peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のセラスチウム・トメントスム/ナツユキソウ(夏雪草)

2011年05月31日 | 植物図鑑

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2011年5月24日(火)、一関市東山町「柴宿団地」(東山町長坂字柴宿)の民家の花壇に植えられたセラスチウム・トメントスム/ナツユキソウ(夏雪草)が花を沢山咲かせていました。

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一関市東山郵便局(東山町長坂字町)前の民家の花壇で 2011年5月25日(水)

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セラスチウム・トメントスム ナデシコ科 セラスチウム(ミミナグサ)属 Cerastium tomentosum

イタリア原産の耐寒性多年草。花期:5~6月。出回り時期:10~6月。用途:庭植え、グラウンドカバー、鉢植え。

特徴:日本にも仲間が自生するが、一般に栽培されるのは欧米原産の種類で、主にトメントスが英名のスノーインサマーナツユキソウ(夏雪草)の名で出回る。草丈15~25㎝で横に広がって伸びマット状に茂るので、グラウンドカバーやロックガーデン、寄せ植えなどに最適。株全体が白い毛に覆われる。高温多湿に弱いので、秋にタネを播く一年草として栽培する。

管理:日当たりの良い場所を好む。夏は雨を避けて風通しの良い涼しい場所に移し、乾燥気味に保つ。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%BB%A5%E9%A5%B9%A5%C1%A5%A6%A5%E0 [peaの植物図鑑:タイリンミミナグサ(大輪耳菜草)]

http://www.geocities.jp/heboen2/tanensou/cerasti.html [セラスチウム]

http://www.tky.3web.ne.jp/~hidamari/photo186.html [シロミミナグサ]

http://www.gardening-designs.com/Cerastium.html [セラスチウム:育て方・増やし方(種まき・株分け・挿し芽)]

http://holidaze.blog.eonet.jp/memo/2009/05/post-d25e.html [花とパンとお散歩と:セラスチウム、ナツユキソウ(夏雪草)、シロミミナグサ(白耳菜草)]


松尾八幡平のハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) 2011年5月29日(日)

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2011年5月29日(日)、岩手県交通・観光バスの日帰りプラン「八幡平・後生掛温泉・大沼散策の旅」に妻と一緒に参加しました。朝から雨が降っていましたが、松尾八幡平に到着し、松ちゃん市場(八幡平市上寄木)に立ち寄った時(10:00~10:30時)には雨が止んでいました。

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<strtong></strtong>東北自動車道の松尾八幡平I.Cを出て、県道45号線を八幡平アスピーテラインの方向に真っ直ぐに進むと道路の右側に「さくら公園」や「松ちゃん市場」、左側には「イーハトーヴ火山局(岩手山火山防災情報ステーション)」があり、さらに進むと左側に「松尾八幡平物産館」や「松尾八幡平ビジターセンター」があり、右側には「多目的広場」や「「イベント広場」があります。

この日は、畑から採りたての野菜や果物、地元農家のお母さん手作りの梅漬けなどが買えるという松ちゃん市場に立ち寄りました。新鮮な山菜などは午前中にも無くなってしまうからとガイドが言っていました。

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 みんなが買い物などをしている間に、道路沿いに沢山咲いていたハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)を撮ってきました。バスの窓から外を眺めていると黄色い花を咲かせたハルザキヤマガラシの群落が良く目につきました。

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ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) アブラナ科 ヤマガラシ属 Barbarea vulgaris

在来のヤマガラシ(山芥子)Barbarea orthocerasより花期が早いのでこの名がついた。ヨーロッパ原産の多年草。現在では本州中部の高冷地や北日本に広く帰化している。高さ30~80㎝になる。根もとや茎の下部の葉は基部まで羽状に切れ込み、柄がある。茎の中部以上の葉は柄がなく、基部は耳状に張り出して茎を抱いている葉は濃緑色で光沢がある。4~5月、鮮やかな黄色の十字形の花をびっしりと開く。花は直径6~8㎜。果実は長さ2~3㎝。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


秋田県「後生掛自然研究路」のタムシバ/ニオイコブシ 2011年5月29日(日)

2011年05月30日 | 植物図鑑

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2011年5月29日(日)、秋田県鹿角市「後生掛温泉」の旅館前にある環境省の「後生掛自然研究路」(鹿角市八幡平熊沢国有林)を歩いてきました。昼食を含めて散策の時間は11:50~13:30。食事を急いで済ませて一人で散策してきました。

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http://www.goshougake.com/modules/tinyd2/ [後生掛自然研究路(案内図)]

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後生掛自然研究路に入るとすぐ白い花を咲かせているタムシバが目に入りました。また少し歩いたら、5~6mほど離れた所にもタムシバが花を咲かせていました。霧が深くてよくわかりませんでしたが、もっと沢山あったかもしれません。

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タムシバ モクレン科 モクレン属 Magnolia salicifolia

葉をもむとよい香りがするのでニオイコブシともいう。山地に生える落葉小高木。高さは5~10mになる。コブシと似ているが、花の下には葉がつかず、また葉は細長く、裏面は白っぽい。花期は4~5月。花は直径6~12㎝。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

タムシバ (モクレン科) Magnolia salicifolia(Sieb.et Zucc.)Maxim.

特徴:山地に生育する落葉小高木。幹は直立し、枝はまばらに分かれ、高さ2~5mになる。樹皮は灰色ですべすべしている。冬芽で、葉芽は小さく長楕円形で無毛。花芽は大きく、白くて長い毛が密生する。葉は柄があり互生する。葉身は卵状披針形で薄く、硬く、裏面は粉白色。葉を切ると、良い香りがするのでニオイコブシともいわれている。

花は白色で5月頃、葉が出る前に枝先に1個つく。ガク片は3枚で花弁状になり、花弁は6枚で日が当たると全開する。雄しべは多数。粒々が集まったような果実は不規則な長楕円形。分布:本州、四国、九州。岩手県では、ブナ林の林内に普通に見られ、オオバクロモジ、オオカメノキ、チシマザサなどと混生している。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]


秋田県「後生掛温泉」のミズバショウ(水芭蕉) 2011年5月29日(日)

2011年05月30日 | 植物図鑑

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2011年5月29日(日)、秋田県鹿角市「後生掛温泉」(鹿角市八幡平熊沢国有林)に行きました。岩手県交通の観光バスによる「八幡平・後生掛温泉・大沼」散策の日帰りプランに妻と共に参加したのです。あいにく朝から雨降りでしたが、八幡平に着いた頃には雨が止んでいました。ただ、霧が深く眺望はききませんでした。

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後生掛温泉付近は、普段でも温泉の湯けむりで霧がかかっているように見えるそうですが、この日は雨上がりということもあって、みんな霧の中です。この温泉旅館でみんなで昼食を共にしました。

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(上)温泉のすぐ前に環境省の「後生掛自然研究路」の入口がありましたが、そこにはミズバショウ(水芭蕉)の大群落がありました。大部分が緑色の葉を大きく伸ばしていましたが、残雪の下やすぐそばのものは未だ白い仏炎苞がきれいに維持されていました。

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ミズバショウ(水芭蕉) サトイモ科 ミズバショウ属 Lysichiton camtschatcense

湿原や水辺などに生える多年草。多雪地に群生することが多く、雪解けを待ちかねたように白い花を開く。白い花びらのように見えるのは仏炎苞で、小さな花がびっしりとついた棒のような花穂(かすい)を抱いている。花は緑色の粒状だが、最盛期は雄しべの黄色い葯に覆われ、白い仏炎苞と黄色の花穂のコントラストが美しい。花は香りがよい。葉は花が終わる頃から伸びはじめ、長さ1m近くにもなる。この葉がバショウに似ているので、水芭蕉の名がついた。若葉や果実はクマ(熊)が良く食べる。花期は4~7月。分布:北海道、本州(近畿地方以北)。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

ミズバショウ (サトイモ科)

「夏が来れば思い出す。遥かな尾瀬、遠い空。ミズバショウの花が咲いている…」 おなじみの「夏の思い出」。西根町出身の詩人、江間章子さんの作詞だ。 尾瀬のような高原では、ミズバショウが咲くのは夏のことだが、平地の湿原では、やっと春めいてきた頃。遅霜に遭ったりして、純白の仏炎苞を茶色く傷ませながら、咲いている姿がいじらしい。

ところで、日本では人気者のミズバショウも、外国ではかたなしである。その名も「スカンク・キャベツ」。アメリカのミズバショウは、花が黄色っぽく、悪臭があることからついた名前らしい。もっとも、最近では尾瀬のミズバショウも、登山者の出す汚水が原因で栄養過多となり、「お化けミズバショウ」なんて呼ばれているのだから、人間って勝手だ。[岩手日報社発行「岩手の野草百科(澤口たまみ・著)」より]


秋田県鹿角市「大沼湿原」のエゾノリュウキンカ(蝦夷立金花) 2011年5月29日(日)

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2011年5月29日(日)、秋田県鹿角市「大沼湿原」に行きました。国際興業グループ・岩手県交通(株)観光自動車部トラベル課主催の日帰りのバス旅行があったので妻と参加しました。八幡平頂上駐車場後生掛温泉に寄ってから最後の散策地でした。

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環境省の大沼ビジターセンターでバスを降りて、みんなで木道(大沼自然研究路)を歩いて植物などの観察をしました。雨は一時止んでいたものの霧が深く立ちこめて視界が良くありませんでした。

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木道のすぐ傍に金色の花を咲かせた植物が群生していましたが、エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)でした。今を盛りと花を咲かせていましたが、夏にはヨシやヌマガヤなどに覆われてしまうそうです。

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エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花) キンポウゲ科 リュウキンカ属 Caltha palustris var.barthei

リュウキンカ(立金花/立金華)よりも大型で、北海道・本州(北部)などに分布する多年草。

リュウキンカ(立金花/立金華) キンポウゲ科 リュウキンカ属 Caltha palustris var.nipponica

湿地や水辺に生える多年草。花茎が直立し、黄金色の花が咲くので立金花の名がある。高さは15~50㎝。葉はフキの葉のように丸く、縁には浅い鋸歯がある。根もとの葉は直径10㎝ほど。茎につく葉は小さい。花期は5~7月。花は直径2㎝ほど。鮮やかな黄色の花弁のように見えるのはガク片で5~6個ある。花弁はない。分布:本州、九州。

北海道や本州北部に分布するエゾノリュウキンカvar.bartheiは全体に大きく、高さ50~70㎝、花は直径3~4㎝。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]