peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市狐禅寺のズッキーニ(Zucchini)

2010年08月31日 | 植物図鑑

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2010年8月9日(月)、岩手県立磐井病院(一関市狐禅寺字大平)の大駐車場の最東側にある一関薬局の前の坂道を下りて行ったら大きな道路があり、その道路沿いの畑に植えられたズッキーニ(Zucchini)が花を咲かせ、実を付けていました。

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ズッキーニ ウリ科 カボチャ属 Cucurbita pepo

メキシコ原産の一年生の果菜。果実の外見はキュウリに似るが、カボチャ(ペポカボチャ)の仲間。別名:ツルなしカボチャ。品種により皮が緑色のもの(緑果種)や黄色いもの(黄果種)、円盤形のものがある。原産地はメキシコ。ヨーロッパには植民活動により16世紀頃もちこまれた。細長い形状の果実は19世紀後半のイタリアで改良されたもの。未成熟の果実および花は食用となり、旬は夏。日本ではキュウリを一回りほど太くしたような細長い形状のものが主だが、品種によっては洋ナシ型や、球形のズッキーニなども存在する。

名称は様々で、北アメリカとオーストラリアでは”zucchini”、イギリス英語・フランス語では”courgette”(クルジェット)、イタリア語で”zucchina”(ツッキーナ)、南米では”pepino”(ペピーノ)。中国語で西葫芦(シーフール)、美洲葫芦(メイチョウフール)、翠玉瓜(ツイユークワ)。またアメリカ合衆国ではズッキーニや近似種をまとめて”summer squash”(サマースカッシュ)と呼んでいる。スカッシュとはカボチャ属の実のことで、カボチャのような秋冬が旬のものは”winter squash”と呼ばれる。

主な品種:グリーントスカ細長い形の緑果種。オーラム細長い形の黄果種。ゴールディー全体的に黄色でヘタに近い部分が緑色の球形のズッキーニ。アラジン「アラジン」または「スキャローブ」と呼ばれる品種で、薄緑色のいびつな円盤形のズッキーニ。形がUFOに似ているので「UFOカボチャ」とも呼ばれる。(以下省略)

食材としてのズッキーニは、熟す前の実の若取りするのがおいしい。大きくなり過ぎると固くなって味が落ちる。開花後4~10日して実が25㎝前後に育ったら収穫する。花ズッキーニとして利用する場合は、開けかけた蕾をつけたまま収穫する。[成美堂出版「おいしい野菜づくり第図鑑(東京都農業試験場:監修)」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BA%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%8B[ズッキーニ-Wikipedia]

http://www.yc.zennoh.or.jp/web/shoku/0308_2.html [ズッキーニのお話:ズッキーニの歴史、食べ方ほか]

http://homepage2.nifty.com/satonoichi/page061.html[ズッキーニの栽培]


一関市東山町のヘレニウム・アウツムナレ/ダンゴギク(団子菊)

2010年08月31日 | 植物図鑑

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2010年8月27日(金)、一関市東山郵便局(東山町長坂字町)から50mと離れていない所にある民家の前の花壇に植えられたヘレニウム・アウツムナレ/ダンゴギク(団子菊)が、花を沢山咲かせていました。在来種の本来の花色は黄色ということなので、これは園芸種(’モーレン・ビューティー’?)のようです。

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ヘレニウム キク科 ヘレニウム(マルバハルシャギク)属 Helenium :南アメリカ及び北アメリカに約40種が分布する多年草、または一年草。属名は古代ギリシアのスパルタの王妃の名に因(ちな)む。

ヘレニウム・アウツムナレ Helenium autumnale 北米原産の多年草。「ヘレニウム」の属名のままで流通している。和名のダンゴギク(団子菊)は、心花(花の中央部)がダンゴ(団子)のように盛り上がることに因んでいる。草丈は50~150㎝になり、よく分枝する。6~11月にかけて直径3~6㎝の頭花をつける。舌状花は黄橙色、筒状花は黄褐色で、中心部が半球状に盛り上がる。本来の花色は黄色だが、園芸品種は黄色系のほか、褐色、赤銅色、複色などもあり多彩。きわめて丈夫で耐寒性も強く、日当たりと水はけのよい場所でよく育ち、主に花壇や切花に利用される。

に’モーレン・ビューティー’H.cv.Moerheim Beauty、’ウインドレイ’H.cv.wyndleyなど赤、複色のものがある。栽培:春または秋に株分けする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」より]


奥州市水沢区のコスモス・ビピナタス

2010年08月31日 | 植物図鑑

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2010年8月29日(日)、奥州市水沢区佐倉河にある乙女川に架かる橋のそばに植えられたコスモス・ビピナタスが、沢山花を咲かせていました。

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コスモス・ビピナタス キク科 コスモス属 Cosmos bipinnatus

メキシコ高地原産の一年草。秋には1.5mにも育ち、直径4㎝ほどの頭花が多数咲く。頭花の中心部には黄色の筒状花が集まり、外側には8個の舌状花が整然と並ぶ。舌状花は淡いピンク、白、紅色などがある。葉は対生し、糸のように細かく切れ込み、摘むと特有の匂いがする。花の形からアキザクラ(秋桜)の和名がある。キバナコスモスC.sulphureusは全くの別種で、花の色は濃黄色のほか、橙色、赤色などがある。葉の切れ込みはコスモスより粗い。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

コスモス(コスモス・ビピナタス) キク科 コスモス属 Cosmos bipinnatus

別名:アキザクラ(秋桜):風に揺れるコスモスは、日本の秋の風景に欠かせない花の一つ。長野県の黒姫高原、宮崎県の生駒高原など、この花で埋めつくされる名所も各地にある。メキシコ原産の一年草で、草丈は系統や品種によって差があり、50~200㎝。花(頭花)は直径4~10㎝で、普通一重咲きだが、花びら(舌状花)が筒形のものもある。花色は赤、ピンクの濃淡、白、淡黄、白と赤の複色など。花期はふつう7~11月。本来は秋になって日が短くなると花が咲き出す性質だが、早咲き系は日の長さに関係なく、種子を播いてから50~70日で開花するので、この系統の切花や鉢花は春から花店に並ぶ。

同属の類似種であるキバナ(黄花)コスモスもメキシコ原産の一年草。花色は黄、黄橙、朱赤色で、コスモスより葉の切れ込みが粗い。草丈は100~120㎝、5月に種子を直播きすると、9月に花が咲く。[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」より]


奥州市水沢区「」のマツバボタン(松葉牡丹)

2010年08月30日 | 植物図鑑

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2010年8月29日(日)、奥州市水沢区佐倉河のを散策しました。花壇には矮性の百日草(ジニア)と共にマツバボタン(松葉牡丹)が沢山花を咲かせていました。松葉牡丹がこれだけ沢山植えられているのを見たのははじめてです。日中の暑い盛りにもかかわらず、花壇の手入れをしている人たちがいました。

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ポーチュラカ スベリヒユ科 Portulaca spp.

仲間のうち2種が花壇や鉢物向きに栽培されており、真夏でも光沢のある色鮮やかな花を咲かせる。花色は赤、紅紫、桃、黄、白、橙など。そのうち多肉質の葉が松葉に似ているのはマツバボタン(松葉牡丹。P.グランデフロラ)で、江戸時代末期に渡来した南米原産の一年草。一重または八重咲きの花は午前中に閉じるが、最近は終日咲きの品種もある。花期は7~9月。

もう1種は葉がへら形のハナスベリヒユ(花滑莧)で、花径は約2㎝。花期は5~10月。近年米国で作出されたP.オルラケアの園芸品種。

[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」より]

マツバボタン(松葉牡丹) スベリヒユ科 ポーチュラカ(スベリヒユ)属 Portulaca grandiflora

ブラジル、アルゼンチン原産の春播き1年草。別名:ヒデリソウ(日照草)、ツメキリソウ

特徴:葉が松葉に花がボタン(牡丹)に似ていることからついた名で、夏の日照に強いのでヒデリソウとも呼ばれて江戸時代から親しまれている。多肉質の細い葉をつけた茎が地面を覆うように広がり、色鮮やかな花を夏中次々と咲かせる。古い品種は午前中に開き午後には閉じてしまうが、最近は夕方まで咲き続ける大輪の八重咲き種が出回る。管理:高温と日光を好むので、直射日光のよく当たる戸外に置く。鉢土の過湿を嫌うので水やりは鉢土の表面が十分乾いてからする。できるだけ乾燥気味に保つ。花期:用途:庭植え、鉢植え。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]


一関市東山町のヤナギハナガサ(柳花笠)/バーベナ・ポナリエンシス

2010年08月29日 | 植物図鑑

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2010年8月26日(木)、一関市東山町長坂字里前の県道19号(一関大東)線沿いにある農家の入り口の畑の縁に群植されたヤナギハナガサ(柳花笠)/バーベナ・ポナリエンシスが、花を沢山咲かせていました。

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バーベナ クマツヅラ科 バーベナ(クマツヅラ)属 Verbena spp. :南米、北米を中心に約200種が分布する。ふつうバーベナと呼んでいるものは、幾つかの原種を交雑して作り出された園芸品種群で、和名をビジョザクラという。草丈は20~60㎝になり、茎や葉に灰色の毛がある。花色は緋赤、紅紫、桃、白など。花期は5~10月。本来は多年草だが、一年草として扱う。一方、宿根バーベナといわれるのは、茎が四角いV.リギダ、葉が羽状に切れ込むV.テネラとビジョザクラとの交配品種など。丈の高いV.ボナリエンシス(三尺バーベナ)も宿根草。[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」より]

ヤナギハナガサ(柳花笠)クマツヅラ科 クマツヅラ(バーベナ)属 Verbena bonariensis </strongt>

サンジャクバーベナとも呼ばれる。南アメリカ原産の多年草。関東~近畿に帰化し、庭にも植えられている。高さは1m前後。葉は長さ10㎝ほどの広線形で、基部は茎を抱く。花期は7~9月。枝先に紅紫色の小さな花が穂になって咲く。花は高坏(たかつき)形で筒部が長く、萼の長さの3倍以上ある。よく似たアレチハナガサ var.brasiliensisも南アメリカ原産。葉の基部は茎を抱かず、花の筒部は萼の長さのほぼ2倍。またヤナギハナガサに比べて、萼が深く切れ込んでいるのも見分けるときのポイント。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%E4%A5%CA%A5%AE%A5%CF%A5%CA%A5%AC%A5%B5[peaの植物図鑑:平泉町花立&奥州市「胆沢城跡」のヤナギハナガサ(柳花笠)/バーベナ・ボナリエンシス]