peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

椿「出雲大社藪椿(いずもたいしゃやぶつばき)」

2008年01月31日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「出雲大社藪椿
(いずもたいしゃやぶつばき)」2008年1月17日



2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室内に置かれた鉢植えの「出雲大社藪椿(いずもたいしゃ
やぶつばき)」という名の椿が真っ赤な花を咲かせていました。




椿「出雲大社藪椿(いずもたいしゃやぶつばき)」
ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica'Izumotaisya-yabutsubaki'
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・編)
には、下記の通り記載されています。
 出雲大社藪椿(いずもたいしゃやぶつばき)Izumotaisya-yabutsubaki
島根・松江 [花]鮮紅色の一重、筒咲き、筒しべ、小輪、2~4月咲き。
[葉]やや長楕円、小形、平坦。[樹]横張り性、やや弱い。[来歴]松江・
出雲大社周辺の野生ヤブツバキ選抜種。1982年に梶成人の発表。

サルオガセモドキ

2008年01月31日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のサルオガセモドキ
 2007年12月21日



2006年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
の本館がある方にある「研修温室」に、パイナップル科で最も特異な
形をもつ「サルオガセモドキ」という名の気生種がありました。

「岩手県立花きセンター」のサルオガセモドキ
 2006年11月22日


2006年11月22日、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」の
「花の館」温室に「サルオガセモドキ」という名の気生植物があり
ました。



サルオガセモドキパイナップル科チランジア(ハナアナナス)属
Tillandsia usneoides
フロリダ州、中・南米(アメリカ熱帯雨林気候区)原産。パイナップル科
で最も特異な形をもつ気生種で、根はなく、非常に細い茎に、長さ3~6mm
の細い葉が多数もつれ合うようにつき数mにもなる。株全体が銀白色の鱗片
で覆われており、その鱗片で空気中の水分や養分を吸収して生活している気
生植物である。花は黄緑色で目立たない。

ドンベヤ・チリアケア

2008年01月30日 | Weblog
「岩手県立花きセンター」のドンベヤ・チリアケア
 2006年1月30日





2006年1月30日、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」の
「花の館」温室で、シーサーのある休憩所の近くに植えられている
「ドンベヤ」が白い花を咲かせていました。
名札には、「ドンベヤ ホワイト」と書かれていました。


ドンベヤ・チリアケアアオギリ科 ドンベヤ(ドンベア)属
Donbeya tiliacea
アフリカ・マダガスカル原産の半耐寒性常緑低木(0℃以上)。樹高は
通常2~3mだが、原産地では4mにもなるという。葉の形は桐の葉に似て
いて比較的大きい。花は花嫁のブーケを思わせる清楚な白い花。開花期は
3~4月だが、温室では1~2月。アジサイに似た直径約20cmほどの手まり状
の花房を吊り下げることから「ボールツリー」の英名もある。
英名:Wedding Belle(ウェディングベル)、Tropical Snowball。

「ドンベヤ」の由来は、フランスの植物学者 Joseph Dombeyの名より。植
物園でしか見かけることのできない花木でしたが、数年前より流通し始め
たとのこと。香りも楽しめる新しい花木です。

 なお、仲間にはローズ色の花をつける「ドンベヤ・ウォリッキーDomgeya wallichii(英名:スカーレットドンベヤScarlet Dombeya)」スカーレットと
言うものの、実際はローズピンクで、ドンベヤの代表品種。開花期:3~4月。
(温室では12~2月)別名:ピンクボール、ピンクスノーボール。

「ドンベヤ・ブルゲシアエDombeya burgessiae(英名:ピンクドンベヤ(Pink
Dombeya)開花期:10~12月、珍しい秋咲き品種で、淡いピンクの花を咲かせる。
花は大きめで、手まり状ではなく数輪の房になる。比較的寒さに強く零下3℃
まで。

下記のWEBサイトには、仲間のドンベヤ(ドンベア)の素晴らしい画像が
掲載されています。
http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/438007/731632/

http://blogs.yahoo.co.jp/miyatake2236/20051746.html
[ドンベヤ・ウォリッキー-ここは「心の待合室」です。-Yahoo!ブログ]

椿「紺秋(こんしゅう)」

2008年01月30日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「紺秋(こんしゅう)」
 2008年1月17日



2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室に、鉢植えにされた「紺秋(こんしゅう)」という名
の椿が展示されていました。


椿「紺秋(こんしゅう)」ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica'Konshu'
誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・
編)には、下記の通り記載されています。
 紺秋(こんしゅう)Konshu 神奈川 [花]暗紅色の一重、筒咲き、筒
しべ、小~中輪、10~3月咲き。[葉]楕円、中形、やや波曲。[樹]立性、
強い。[来歴]紺侘助の自然実生、横山三郎の作出、1989年に笹井延夫
の発表。

オオホウカンボク(大宝冠木)

2008年01月29日 | Weblog
岩手県立花きセンターの「オオホウカンボク(大宝冠木)」
 2007年12月21日



2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
の「花の館」温室に、「オオホウカンボク(大宝冠木)」という木が植
えてありました。国内では大変珍しい植物だそうで、若葉と思われる大
きい葉が垂れ下がっていたのですが、花や蕾は見当たりませんでした。

名札には「オオホウカンボク(大宝冠木)マメ科 ブラウネア属
brownea grandiceps acq. 分布:ベネズエラ 近縁の宝冠木より花は大
きい。花はシャクナゲ状で濃桃~赤色」と書かれていました。

花は、小さな花が70~100個集まって「くす玉」のようになって、朱赤色
の花をいっぱい咲かせるそうです。「一つの花の見頃は2~3日と短いので、
豪華な花に遭遇するのはとても幸運だといえます。」

「オオホウカンボク(大宝冠木)」の花の画像は、下記のWEBサイトに
素晴らしい画像が掲載されています。
http://www.botanic.jp/plants-aa/oohoka.htm
[shu(^^)Homepage,オオホウカンボク(Brownea grandiceps)]
http://blogs.yahoo.co.jp/benchi52/15366207.html
[オオホウカンボクー神代植物公園の樹木ーyahoo!ブログ]



オオホウカンボク(大宝冠)ジャケツイバラ科 ブラウネア属
Brownea grandiceps
ベネズエラ原産の常緑高樹。中央アメリカから南アメリカ北部に分布。
成長は遅く、高さは通常3~8m程度だが、場所によっては20mにも達す
るという。葉は偶数羽状複葉で、長楕円形の小葉が5~14対つく。若葉
は褐色を帯び、淡いピンクや緑白色の斑がある。葉腋から花梗を伸ばし、
くす玉のような花序に小さな朱赤色の花を100個ほども集まって咲かせる。
この集合花の直径は約12cmほどもある。花は周辺から咲きはじめ、中央
部まで順次開花する。花の姿がバラを思わせることから、別名(英名)は
Rose of Venezuela(ベネズエラのバラ),Scarrlet flame bean。

果実は莢果で、長さ25cmほどになる。 和名は、豪華な花が「宝冠」の
ように見えることから。
ブラウネア(Brownea)属は熱帯アメリカや西インド諸島に約30種が
知られる。常緑の高木または低木。葉は偶数羽状、幼時は柔軟、やや
多肉性。時を経ると葉縁が外方に巻く。花は紅色、腋生、房状に下垂する。

「ホウカンボク(宝冠木)Brownea coccinea」は、ヴェネズェラ(ア
メリカ熱帯雨林気候区)原産の常緑低木で、庭園樹や街路樹として利用
される。高さは3~5mになる。葉は3~4対、偶数羽状複葉、新芽は軟葉、
長楕円形、尖頭。腋生の房状球形花序、花は光沢ある緋紅色。
開花期7~8月。半日陰を好む。