ヨーロッパ南西部から主にヒマラヤ、中国、台湾などに7種分布する耐寒性常緑低木、ときに高木。主として果実の美しさのため栽培される。

ピラカンサ P.coccinea:和名トキワサンザシ。イタリアから小アジア原産で刺の強い常緑低木。コトネアスターと異なり葉縁に欠刻がある。散房花序に赤実をつける。花期:5月中旬~6月中旬。結実期:11~2月。樹高:2~3m。植え付け:3月中旬~4月、9月下旬~11月上旬。

栽培:日当たり、水はけのよい場所で、肥沃な土に植え付ける。新芽が伸びる前の2~3月に、長く伸びた枝を切り戻し、不要な枝を切り落として樹形を整える。剪定に強いので、思い切って小さくしても大丈夫。トゲがあるので、作業は手袋をして行う。梅雨時期には、新梢を切り戻して緑枝挿しができる。

古くから普通に植えられる種類に橙黄色の果実をつける中国原産のタチバナモドキP.angustifoliaがある。グラウンドカバー、庭木、生垣、鉢植え、盆栽に利用される。園芸品種に’ゴールデン・チャーマー’P.cv.Golden Charmer、’千代田紅’P.coccinea cv.Chiyodabeniなどがある。栽培:繁殖は実生、挿木で容易。果期:秋から冬。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]

タチバナモドキ(橘擬) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha angustifolia

別名:ホソバトキワサンザシ(細葉常盤山査子)。中国西南部原産の常緑低木で、日本には明治時代に渡来した。高さは2~4m。葉は互生または短枝に束生し、長さ5~6㎝の狭長楕円形または狭倒卵形で革質。縁は全縁または腺状の鋸歯がある。葉の裏、萼、小花柄には灰白色の軟毛がある。

5~6月、葉の腋の散房花序に直径5~8㎜の白い花を5~10個開く。花弁と萼片は5個。果実は直径5~8㎜の平たい球形で橙黄色に熟し、先端に萼片が残る。和名は、果実の色や形がミカン科のタチバナに似ていることによる。葉の裏面に白い毛が多いのが特徴。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。

ピラカンサ:というのは属名であり、一般には「ヒマラヤトキワサンザシ」、「タチバナモドキ」、「トキワサンザシ」、「タチバナモドキ」などをまとめて、「ピラカンサ」と呼ぶことが多い。。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36153457&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市街地のタチバナモドキ(橘擬)/ピラカンサ 2010年11月16日(火)]


室蓬カレッジ現代文学講座・第4回「藤沢周平の『武士の一分(いちぶん)』他を読む」 2014年9月30日(火)

2014年09月30日 | 読書、本、映画、テレビ

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(上と下2つ)この文春文庫判「隠し剣秋風抄」(かくしけん・しゅうふうしょう)には、下記の9つの短編が収録されていますが、この中の『盲目剣谺返し』(もうもくけん・こだまがえし)が、2000年(平成12)に松竹、山田洋次監督で『武士の一分(いちぶん)』という題で映画化されています。

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2014年9月16日(火)、一関市大東町渋民公民館(館長・伊藤朋広)主催の室蓬カレッジ「現代文学講座・日本を代表する時代小説を読む」の第4回(藤沢周平の「武士の一分(いちぶん)」」他を読む)大東町渋民集会センターで実施されたので妻と共に参加しました。講師は昨年に引き続き内田正好氏(一関市教育委員、盛岡大学非常勤講師、元・一関一高校長、川崎町在住)。

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この日、内田先生は文春文庫版の「隠し剣秋風抄」所収の『盲目剣谺返し』(もうもくけん・こだまがえし)を読んでくださいました。いつもながらの素晴らしい朗読でした。その後、同書所収の”あとがき”(藤沢周平)も読んでくださいました。

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一関市千厩町磐清水のワレモコウ(吾亦紅) 2014年9月28日(日)

2014年09月29日 | 植物図鑑

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2014年9月28日(日)、一関市博物館主催「史跡めぐり~磐井の里の石めぐり」の第1回目が実施されました。この日は千厩町(磐清水・奥玉)方面の9か所を巡りました。最初に訪れたのは、磐清水の重箱石(一関市千厩町磐清水字重箱石)で、次が磐清水の猫石(一関市千厩町磐清水字祭田)、そして3番目は磐清水の弘法の休み石(一関市千厩町磐清水字長平)でした。この場所に行くとき民家の門口を通ったのですが、花壇に植栽されていたワレモコウ(吾亦紅)が、チョコレート色の花を沢山咲かせていました。

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ワレモコウ(割木瓜/吾亦紅/吾木香)バラ科 ワレモコウ属  Sangnisorba pfficinalis

山野の日当たりのよい草地に生える多年草。高さは50~120㎝ほどに なる。茎の中部から上で枝分かれし、葉は下部につくか、根から伸びる茎につく葉は互生する。奇数羽状複葉。小葉は2~6対(5~13枚セット)あり、長さ4~6㎝の長楕円形。先は丸く、縁には小形の揃った三角形の鋸歯がある。花期は8~10月。枝先にチョコレート色(暗紅色)の小さな花が多数 集まった楕円球状の穂をつける。花穂は長さ1~2㎝で、花は先端から下部に向かって咲き進む。1つの花には花弁はなく、花弁のように見え<萼片が4枚つく。分布:北海道、本州、四国、九州。

名前の由来:名前の由来は難解で多説ある。一般的には「吾亦紅/吾木香」が使われているが、図鑑によっては「我木香」や「割木瓜」が使われている。それらの内、前川文夫「植物の名前の話」の由来説に説得力がある。 宮殿や神社の御簾(みす)の上部の外側に横へ幕のように張った布を「帽額(もこう)」という。帽額には瓜(うり)を輪切りにした図[窠紋(かもん)]が入っていた。この図は、瓜に似たために「木瓜(もくこう)」ともいった。この図は、ワレモコウの花に似ている。この蕾をよく見ると、十字形に割れている。それで割木瓜

仲間には、ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾木香)S.tenuifolia var.alba、カライトソウ(唐糸草)S.hakusanensis、シロバナトウウチソウなどがある。 [peaの植物図鑑:一関市街地のワレモコウ(割木瓜/吾亦紅/吾木香)2008年11月11日]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%EF%A5%EC%A5%E2%A5%B3%A5%A6[peaの植物図鑑:一関市街地のワレモコウ(割木瓜/吾亦紅/吾木香)2008年11月11日]


一関市千厩町磐清水の弘法の休み石 2014年9月28日(日)

2014年09月29日 | 史跡、名所、

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2014年9月28日(日)、一関市博物館主催「史跡めぐり~磐井の里の石めぐり」の第1回目が実施されました。この日は千厩町(磐清水・奥玉)方面の9か所を巡りました。最初に訪れたのは、磐清水の重箱石(一関市千厩町磐清水字重箱石)で、次が磐清水の猫石(一関市千厩町磐清水字祭田)、そして3番目は磐清水の弘法の休み石(一関市千厩町磐清水字長平)でした。地元の郷土史家の説明を聞きながら見学してきました。

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(上)現在の自動車が走る道路から見た弘法の休み石。その前の道が旧道とのこと。

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(上)旧道の傍にある民家。その門口を通って見学者一行が「弘法の休み石」に行きます。

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弘法の休み石(一関市千厩町磐清水字長平):弘法休石 長平の川沿い、旧道の傍にあって腰掛様の石で弘法大師のお休み場といわれる。鷹巣神社縁起に関係。(「磐清水村誌」)

鷹巣(鷹巣山)神社:通称、雷神様、鳴神様。弘仁9年(818)当時、しばしば落雷があり、人々怖れおののいていたところへ、沙門空海がこの地に遍歴して祈誓の法を授け、霊験顕著であったので、雷神社を祀ったと伝えられる。(「千厩町史」第3巻)


一関市千厩町磐清水の猫石 2014年9月28日(日)

2014年09月29日 | 史跡、名所、

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2014年9月28日(日)、一関市博物館主催「史跡めぐり~磐井の里の石めぐり」の第1回目が実施されました。この日は千厩町(磐清水・奥玉)方面の9か所を巡りました。最初に訪れたのは、磐清水の重箱石(一関市千厩町磐清水字重箱石)で、次が磐清水の猫石(一関市千厩町磐清水字祭田)した。地元の郷土史家の説明を聞きながら見学してきました。

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(上と下)上の画像で、男性(一関博物館の千葉さん)が示している丸い跡(痕)が猫の足跡のように見えるという。

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猫石(一関市千厩町磐清水字祭田):川岸にあり高さ巾共に七尺(約2m)程の石の側面に猫の足跡のような痕がある。その昔、越中(富山県)立山の山猫が飛んで来て、痕をつけたと伝えられている。(濁沼自治会 標柱の解説より)

猫石字新谷猫石の屋敷前川岸、猫の足跡のような痕がある。(「磐清水村誌」)