peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区佐倉河のモモ(桃) 2014年8月31日(日)

2014年08月31日 | 植物図鑑

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2014年8月31日(日)、奥州市水沢区佐倉河の県道270号線沿いにある民家の前の畠に植えられているモモ(桃)の木が、真っ赤に熟した果実を沢山つけていました。

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モモ(桃) バラ科 サクラ属 Prunus persica

中国原産の落葉低木~小高木で、高さは4~8mほどになる。日本には弥生時代に伝わったとされる。孫悟空や桃太郎など、中国の伝説や日本の昔話にも登場する歴史の古い果実。果実は小さかったが、明治以降に外国品種が導入され改良が進んだ。押しつぶしたような果実の蟠桃(ばんとう、座禅桃)、果実に毛がないネクタリン(油桃、ズバイ桃)は、モモの変種。開花期:春。利用部位は果実で、生食、シロップ漬け、缶詰め、ジャムなど。植えつけ適期:秋か春に苗木を植える。

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[山と渓谷社発行「ヤマケイポケットガイド?野菜・果物」より]


猛毒キノコ「カエンダケ(火炎茸・火焔茸) 2014年8月30日(土)

2014年08月31日 | 植物図鑑

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2014年8月30日(土)、パソコンで「gooニュース」を見ていたら、”生駒山麓に猛毒キノコ「カエンタケ」注意呼び掛け 奈良”という見出しの産経新聞 [2014年8月30日(土)8:06]の記事が目に入りました。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140830036.html [生駒山麓に猛毒キノコ「カエンタケ」注意呼びかけ 奈良(産経新聞)gooニュース]

http://www.pref.kyoto.jp/kyotorinmu/rinmu/1349747997630.html [カエンタケに注意!:京都府ホームページ]

このキノコ「カエンタケ」は高さ3~13㎝で、円筒形や、手の指のような形。鮮やかなオレンジや赤色で、コナラなどのナラ類の枯れ木の根元に発生するという。触っただけでも炎症を起こし、食べると短時間で下痢や嘔吐(おうと)から運動障害や言語障害、多臓器不全などの症状を引き起こし、死亡する可能性もあるという猛毒のキノコだそうです。

 見るからに危険を感じる毒々しい色のキノコなので、まさか食べる人がいるとは思えないのですが、触っただけでも炎症を起こすそうですので、注意してください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B1 [カエンタケ:Wikipedia]

http://www.kinoco-zukan.net/kaentake.php [カエンタケ:きのこ図鑑]

http://matome.naver.jp/odai/2131434513286325501 [最強猛毒キノコ「カエンタケ」の画像・症状まとめ<滋賀県内で拡大>:NAVERまとめ]

http://blog.livedoor.jp/sakumad2003/archives/51293245.html [D's Basement supplement:朝ズバ!読売などカエンタケ報道の補遺:livedoor Blog]

http://matome.naver.jp/odai/2134657588134728401 [キノコ狩りで毒キノコ:食べるな危険!恐怖の毒キノコワーストランキング!]


一関市東山町長坂のホオズキ(鬼灯/酸漿) 2014年8月26日(火)

2014年08月30日 | 植物図鑑

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2014年8月26日(火)、一関市東山町長坂字久保の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地のメーン道路沿いにある民家の庭に植栽されているホオズキ(鬼灯/酸漿)が沢山(果実を包んだをが)朱紅色に色づかせていました。白い花も幾つか咲いていました。

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ホオズキ(酸漿・鬼灯) ナス科 ホオズキ(フィサリス)属 Physalis alkekengi var.franchetii

アジア原産といわれる多年草で、南、東ヨーロッパから日本に分布する。日本では古くから庭などに植えられている。白色の地下茎を延ばし、茎は数本群生、直立し、分枝ぜず、草丈60~90cmほどになる。葉は長さ5~12㎝の広卵形で、縁には大きな鋸歯がある。普通互生するが、節に2個ずつ付くこともある。

6~7月、葉のつけ根に淡黄色を帯びた白い花が下向きに咲く。花は直径1.5㎝ほど。花の後ガク(萼)が膨れて袋状になり、果実をすっぽりと覆い、7~8月に赤く着色する。果実は直径1~1.5㎝の球形。果実が赤く熟す頃には袋状のガク(萼)も赤くなる。

園芸品種には大実種のタンバホオズキや、矮性種の二寸ホオズキなどがある。栽培:繁殖は株分けによる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36120270&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市末広一丁目のホオズキ(酸漿・鬼灯)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32259646&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のホオズキ(酸漿・鬼灯)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40964255&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のホオズキ(酸漿・鬼灯)2012年8月29日(水)]


一関市東山町長坂のフシグロセンノウ(節黒仙翁) 2014年8月7日(木)

2014年08月29日 | 植物図鑑

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2014年8月7日(木)、東山公民館(館長・鈴木勝市)、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:主催の「昭和26年度 東山ふるさと歴史講座」の第4回(一関市の研修バスと徒歩による現地学習)”歩いてみよう今泉街道~長坂宿から摺沢宿へ”(9:00~15:00時)が行われました。講師は東山支所教育文化課 畠山篤雄氏。

現在の「今泉街道」である県道19号(一関大東)線沿いにある産直「季節館」からバスに乗って、県道105号線を猿沢(館合、赤柴)方面へ移動しました。旧・今泉街道は、下の地図の赤い線のように通っていたそうで、現在の「県道(今泉街道)」を離れて館合・赤柴の方へ大きくカーブして里前に続いています。

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?桃の木洞入口の道標、?愛宕神社祭り場の古碑、?五輪坂上の古碑群、?千葉院の古碑、?館合道路傍の碑、?西館址、?東館址、?龍沢山善龍寺、?火産霊(ほむすび)神社。

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(上と下)里前地区にある東山町の上水道施設(揚水ポンプ室、浄化槽)。右手に伸びている道が昭和40年代まで使われていた旧・県道19号(一関大東)線で、その時代はここが「今泉街道」であった。左側に急カーブして大船渡線の下を潜って現在の県道に合流している。

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(上と下)このトンネル状のものが大船渡線と旧・県道が重なる所で、当時はバスもこの道を走っていました。

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(上)このトンネル状の所から100mほど進んだ所で現在の県道19号線(現在「今泉街道」と呼ばれている道)に合流する。

東山町の上水道施設付近の山際に朱色の花を咲かせたフシグロセンノウ(節黒仙翁)が生えていました。

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フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科 センノウ属 Lychnis miqueliana

山地の林の中などやや日蔭に生える日本固有の多年草。茎は直立し高さ40~90㎝になる。節は太くて、紫黒色を帯びる。葉は対生し、卵形または楕円状披針形で長さ4~15cm、幅2.5~4cmあり、先端は尖る。脈上と縁に毛がある。

和名は、やや肥大した茎の節の部分が紫赤色を帯びて黒っぽいので「節黒」の名がある。別名:フシグロ。山草の美花の1つとして、古くからセンノウ(仙翁)花とともに茶花、生け花に用いられた。センノウは中国原産の同属の植物で、観賞用に栽培されている。

7~10月、茎の先に直径5cmほどの大きな朱紅色の花を数輪平開する。稀に白花もある。花弁は5枚、下部は狭まって爪状になり、舷部(げんぶ)は倒心形で全縁。 各花弁ごとに2個の小りん片がある。

種小名は、シーボルトP.F.von Sieboldと同じ頃、日本からオランダのライデン大学に多くの植物を集め、植物目録をつくったミケールF.W.Miquelに因む。

分布:本州、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=42962033&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:国指定史跡・達谷窟(たっこくのいわや)&フシグロセンノウ 2013年8月17日(土)]


室蓬カレッジ現代文学講座・第1回「藤沢周平のプロフィール」(その1) 2014年8月26日(火)

2014年08月28日 | 読書、本

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2014年8月26日(火)、一関市大東町渋民公民館(館長・伊藤朋広)主催の室蓬カレッジ「現代文学講座・日本を代表する時代小説を読む」の第1回(「藤沢周平のプロフィール」)大東町渋民集会センターで実施されたので妻と共に参加しました。講師は昨年に引き続き内田正好氏(一関市教育委員、盛岡大学非常勤講師、元・一関一高校長、川崎町在住)。

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第1回「藤沢周平のプロフィール」では、詳しく書き込まれた「藤沢周平年譜」(A3判3ページ)を見ながら、説明を聞きました。書物などで既に知っていることでも、いろいろな説明を聞くことで、更に理解が深まったような気がしました。特に、昭和17年(1942)から昭和40年(1965)頃までの苦労が、作品に色濃く反映されているように思いました。

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(下)「藤沢周平年譜」は、徳間書店発行「TOWN MOOK 藤沢周平と[海坂藩]を旅する」(2012年11月15日 初版発行)より

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藤沢周平の小説には、「海坂(うなさか)藩」という架空の、北国の小藩を舞台にしたものがある。これは「海坂もの」と呼ばれる。この舞台となる「海坂藩」は、藤沢周平の生まれ故郷、山形県の庄内地方をイメージしていると言われる。

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 この藩名は、昭和28年(1953)結核で手術を受け入院中、療養仲間の奨めで投句した静岡の俳誌「海坂(うなさか)」の俳誌名を拝借したとのこと。

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平凡社発行「別冊太陽・藤沢周平」2006年10月12日初版第1刷より

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(上)井上ひさし氏が藤沢周平の傑作『蝉しぐれ』を読みながら描いたという海坂(うなさか)藩・城下図。井上ひさし氏は藤沢周平氏と同じ山形県出身で、文学賞の選考委員(オール読物新人賞、直木賞、山本周五郎文学賞、朝日新人文学賞)に共に名を連ねていた。そうした縁から、藤沢の葬儀では弔辞を捧げ、雑誌に追悼文も寄せています。

(下)この日の最後に藤沢周平氏の一人娘で、結婚して遠藤姓に変わった遠藤展子さんの「父・藤沢周平との暮し」という文章を講師の内田先生が読んでくださいました。

また、この文庫版のために書いた児玉清さん(俳優・タレント・司会者・作家・学習院大学ドイツ文学部卒業)の「解説」もお読みいただきました。とても素晴らしい文章で共感しました。このほかに実弟の小菅繁治さんの「兄・藤沢周平」という本の一部もプリントされていましたが、時間がなくて読まれませんでした。(私は既にこの本を買って読んでいました)。

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