洋ラン マスデバリア ラン科 マスデバリア属 Masdevallia(Masd.):コロンビアからボリビアに至るアンデスを中心に、メキシコからブラジルまで分布している。小型の着生ランで、現在400を超える種が知られている。葉はあまり変異が無く、形態はプレウロタリスPleurothallisに類し、一見してそれとわかるへら状の葉を密生させる。花茎は直立するか水平、あるいは短く詰まり、単一または少~多数の花を総状につける。
花は萼片が大きく、色、形は様々であるが、基部は合着して、杯状、筒状になり、先端が多様に展開する。花弁、唇弁は通常、萼片基部に隠れるか、あるいはわずかに露出し、小さいが形態は複雑である。花色は赤、紫、黄~暗い褐色系のものまでその幅は広い。花粉塊は2個。属名はスペインのカルロス3世の侍医Jose Masdevallを記念したもの。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
[主婦の友社発行「やさしい洋ラン180種・最新品種と育て方」より]
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