北海道紀行4
旭川から稚内(宗谷岬や納沙布岬がある)まで鈍行列車で6時間の旅だった。
一般観光客から、にわか鉄ちゃん(鉄道マニア)に変身して、そわそわキョロキョロだった。
平成から令和へ変わって2日目です。
この10日間の大型連休でも北海道の込み具合は、シーズン前だから本州ほどじゃない。
当日でもホテル(どこでも良ければ)はとれました。
夏だったらそんなわけにはいかないと思うが、、、。
旭川から稚内行き直通鈍行列車が1日1本だけあります。
普通は特急で4時間かけて行きますが。
直通鈍行列車は6時間チョトかりますが、6時発なので1日が有効に使えるのです。
乗客は、、、やはり鉄ちゃんというか、、、オタク系が多い!
でも結局いちばんそわそわキョロキョロしていたのは私だった。
そこで、顔がばれないように黒いサングラスをかけて変装しました。
そわそわキョロキョロを怪しまれて、顔がばれるのを防いだわけです。
席は空いていたが動きやすいベンチシートに陣取りました。
左右に行ったり来たり、窓に張り付いたり、駅に着くたびにドアから出るにはここしかない。
サングラスをかけていれば怪しまれないだろう。
旭川駅に小さなタイムテーブルがあった。
旭川は稚内に向かう宗谷本線の真ん中にありますし、大雪山登山への基地でもあります。
網走方面や釧路へも列車がでているし、札幌と並ぶ北海道の中心地です。
帰りは鈍行じゃ日が変わっちゃうので、特急を予約しました。
荷物は旭川のホテルに置きっぱなし。
荷は軽量にパッキング。
2両編成です。
でも、2時間もしないで名寄(ナヨロ)で1両切り離されますので、あとは延々と1両で残雪の北海道を走っていきました。
宗谷本線だと私は思っていたが、宗谷線に格下げされたのか?
旭川以北は豪雪地帯なので、除雪車が20台くらい止っていた。
さすがに除雪車の出動は今年は終わったのでしょう。
旭川管区の除雪車が集結しているのかも。
北海道は雪対策でお金がかかって大変だろう。
除雪車は片側がロータリーで雪を飛ばすようになっていて、反対側が雪を横に弾き飛ばすラッセルになっている。これを列車の前につけて除雪しながら走るのかしら???
雪国のことはよくわかりません。
冷房が付いていないようで、昔ながらの扇風機だた。
これで暑さ対策が十分というくらい涼しいのでしょう。
ノリ鉄・鉄ちゃんは見逃しませんよーーー!
なにがって、窓が本州の列車に比べて一回り小さく、しかも密封性がいい。
窓の面積がそもそも小さく、たぶん冷気が伝わってこないようになている。
シートは同じですが窓が小さい。
通学・通勤に使われるのかベンチシートの割合が大きい。
笠は私のものです。
むろん単線だった。
鈍行列車なので5分も停車時間があることもあり、すかさずカメラを持って飛び出します。
単線なので時々すれ違いがあるからです。
でも、このとおり稚内行きは大雨だった。
日本最北の地へ2度目になりますが残念無念です。
気軽に来れるところじゃありませんから。
そもそも、5月の連休なのに日中でも気温は5.5℃だった。
稚内から宗谷岬を回ってきましたが、体中が湿気て寒いのなんの!
いつも履いているランニングシューズだったので、靴下までびしょびしょになって、足の指が凍っていました。
このとおり、平地でも雪が残っているくらいですから、寒いわけです。
鉄路は北へ北へと、最北の稚内を目指して走っていく。
1両連結の稚内行きの列車乗客は時間をたっぷり持っている人か、、、たいていは鉄ちゃん(乗り鉄)のような変人だった。
だから男率が高い!
鉄オタじゃないイタイ系のかたもいらっしゃった。
がタイの良い若い男がぬいぐるみをいっぱいつけたカバンをしょていた。
あ・ん・れ・はイタイいぞ~~~。
鉄ちゃんでも、撮りてつの方は車で列車が通るポイント、ポイントへ先走りするので車利用だ。
だから、いい鉄道写真を撮りたかったら、車しか利用できない。
乗りてつは乗車して列車の旅を体験するのが好きなので、同じてっちゃんでも、ずいぶん行動が違う。
無人駅舎が多いのだが、ヒグマや野生動物が出没するので、木造駅舎じゃなく貨物列車で使われていた車掌さん車両を使っていた。
帰りの特急では、何度も「動物が出たので徐行します」というアナウスがあって、5分遅れになった。
今回でも苫小牧近くの国道を夕方走っていたら、大きな鹿3頭に出くわした。
夜だったらヘッドライトの明かりに鹿が浮かびあがったら、びっくり仰天です。
こんな可愛らしいものから、ボロボロな駅舎までさまざま。
6時間乗っていても、まったく飽きが来なかった。
途中駅には売店もなければコンビニもない。
いっきに260km6時間走ってしまう。
しかも乗客の入れ替わりが比較的に少ない、鉄オタが乗っているからでしょーーー。
稚内に着く直前に海が見えます。
一瞬のことでしたが、殺風景な北国の海岸線が遠望できました。
良い光景だったが撮り損ねてしまった。
車窓からなのでくっきりと写真はとれません。
カメラはいつも手の届くところに置いてあります。
音威子府駅(オトイネップ)は木造の駅舎。
北海道の地名の呼び方は、アイヌ言葉を漢字にあてたので、和人には読めません。
宗谷本線の稚内終点です。
単線のまま、しかもプラットホームもひとつだけ。
改札口もここだけ。
駅員さんが改札口にいるだけです。
駅舎は近代的な大きなビルなんですが。
乗客が夏ぐらいしか来ないのでしょう。
波止場のほうにあった、サハリンへの連絡船が大昔にはあったのでしょう。
私が物心ついたころには、本州青森から北海道の函館へ、国鉄(今のJR)の連絡船がありました。列車がそのまま連絡船に乗って行った。さらにその昔は私の知らない時代ですが、サハリンへの鉄路の連絡船があったようだ。
日本の鉄路の北端です。
カメラ*ニコンD5300
レンズ*ニコンのセットレンズ2本
2019年4月 北海道紀行1 江差で開陽丸を見た
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2019年7月 9北帰行11 北海道土産は小林牧場のチーズ
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