木曜日のベルリンからのTVニュースを幾つか観た。ヴァルトビューネでキリル・ペトレンコ指揮でベルリナーフィルハーモニカーが演奏するという通常はシーズン最終公演にあるものが、今回はシーズンに先駆けてカムバックシリーズとして演奏された。
ニュース番組では前日の練習風景にペトレンコが会場に入ってくるところから映している。とても珍しい映像である。ポロシャツを着て手にボストンバックを持っている。旅行の時はスチュワーデスバックを引いているようだが、流石に地元なので必要最小の手荷物だったのだろう。
ペトレンコはシーズン最後に恐らく上海で演奏してから同じプログラムをそこでやるのだと思われるが、トリフォノフをピアノに向かえての贅沢なロシアものプログラムである。そこでペトレンコは正式なヴァルトビューネ公演のデビューを果たす。
今回注目されたのは、楽器配置であるが、通常の配置の様で、オープンエアー様に別にとは考えにくいので金曜日のオープニングの本公演も同じ配置と考えられる。ローマのサンタツェチーリアで昨年のクリスマス前に振った時は独伝統配置であったので、自ずから意味が変わって来る。大雑把に矢張り音の密度が上がると思う。それが活きてくるのは、オベロン序曲であったりヒンデミートであったりすると思う。どうしてもプログラム前半に若干重心が移る。なるほどベルリナーフィルハーモニカーのサイトにも「浪漫」が強調されていた筈だ。
今迄はペトレンコはロマン派の音楽を得意としていないとされていたのだが、上のような密な音響を目指すとすると新たなロマンの響きは生じる筈だ。ミュンヘンにおいては個人的には「魔弾の射手」などを期待していたので、その意味からは興味深い。但し、ルツェルンでそれもヒンデミート抜きで演奏されるとするときに、どうしても独伝統配置の響きを聴きたいと思うのも心情なのである。フランクフルトのアルテオパーとバーデンバーデンで二回はフルプログラムで聴けることに成っているので、それは我慢しよう。先ずは生放送を聴いてからである。
ヴァルトビューネではアンコールでハンガリー舞曲とそして最後にお決まりのベルリナールフトを指揮している。放送によるとペトレンコがそれを振るのは初めてだということだ。ベルリンのコーミッシェオパーにいたので振っていると思っていたが、機会が無かったようだ。観客に振り向いての指揮がまたとてもいいのので、どうしてもラデツキーマルシェを想起してしまう。
会場では獣医さんかが、最後の盛り上がりが雨を忘れさせてくれるようならもっと良かったのだがと厳しい批判もあったのだが、天気がやはり大きいだろうか。新聞評には、そうしたエンタメ要素はペトレンコのものではないとしていたが、それでもペトレンコのセンシティーブな音楽を堪能できたはずだとしていた。その分来年も音楽的にも意味の無いものにはならないだろう。
ロベルト・コッホ研究所の金曜日の最新リストが発表された。スイスに関しての言及はなかった。即ちドイツと同じ扱いである。フランスも変わらずだった。個人的には48時間有効の陰性証明が一つあればそれで完了となる。少なくとも二日間はドイツ内の国境の宿から通える。今回はそれで十分である。
これで週末はお勉強と共に旅行の準備を整えられる。既に現金は多少取って来ているので、宿での二回の夜食と朝食を考えればよい。燃料は週明けでいいだろう。既に木曜日に走っておいたので、週末にのもう一度走れば来週中間を休んでも構わない。二泊であるから黒い森を走る時間もない。
先月ミュンヘンに出かける際にリースリングをご進物用に購入した。その時に購入した2018年のフォルスターのヴィラージュものが良かったので購入した。もう少し出せばPCも買えたのだが、いいものも6本も飲むと飽きが来るので、下のものにした。
序でにPC「2019年ゲリュムペル」も六本取って来た。先日までは売り切れていたようだが追加瓶詰めで偶々入ったということなので、猶予はなかった。2019年物は殆ど呑めていないのだが、悪くはない様だ。その序でに2020年物のヴィラージュも一本無料でつけて貰った。そこで試飲などする気分ではないから、それも悪くはない。気に入れば直ぐに買いに行ける。
参照:
若年寄りも結構使える 2021-08-06 | ワイン
脱ガイストシュピール 2020-05-25 | 文化一般
ニュース番組では前日の練習風景にペトレンコが会場に入ってくるところから映している。とても珍しい映像である。ポロシャツを着て手にボストンバックを持っている。旅行の時はスチュワーデスバックを引いているようだが、流石に地元なので必要最小の手荷物だったのだろう。
ペトレンコはシーズン最後に恐らく上海で演奏してから同じプログラムをそこでやるのだと思われるが、トリフォノフをピアノに向かえての贅沢なロシアものプログラムである。そこでペトレンコは正式なヴァルトビューネ公演のデビューを果たす。
今回注目されたのは、楽器配置であるが、通常の配置の様で、オープンエアー様に別にとは考えにくいので金曜日のオープニングの本公演も同じ配置と考えられる。ローマのサンタツェチーリアで昨年のクリスマス前に振った時は独伝統配置であったので、自ずから意味が変わって来る。大雑把に矢張り音の密度が上がると思う。それが活きてくるのは、オベロン序曲であったりヒンデミートであったりすると思う。どうしてもプログラム前半に若干重心が移る。なるほどベルリナーフィルハーモニカーのサイトにも「浪漫」が強調されていた筈だ。
今迄はペトレンコはロマン派の音楽を得意としていないとされていたのだが、上のような密な音響を目指すとすると新たなロマンの響きは生じる筈だ。ミュンヘンにおいては個人的には「魔弾の射手」などを期待していたので、その意味からは興味深い。但し、ルツェルンでそれもヒンデミート抜きで演奏されるとするときに、どうしても独伝統配置の響きを聴きたいと思うのも心情なのである。フランクフルトのアルテオパーとバーデンバーデンで二回はフルプログラムで聴けることに成っているので、それは我慢しよう。先ずは生放送を聴いてからである。
ヴァルトビューネではアンコールでハンガリー舞曲とそして最後にお決まりのベルリナールフトを指揮している。放送によるとペトレンコがそれを振るのは初めてだということだ。ベルリンのコーミッシェオパーにいたので振っていると思っていたが、機会が無かったようだ。観客に振り向いての指揮がまたとてもいいのので、どうしてもラデツキーマルシェを想起してしまう。
会場では獣医さんかが、最後の盛り上がりが雨を忘れさせてくれるようならもっと良かったのだがと厳しい批判もあったのだが、天気がやはり大きいだろうか。新聞評には、そうしたエンタメ要素はペトレンコのものではないとしていたが、それでもペトレンコのセンシティーブな音楽を堪能できたはずだとしていた。その分来年も音楽的にも意味の無いものにはならないだろう。
ロベルト・コッホ研究所の金曜日の最新リストが発表された。スイスに関しての言及はなかった。即ちドイツと同じ扱いである。フランスも変わらずだった。個人的には48時間有効の陰性証明が一つあればそれで完了となる。少なくとも二日間はドイツ内の国境の宿から通える。今回はそれで十分である。
これで週末はお勉強と共に旅行の準備を整えられる。既に現金は多少取って来ているので、宿での二回の夜食と朝食を考えればよい。燃料は週明けでいいだろう。既に木曜日に走っておいたので、週末にのもう一度走れば来週中間を休んでも構わない。二泊であるから黒い森を走る時間もない。
先月ミュンヘンに出かける際にリースリングをご進物用に購入した。その時に購入した2018年のフォルスターのヴィラージュものが良かったので購入した。もう少し出せばPCも買えたのだが、いいものも6本も飲むと飽きが来るので、下のものにした。
序でにPC「2019年ゲリュムペル」も六本取って来た。先日までは売り切れていたようだが追加瓶詰めで偶々入ったということなので、猶予はなかった。2019年物は殆ど呑めていないのだが、悪くはない様だ。その序でに2020年物のヴィラージュも一本無料でつけて貰った。そこで試飲などする気分ではないから、それも悪くはない。気に入れば直ぐに買いに行ける。
参照:
若年寄りも結構使える 2021-08-06 | ワイン
脱ガイストシュピール 2020-05-25 | 文化一般