昔は柏木村といわれ、今は北新宿の古寺を雨の中訪れました。
ボタンの花がキレイだと聞いたのです。
真言宗豊山派の寺院で、すぐ近くにある鎧神社の別当寺のよう。見回した感じでは鎧様(近所の人はヨロイサマと呼ぶ)より円照寺のほうがダイブ広い。
参道の両側は広い有料駐車場で、このお寺さんがアパートまで経営しているようだ。手入れが行き届いているのは、お寺が裕福なのも理由のひとつでしょう。
近くの鎧神社はお祭りの時に訪れるが、円照寺に入ったことはなかった。
園内はキレイに手入れされていて、なんでも住職さんが植物やお庭のの手入れが好きなんだと言う。
それは見事に手入れされていて、観光客が訪れることのないお寺なので、本当にビックリだった。
山門も大きくないが立派なものだ。勝手に入っていいものか躊躇するほどですねー。
年々、いろんな所に手が入りキレイになっていく。
門をくぐると人気がなくシーンとしているが、雨に牡丹が良く映えています。花壇と通路の境に瓦を埋め込んであって手が込んだ面白い造りです。
ボタンの花で有名です。
天慶3年(940)藤原秀郷が平将門征伐の際に寺となしたと伝えられている。地頭柏木右衛門佐頼秀の館で、しだれ桜の古木が今なお接木されて残っています。
入口のエントランスから左右に植木があり、ボタンの花が咲き誇っていました。
ボタンはこんな花だったんだ。
「立てばしゃくやく、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
辞書で調べたらシャクヤクとボタンは牡丹科で、私には区別がつかない。昔から歌われている花なので、日本の花なのだろうか?
花ひとつ、ひとつが大きいので豪華な花だ。
通路と植え込みとの境が瓦で仕切られていて、なんとも粋じゃありませんか!瓦は埋め込まれて間もないようで、隙間に土が入ってくると趣が出てくるんだろうなー。
都内にはお寺がいっぱいあるけれど、こんなに手が入ったお寺さんは私は知らない。
その後ろには檀家のお墓がいっぱい。
しかし良く清掃されている。
ここは桜の古木でも有名です。
円照寺の創建年代は不詳ですが、理源大師の弟子の貞崇僧都が安置した薬師堂を起源とし、天慶3年(940)藤原秀郷が平将門征伐の際に一寺となしたと伝えられます。当地は、地頭柏木右衛門佐頼秀の居館跡といわれ、その桜が接木され残されています。現在の木は3代目だそう。(猫のあしあとから)
http://www.tesshow.jp/index.html
残念ながら桜は終わり。
八重桜(牡丹桜)の花びらが雨に散る!
わざわざキノコをそだてているようだ。
雨降る境内の中で、シュシュと小さな音がするので行くと、下男というのか屋根の下で刃物を研いでいた。
真言宗豊山派、医光山瑠璃光院円照寺。
新宿区北新宿3-23-2
ご本尊は薬師如来像
じつは実話で、写真家、篠山紀信さんの生家です!
2018年3月 円照寺の枝垂れ桜
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-a9a0.html
円照寺のさくら
http://studioon.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-a807.html
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