peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

東北自動車「長者ケ原SA」の化女沼展望広場 2017年10月25日(水)

2017年11月01日 | 

2017年10月25日(水)、東北自動車(上り)「長者ケ原SA」トイレ休憩のため立ち寄りました。

トイレの直ぐ傍に「化女沼展望広場入口」があったので入ってみました。通路にプランターに植栽され

「ムラサキサルビア/サルビア・ホルミナム」と思われる草花が沢山花を咲かせていました。そして

少し奥の木々に絡まっているヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)が、赤く色づいた果実を沢山付けていました。

さらに奥へ行くと「化女沼展望広場」がありました。高速道路を運転中にガン(雁)の群れが飛んでい

るのが見えたのですが、この地に降りたのかもしれません。SAでゆっくりするのもいいものですね。 

(下)SA入口の方に出たら樹木の白鳥が5羽いました。


胆沢郡金ケ崎町赤石堤のマガモ(真鴨) 2015年12月3日(木)

2016年01月09日 | 

2015年12月3日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。その途中の県道沿いにある「赤石堤」という「白鳥飛来地」マガモ(真鴨)と思われる渡り鳥が沢山きていました。

 マガモ(真鴨)カモ目 カモ科 Anas platyrhynchos

成鳥・雄 体長:29㎝。嘴は黄色。細くて白い頸輪から上は緑色光沢のある黒色。胸は焦茶色。背の下部は黒色だが、静止時に見える大部分(背の上部と肩羽)は灰白色。腹と脇腹も灰白色。尾羽は白く、内側ほど褐色部分が多く、中央尾羽は黒くて巻羽。足は赤橙色。翼鏡は青紫色で、翼鏡をはさんで次列風切の先と大雨覆の先の白色羽が白線となる。頭部は光の当たり方によって青紫色に見える。

成鳥・雌 体長:29㎝。全体に褐色。頭頂と過眼線は黒褐色で、眉斑が淡く見える。嘴は橙色で、上嘴には黒色が多く入る。尾羽は白っぽく、中央尾羽に近づくにつれて褐色がかる。

時期:冬鳥または留鳥。環境:湖沼、池、河川など。沿岸、内湾や港、干潟にも入る。

行動:太平洋側に比べて、日本海側に多数渡来する。日中、採食する個体もあるが、休息していることが多い。夕方になると活動を始め、水田や水辺の浅瀬などに飛んでいき、落ち穂やイネ科植物の種子などを食べる。各地に繁殖記録があるが局地的。本州以南で繁殖するもので、三列風切に黒褐色の模様があるものは、アイガモとの交雑種の可能性もある。

鳴声:「ゲェゲェゲェ・・・」と早いテンポで、次第に尻つぼみになる大きな声で鳴いたり、「ゲェ ゲェ ゲェ・・・」とゆっくり鳴く。この声はカルガモの声と似ていて区別は難しい。

特徴:成鳥雄の頸には白い頸輪がある。頭部は黒くて緑色の光沢があり、光の角度で青紫色にも見える。中央尾羽は外側に巻羽となっている。雌は全体に褐色で、頭部は黒っぽい。[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑7・日本の野鳥」より]


磐井川のカルガモ(軽鴨)

2010年11月30日 | 

P1410690

P1410659

P1410649

(上3つ)磐井川に架かる「長者滝橋」の上から上流を見たら、カモ(鴨)が4羽のんびりと泳いでいました。

P1410656

P1410706

(下)名勝・厳美渓の天工橋から磐井川の上流600mほどの所に架かる「長者滝橋」から下流を見たら、カルガモ(軽鴨)が20羽ほど羽を休めていました。

P1410625

P1410646

P1410643

P1410645

P1410661

P1410709

P1410691

P1410683

P1410680

P1410705

P1410696

カルガモ(軽鴨) ガンカモ目 ガンカモ科 Anas poecilorhyncha

英名:Spotbill Duck、体長:L雄63㎝、雌53㎝。W83~99㎝。

オスとメスが同じ色で、嘴(くちばし)の先に黄色い模様がある淡水ガモ類。アジアの温帯から熱帯で繁殖し、日本でも全国で数多く繁殖する。冬期、湖沼の結氷する地方のものは暖地に移動する。狩猟鳥。

生活:国内各地で普通に繁殖する唯一のカモ類で、全国の平野部に広く分布している。繁殖期には水田、川、池沼などで生活し、水辺を歩く。静かな水面を滑るように泳ぎながら水面でついばむ。水中に首を突っ込むなどして、草の実や葉、水草、さらには水棲昆虫や貝のような様々な動物質の餌も食べる。

水辺近くの草むらや休耕した畑、竹やぶなどの乾いた地上に巣を作るが、水辺を離れた所に作ることも多い。枯れ草や枯れ葉で皿形に作った巣の上に自身の羽毛を敷く習性は、他のガンカモ類と同様である。産卵期は4~7月。卵数は10~12個。抱卵日数は26日位である。孵化した雛はすぐに地上を歩くことができ、親鳥に導かれて水辺へ向かう。この時、親鳥が雛を1羽ずつ嘴にくわえたり、体にしがみつかせたりして飛んで運ぶ、という観察例があるよいう。越冬期には他のカモ類と混群を作り、湖沼、川などで生活し、公園にもよく現れる。

声:雌雄同色なのでオスとメスの鳴き声の区別はできないが、どちらも「グェッ、グェッ」という濁った声で鳴く。水面から飛び立った時には必ずといってもよいほど「グェッグェッグェッ」と鳴き交わし、飛翔中にも同じような声で鳴くことがある。

見分け方:地味な羽色だが、嘴(くちばし)と顔の模様の特徴で他のカモ類のメスから見分けられる。時期:暖地では1年中見ることができるが、寒地では4~10月頃。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野鳥」より]


陸前高田市古川沼のスズガモ(鈴鴨)

2010年11月25日 | 

P1400535a

P1400526

P1400503

P1400505

P1400422

P1400381

P1400411

P1400384

P1400413

P1400458

2010年11月24日(水)、道の駅「高田松原」(陸前高田市)に立ち寄って昼食を摂ったので、100mほど離れた所にある古川沼に行ってみました。松原大橋から水面に浮かんでいる水鳥を眺めていたらスズガモ(鈴鴨)と思われる冬鳥が10羽以上いました。違う種類の鳥もいないかと思って沢山撮りましたが、このほかにはオオバン(大鷭)と思われる水鳥しかいませんでした。スズガモにしても、メス(雌)ばかりのようで、オス(雄)は1羽も見つかりませんでした。

P1400475

P1400538

P1400546

P1400520

P1400507

P1400519

P1400529

P1400531

P1400506c

P1400515b

スズガモ(鈴鴨) ガンカモ目 ガンカモ科 Aythya makila 。Scaup,Greater Scaup。

L :オス・47cm 、メス・43cm。W:74~80㎝。大群をなして海面に浮かぶ、背と腹の白っぽい海ガモ類。ユーラシアと北米大陸の寒帯で広く繁殖し、日本には冬鳥として渡来する。海ガモ類の中で最も渡来個体数が多く、1984年1月15日の日本野鳥の会による全国一斉調査では約18万羽が記録されている。狩猟鳥。

生活越冬地では内湾、入江など波の静かな海面に大きな群れをなしていることが多く、海に近い湖沼や川にも姿を見せる。東京湾には毎年数万羽が渡来するが、狩猟期間になると昼間は行徳野鳥公園など安全な保護区で休息し、夜間、海上へ分散して採餌する。群が一丸となって飛ぶので、餌場との往復時に見られる朝夕の群飛翔は壮観である。

海ガモ類は、水面ではね上がるように勢いをつけて頭から水に潜る。水かきのある脚を使って水中を泳ぎ、1分近く潜っていることもある。スズガモは主に動物質の餌をとり、特に浅い海底に棲む貝類を好んで食べる。貝は丸飲みにし、胃で貝殻を砕く。

姿はごく普通に見かけるが、鳴き声はほとんど聞かれない。オスは「ククー」と静かに鳴き、メスは「クルル」と鳴くという記録がある。しかし、この鳥の羽音は鈴の音を思わせる金属的な音でよく響く。「スズカモ」という名前はこの羽音から名づけられたのであろう。

見分け方オスはキンクロハジロにやや似るが冠羽はなく、背は白に細かい波模様があって明るい灰色に見える。メスはくちばしの基部に幅広い白色部がある。飛ぶと翼に幅の広い白い翼帯が出ることはキンクロハジロ、アカハジロと同様である。時期時期10~翌年4月。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野鳥」より]


陸前高田市古川沼のオオバン(大鷭)

2010年11月24日 | 

P1400490

P1400397

P1400402

P1400406

P1400367

P1400459

P1400476

P1400486

P1400488

2010年11月24日(水)、陸前高田市の道の駅「高田松原」に立ち寄り、昼食を食べました。すぐ近くにある古川沼に行って松原大橋から水面を見たら、全身が黒くて額の白が目立つオオバン(大鷭)と思われる鳥が泳いでいました。水底の水草でも摂っているのでしょう時々水に潜っていました。

P1400491

P1400492

P1400489a

オオバン(大鷭) ツル目 クイナ科 Fulica atra 。common Coot 。

L:39㎝、W:74㎝。全身が黒くて額の白色部が目立つクイナ類。足指は長く井状で水上生活に適している。ユーラシア大陸の温帯に広く繁殖地を持つ。日本では主に関東地方以北の湖沼や川、池などで繁殖し、少数ながら東海地方以西でも繁殖する。東北地方北部より北のものは、それより南に渡って越冬する。九州でも冬期にはよく観察されるようになるが、これは関東地方以北のものが南下するためと思われる。

生活:繁殖期には、アシ(葦)原や草むらの中に枯れ草を積み上げて巣を作り、5~10個の卵を産む。孵化した雛は顔の前面が赤く、周りが黄色味を帯びていて、後ろの方ほど黒い綿羽に包まれる。泳ぎながら水草や水棲昆虫などを食べ、時々水に潜って水底の水草をとって食べたりもする。繁殖期には番(つがい)で縄張りを持つが、冬期は群れで生活するものが多い。しかし、餌場では強いものが小さい縄張りを持ち、そこに他のものが近づくと追い払ったりもする。飛び立つ時には水面をかけるようにし、飛ぶと次列風切後縁の白線が見える。

声:水面を泳ぎながら「クェンー、クェンー」とか「キョキョーン、キョキョン」という高くてよく響く声で鳴き、鳴きかわすことも多い。幼鳥は「ピシッ」という短く鋭い声を出す。飛翔時には「キュキュー」とか「コキーコキー」と聞こえる声で鳴くことがある。

見分け方:泳いでいる姿を見る機会が多く、全身が黒いので額の白が非常に目立つ。バンは水辺で見る機会が多く、額は赤い。

時期:寒地・山地 4~9月。暖地・平地 1~4、9~12月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野鳥」より]