Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

符丁に酔って、芥子を落とす

2005-08-02 | 料理
ブラット・ヴルストと言えば太いベークドソーセージとして、どんなに短期間の留学生であろうともムスリムの出稼ぎ労働者でも知っている。しかしその中味をブレートと言うのは、少し専門的である。通常のデューデンやヴァーリックのドイツ語辞典には、載っているから知っている人は知っている。現にお品書きに載っていた。

さて、これを大きく叩き伸ばしてパンケーキの衣で包んで揚げたものを食した。中華では正式になんと言うか知らないがそのままの肉であれば豚のてんぷらに近いもので、ベトナム料理などでも似た物がある。中がミンチであれば、肉でも魚でも良く似たものだろう。

これにテーブルに置いてある陶器の壷の芥子をタップリと小匙で皿に落とすと、些かここは何屋さんと言う感じがする。有名ワイン醸造所の蔵出しを出す食事処である。天気が良い時は綺麗なお庭に座り花に囲まれて、美味いワインと小料理を楽しむ事が出来る。

生憎、咋金曜日は夕立で強い雨の雷鳴が轟いていた。比較的混んだ室内の席が空くのを二三分待って、ワインを三杯愉しんだ。辛口リースリングの炭酸割りに続いて、そのピュアーなフォルスター・シュネッペンフルークの2004年リースリングをのんだ。QBAクラスにしては、アルコール12度と気持ちよく食事が進む。そして最後に飲んだのがフィロソフィーと名付けられたワインである。12,5とアルコール度が尚の事高いが、糖7,7と酸7,1との具合が丁度よくて、真に酩酊出来る酒であった。
コメント (2)
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