Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

なかなかいい味わい

2021-08-13 | ワイン
午前中にワインを取りに行った。来週になるとどうなるか分からないからである。9月初めに試飲会を予約したが、証明書類まで持って行ってというのは論外だ。そこでまだ試していなかった2020年物を二種類取りに行った。その他にも2019年物の雑食砂岩リースリングの売れ残りがあったので、6本購入しておいた。全部で18本と支払っていなかった2019年物のグローセスゲヴェックス3本分の支払いを済ませておいた。これで両年の出来に関しても抑えることが出来る。

幹線国道が込んでいたので、帰りはワイン街道を北上して戻って来た。時間も掛かるが時々観光道路のような鄙びたワインの村を通って走ってくるのも悪くはない。アルザスのコルマー周辺の街道とよく似ていてそれよりも鄙びている。同じ街道筋でもこちらが住んでいるところは矢張り大都会にも近く、風景も何もかも都会的である。戻ってくると分かる。

朝をしっかりとっていなかったので、残っていたレンズマメソースのシュペッツェレを食した。浅めに火を通していたのでモチャモチャせずに快適に食せた。折角であるから冷蔵庫に入れたばかりのリースリングを昼から開けた。短く午睡である。

東京都や政府の専門家の会見を見ていると嘘ばかりが耳につく。政府の尾身先生ももはや目標を出して国民に呼びかける気持ちも失ったようで、話していることが殆どホゲホゲの爺さんの内容になっている。人流五割低下で何を目指すかというと最早実行再生産数を一以下にすることでは無く、政府との間での妥協案としての落とし所を示している。

問題は新陽性者数の抑制では無くて、崩壊している医療に支援をして行く方法としての施策である。医療崩壊によって失われる命が増えてくることは認めていて、災害としている。まさしく人災なのだが、昨年から何もしていないのだから幾ら吠えても意味が無いことは分かっている。皆が期待している様に死者数が数倍にもならなければそれでよしということなのだろう。

更に感染の仕方からある程度でピークアウトするとみているようだが、ドイツでは昨年の待降節から新年にかけて感染爆発で最終的には死者数が十倍へと跳ね上がった。津々浦々までウイルスが広がると自ずから死者数は増える。日本の程度の接種率では殆ど影響は生じない。

接種の晩は走る元気が無いかもしれないので、走っておいた。結局30分も走った。日中は摂氏29度ほどになったが、20時過ぎには22度まで下がっていて寒いぐらいだった。谷筋はいつも涼しいが上部に行くと熱が残っている。今晩は時刻が遅いこともあり冷えていた。これが何を意味するかというとその下のワイン地所の葡萄の酸が効くということだ。ドイツで最も価格の高いリースリングの出来る地所はフォルストのキルヘンシュトュックなのだ。

帰って来てから、先ずはヴァイツェンビーア、そして昼に開けた「オェコノミラート」リースリング。酸味が緩い分若干渋みが感じられるが、これが中々いい味わいなのだ。



参照:
アルコールも欲しくなる 2019-09-13 | 試飲百景
暖かく且つ拘束感も無い 2019-11-06 | ワイン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする