peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

エゴノキ(野茉莉) 2009年5月31日

2009年05月31日 | Weblog
奥州市江刺区のエゴノキ(野茉莉)
 2009年5月31日




2009年5月31日(日)、奥州市江刺区岩谷堂字小名丸120-1
にあるえさし郷土文化館(館長 相原康二)に行きました。
少し早く出発して近くにある向山公園に立ち寄りました。
早くも花を咲かせているエゴノキ(野茉莉)がありました。
えさし郷土文化館やえさし藤原の郷辺りからだと
110mほどの所にある夢の橋や向山公園が見えました。









エゴノキ(野茉莉)エゴノキ科 エゴノキ属
Styrax japonica  別名:チシャノキ

エゴノキ(野茉莉)の花

2009年05月31日 | Weblog
一関市厳美渓のエゴノキ(野茉莉)の花
 2006年6月17日





2006年6/17に行った一関市厳美町の名所「厳美渓」の磐井川の岸辺
に生えている「エゴノキ」が花を沢山咲かせていました。




エゴノキエゴノキ科 エゴノキ属
 Styrax japonica
雑木林などにごく普通に生える落葉高木で、公園や庭園にもよく
植えられている。「チシャノキ」とも呼ばれ、高さ5~10mになり、
大きいものは15mになる。樹皮は暗褐色でなめらか、ときに浅裂す
る。幹はあまり太くならない。葉は有柄で互生し、長さ4~8cmの長
楕円形または卵形で先は尖る。

5~6月、小枝の先端に短い花序を出し、2~4cmの長い花柄の先に
直径2~2.5cmの白色の花を下向きに開く。果実は直径1cmぐらいで
緑白色の楕円形。種子は1個。
果皮は麻酔効果のあるエゴサポニンを含むので、昔は磨り潰して
魚捕りに使ったり、洗濯に利用した。
分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄

エゴノキの仲間は、日本に3種自生するが、エゴノキとハクウンボ
ク(白雲木)はよく庭木や公園樹にもされ、材は床柱た器、彫刻、
玩具などに利用される。

エゴノキ(野茉莉)の実 2008年8月26日

2009年05月31日 | Weblog
画像は、長い柄の先に実った果実が鈴なりのエゴノキの木。昔は果皮
を魚とりや洗濯に利用した。


一関市東山町のエゴノキ(野茉莉)の実
 2008年8月26日




2008年8月26日(火)、一関市東山町長坂の住宅団地の主要道路の
出入り口付近につくられている私設公園?に植えられているエゴノ
キ(野茉莉)が、果実を沢山つけていました。海外では、japanese
snow bell(日本の雪の鈴)と呼んでいるそうですが、花と共によく
目につきます。






一関市東山町唐梅館公園のエゴノキ(野茉莉)の実
 2006年10月10日



2006年10/10(火)、一関市東山町長坂の唐梅館公園に植えられて
いるエゴノキが沢山果実をつけていました。





エゴノキエゴノキ科 エゴノキ属
 Styrax japonica
雑木林などにごく普通に生える落葉高木で、農家の庭や公園などにも
植えられている。幹は直立し、よく枝分かれして高さはふつう6~8m
ぐらい。幹はあまり太くならず、根元から何本も出て株立ち状のよく目
立つ樹形になる。高さ15m、胸高直径15~25㎝にもなるという。樹皮は
なめらかで暗紫褐色を帯びる。2年目の枝の表皮は糸状にはがれる。

葉は有柄で互生し、長さ4~8cmの長楕円形または卵形で先は鋭く尖り、
基部はくさび形。縁は細かい鋸歯があるかほとんど全円縁。裏面は脈に
沿って星状毛が散生するがほとんど無毛。葉柄は長さ5~10㎜で基部は
冬芽を包まない。新芽は星状毛が密生する。

5~6月、今年伸びた短い側枝の先端に短い花序を出し、長い花柄の先
に白色の花を1~4個下向きに開く。花冠は長さ1.5~2㎝で深く5つに裂
け、星状毛が密生する。雄しべは10個で花冠より短い。花糸の下部に
星状毛があり、基部は花筒に合着する。花柱は雄しべより長い。萼は
長さ3~4㎜の杯状で先端は5浅裂し、果期にも残る。花柄は細く長く長
さ2.5~4㎝。

果実は緑白色の球形に使い楕円形で直径1~1.3cm。果皮は星状毛が密
生し、縦に裂けて落ち、褐色の堅い種子が1個残る。種子は卵形で長さ
約1㎝。果皮には麻酔効果のあるエゴサポニンを含むので、新鮮な果実
を磨り潰して川に流して魚捕りに使ったが、現在は禁止されている。
また、実が新鮮なうちに擂り潰して洗濯石鹸のかわりにも利用したた
め別名「石鹸の木」と呼ぶ地方もある。

材としての利用は白くて堅く割れにくいので、ろくろ細工やコケシなど
に使われた他、唐笠や番傘のろくろ(骨を集めて開閉する円筒状の部分)
にも使われたため別名「ロクロギ(轆轤木)とも呼ばれる。

なお、「チシャノキ」という別名もあるが、同じ名前のムラサキ科チシ
ャノキ属のチシャノキが存在するので間違いのないように注意が必要。
チシャノキは「チサノキ(萵茞の木)」がなまったものらしく、歌舞伎
の「伽羅先代萩」に登場するチサノキ(萵茞の木)はエゴノキのチサノ
キを指すとか。 分布:北海道(日高地方)、本州、四国、九州、沖縄、
朝鮮、中国、フィリピン北部

伊豆諸島や沖縄以南のものは葉や花が大きく、オオバエゴノキとして
区別されることもある。また、日本で品種改良された花が美しいピンク
色の品種ベニバナエゴノキ(ピンクチャイム)やシダレエゴノキ、セイ
ヨウエゴノキなどの品種も出回っている。

エゴノキの名前の由来も諸説あるが、一般的になっているのは、かじ
ると果被がエゴイ(えがらっぽい)味がしたことによるとされている。 

パンジー/ビオラ

2009年05月30日 | Weblog
一関市街地のパンジー/ビオラ
 2009年5月22日





2009年5月22日(金)、一関市山目の「六区掲示板」が
建てられている近くの民家の庭で、こぼれ種子から生長
したと思われるパンジー/ビオラが沢山花を咲かせていました。




パンジー/ビオラスミレ科 スミレ属
Viola × wittrockiana (=tricolor)
ヨーロッパ、西アジア原産の耐寒性秋・春播き1年草。
別名:サンシキスミレ(三色菫)
パンジーとビオラは基本的に同じものだが、一般に花径
8㎝以上の巨大輪から5~6㎝の中輪をパンジー、2㎝
前後の小輪で多くの花をつけるものをビオラと呼ぶ。
しかし、小輪系のパンジーや大輪系のビオラも誕生
し、区別しにくくなっている。
最近は、茎が這って広がるクリーピングビオラや
宿根ビオラなど、ビオラ人気が高まっている。いず
れも晩秋から開花株が出回り、冬でも花が楽しめる。
花期:11~5月。出回り時期:9~4月。
用途:鉢植え、庭植え。

画像のものは、パンジー「キューティ」 Viola×wittrockiana cv.Cutie
と呼ばれるものではないかと思われます。

ヤブウツギ(藪空木)

2009年05月30日 | Weblog
一関市街地のヤブウツギ(藪空木)
 2009年5月22日




2009年5月22日(金)、一関市山目の立沢住宅から才天
の方に歩いたとき、民家の庭に植えられたヤブウツギ(藪空木)
が沢山花を咲かせていました。




ヤブウツギ(藪空木)スイカズラ科 タニウツギ属
Weigela floribunda
太平洋側の低山に生える落葉低木で、高さ2~3m
になる。枝は灰黒色。髄は白色。葉は長さ5~12㎝
の楕円形または卵状長楕円形。先端は尾状に尖り、
縁には細鋸歯がある。両面とも毛があり、特に裏
面の脈上には開出毛が密生する。

5~6月、長さ3~4㎝の漏斗状鐘形で暗紅紫色の花
を咲かせる。花冠の外側や子房には短毛が密生する。
朔果は長さ約2㎝の円柱形。

分布:本州(中部地方以西)、四国。