Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

鼻を噛む余裕もない

2021-08-11 | 雑感
ワイン試飲会、一件目は3Gが必要となった。つまり何らかの証明書類がいる。そこまでして行く必要などはない。先ず先に発注して取りに行って、未払い分をそこで払うだけだ。何も無理してグローセスゲヴェックスを試飲して買う必要はない。

あと二件ほど申し込んでみる。7月の時点ではテストは要らず席についてマスクを外してとなっている。先ずは問い合わせて、その様子を見るだけだ。一年や二年外れてもそんなに問題ではない。そもそも一年間殆ど開けていないので飲み頃でどこかで帳尻を合わせられる。

床屋に行くとやりて婆が愚痴っていた。休暇中ということで手が無くて一人で電話予約もなにもかもこなさないけないということだ。こちらは先日若い見習のような女の子を見たので、てっきり彼女が頭を洗ってくれると思っていた。飛んだ見当違いだった。

結局、新たなコロナ対応の話しになったのだ。僕は昨年全ての症状が出たからもう接種で副作用は嫌だといったら、婆さんは旦那と一緒に打ったけど大したことが無かったとかだった。アストラゼネカを二回打ったようだった。半年ぐらいに打たないとねとも話して、結局科学では無くて政治だからと話した。婆さんは全部で17週間も休んだんだと話していた。もう結構だ。

更にスパン保健相の様に床屋にもテスト義務とか馬鹿なことを言いだすとそれだけで大変になる。いい加減によせである。自分のことは自分で守るそれだけだということに。

床屋に行く前にルツェルンの券が発売になったので二枚ほど予約しておいた。毎年無料で市民に開いている夕方のミニコンサートである。ベルリナーフィルハーモニカーツアー公演第一プログラム前に40分ほど新しいルツェルン音楽祭現代楽団の練習である。ベルリンに向かってそこのフェスティシュピーレでも演奏する。その前にもコンサートがあるのだが、それは有料なので、また午後から一日中演奏会は神経がもたない。

そして前日にもあって、そもそも宿のチェックインなどが遅れるとどうなるか分からないと思っていたが、今度は作曲家サウンダースに注目しての同様の演奏会があるので、また晩の演奏会自体が12チェロ奏団のものでエンタメに近く休憩無しでは態々往復150㎞走る価値が危ぶまれたので、無料であり付け足しておいた。両方行ければ価値がある。

机の上を見たら鼻紙の包みがある。ミュンヘンの劇場で最終日に貰った。その時支配人バッハラーのお別れにと聞いて貰ったので、記念品にしてはけち臭いなと思っていた。しかし新聞にお別れに白い布をと書いてあったので、楽団員はブルーの布だったと思っておかしいと思っていた。そしてよく見ると書いてあった。

「ニコラウス・バッハラーとキリル・ペトレンコのお別れに際して、バイエルン国立管弦楽団は小曲を演奏してお別れとします。どうぞ白い布を振って参加してください。」とあるではないか。二人には内緒で準備していたと思うが、バッハラーは既にパブリックヴューイング会場に向かっていたのではなかったか。そもそも手渡されるときにペトレンコにと言われていればそれをしっかり読んで確認していたと思う。

どちらにしてもあの印象的な光景をヴィデオに納める方が遥かに重要だった。少なくとも最前列周辺では誰もやっていなかった。その光景に吸い込まれてしまっていたと思う。



参照:
山の向こうに越していく 2021-08-08 | マスメディア批評
屹度戻って来るからね 2021-08-01 | 文化一般
コメント
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