妻籠宿は、先週来たときは人っ子一人いなかったが、この日は連休なので朝早くから観光客がうろうろしていた。
私もぶらぶらお店を見ながら散歩。
妻籠宿の中ほどに本陣と反対側に脇本陣があった。
本陣は大名行列でお殿様が泊まるところ。
脇本陣は本陣が使われているときに、予備の本陣だという。
大政奉還で幕府が倒れて、本陣には幕府からのお金の流れがストップして朽ち果ててしまった。
脇本陣は幕府があったときは主流じゃなかったので、酒蔵やみそ蔵などを脇の家業として商売していた。それで幕府が倒れても脇本陣は自立していたので残った。
明治天皇陛下が全国行脚されたときにも、妻籠によられたときに脇本陣でお休みになった。
由緒ある建造物が残っています。
囲炉裏のこちら側がご主人様が座られるところ。
反対側が子供たち。
右側に舅姑、そしてその隣に嫁が座り、その場所が台所に一番近いところ。
つまり動く人が座るところが右前方。
左はお客さんなどが座る。
薪など火をくべたりするのが正面の席。
煙は正面にいくので子供と火の番のほうへ流れる。
明治時代に改築されてから200年経ったので、柱や天井など薄い木肌だったものが黒々としています。
カラ拭きやヌカで拭くと黒々とてかってきます。
囲炉裏の火は夏でも絶やさないようにしている。
煙のせいで蚊も虫が寄らないそうです。
たぶんシロアリ対策にもなるんでしょう。
明治天皇がご休憩された部屋です。
ここまで緋毛氈を敷き、長靴のまま上がられたそうです。
明治天皇陛下が全国行脚された当時は汽車もなかったのだろう、、、。
馬だったのかな?
御輿のようなものに担がれて旅したのだろうか?
でも明治天皇は活発な方だったそうなので、馬上が似合いそうだ。
「かたりべ」いらっしゃるのが、、、いいですね。
意外にお若い女性だった。
昔から記憶が良いのは、、、旦那衆よりも奥方と決まっている。
それで、いろいろ過去の話でトラブルになる。
江戸時代の5街道です。
東海道、中山道(京都で東海道と合流)、甲州街道(諏訪で中山道と合流)、奥州街道、日光街道(宇都宮から分かれる)が江戸時代の街道です。
その昔、戦国時代のあたりでは、中山道ルートは東山道と呼ばれていて、京都から奥州へ抜けるルートだった。高崎あたりで日光へ向かって東北に抜けたのだろう。その頃は京都が日本の中心で江戸の影も形もなかった。日本海を使った海洋ルートのほうが物流には便利で確実だった。
そうそう、馬籠で聞いたのだが、最近のことですが長野県が田中康夫知事だった時に、馬籠は岐阜県の中津川に売られたそうです。昔から馬籠は長野県だったが、今では岐阜県になったそうです。馬籠の生活圏が長野県の松本じゃなく中津川だったからです。土地や町村の売り買いがあるんですね~~~!
おばばが笑いながら話してくれました。
ニコンZ7 スナップショット・スコパー25mm iso400
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