長いこと乗っています、10年は優に過ぎているだろう。
のりゃすい、こわれない、維持費が安い、、、いろいろ理由はあります。今までで一番長く乗ったバイクです。
原付2種は制限速度が車と同じなんで、とても便利です。
ところが、何年か前ガソリン代が値上がりして、エコ走りを心がけるようになり、信号でストップするたびにエンジンを切っていました。すると、だんだんエンジンのかかりが悪くなり、かかりが危うくなってきたので、バッテリーのくたびれかと思い新品にチェンジしました。
しかし、バッテリーが新品でも全くセルの調子が悪く、かかりが悪いまま。
これは、、、もしやセルの不調かと、、、怪しみ、修理ブログを読みチャレンジすることに。モーター全般ですが、電極のブラシが汚れたり、削れて小さくなると回らなくなると、雑学で知っていたからです。
さっそく時間のある時にバラしてみた。
変速機のカバーを止めているボルトを六角レンチでカリカリ外す。ボルトは7本、その前にキックペダルを外します。
キックペダルは外す必要がなかったかもしれない。構造上車体本体とはラチェットでかみ合っているだけだから、分解しないほうがいいでしょう。
ついでに隣にあるエアーボックスもばらしてみる。
このリード100は私は業者任せで、一度も自分で点検したことがなかった。DIYはいいところバッテリー交換だけ。むかしむかし、南米で行われたアマゾンラリーで、スーパーメカニックと言われて13000kmを走ったこともあったが、、、。
こんなになっているの、、、。
右上がエアーボックスで、フィルターはカバーについていた。
これはプラスねじだった。
簡単そうなエアーボックスの点検から。
ありゃりゃ、、、スポンジがオイルまみれで真っ黒く固体化して、触るとボロボロと崩れる。
こりゃもう使えません。吸気の抵抗は相当なものだったのでは??
スポンジはケースから外したところボロボロと崩れ使い物にならない。もしかして整備でも、ここは一度もあけていない??。
3年おきぐらいにメンテを頼んでいたが、いちどもやっていないの??
販売店といってもいい加減なところもあるから、、、お仕事でやっているだけでバイク好きじゃないのか?
左の上向きダクトからエアーが入り、内側の縁で囲われたところにフィルターがはまり、下の向こう向きのダクトからエンジンにエアーが流れます。
スポンジをどうするか考えたが、、、パーツ取り寄せをやめ、ホームセンターで売っていた換気口フィルター(家庭用品は安い)を2重にして貼り付けた。
こんなもので代用ができるか???
組み付けて乗ったら、エアーの抵抗が減ったようで加速が良くなった、、、ほんまかいな。
60km/h以上のスピードで特に元気になった。際限なく伸びて行く感じで、最高スピードが100km/h以上いくんじゃないか!?
いんちき修理でパワーアップ。
さてさて、本題のセルモーターはどうでしょう?
ここにありました。10年以上の汚れがたまってこびりついている。
まづ灯油で洗って乾かして、熱湯と石鹸でピカピカになるまで歯ブラシで汚れを落としました。
右のフィンの中心にあるボルトの外側がラチェットになっている。ここがキックペダルの接点です。これしか接触しません。
さらにセルを分解すると、、、カーボンがついて真っ黒け。これじゃ絶縁が悪かろう。
ブラシとコイル、ケースをきれいにしてから組み付けた。
さてスイッチを入れセルを回すと、ぐいーんと回ってガッと止まってしまった。
あれれ、もう一度バラス、根気が必要です。
ちびたブラシが割れてしまった、、、万事きゅーーーす。
ブラシが弱く脆くなっていたようだ。勢いよく回ったので欠けてしまったよう。
ブラシの元の長さを知りませんから~~~新品と比べたら1/2ぐらいだった。
パーツリストで注文しよう。
ここでBRDのびとっち博士の登場です。
http://www.brd.co.jp/index.html
調べてもらうと古~い~ジャイロのパーツが使えるという。
リード100のパーツリストでは、ブラシだけを売っていない。
(PS 新型リード110はまったく同じ物で、パーツの取り寄せできるという)
この型のリード100のパーツリストではセル一式交換になり、16000円ほどだという。時代の変化です、昔は細かいものまでパーツで売っていたが、今の製品は大きくブロックごとに交換するようです。部品と工賃の兼ね合いと、メカニックの技量の問題があるからです。
ここ一発、ジャイロのパーツにかけてみましょう、、、1000円ぐらいですから、、、!
洗う前のセルの受けです。カーボンがたまって、、ブラシが磨り減っている。
にゅろにょろの2本がモーターのブラシ、定位置から外れています。常時スプリングで押されて、モーター本体に接触するようになっていて、はずすと定位置から飛び出してしまいます。
ブラシを押すちいさなスプリングは無くさないように外しています。
これが、ばらす時にポンと飛ぶのです、注意注意。
細いスプリングは作業場が汚いと絶対に見つかりません。
作業スペースはデザインをやるデスクくらいキレイにしましょう。
これも灯油で洗い、つぎに熱湯と歯ブラシと石鹸でピカピカにした。
組み付けは手が3本以上必要です。つまり誰か手伝いが必要。
ワニグチクリップでブラシとスプリングを抑え込みながらモーター本体を差し込みます。その時に手がいっぱいあると便利。
やってみればわかる。
このパーツを取り寄せた。
ジャイロ用というので形状が一直線ですが、リード100は左の部品が90度に折れています。
そこでペンチ2つでえいやと折り曲げます。
文鎮のような銅がブラシです。回転するモーター本体に常に接触しているので削れてくるのです。
小さなブラシですが、回転するところに接触するので凹ラウンドしています。つまり2つのブラシの凹ラウンドしているところが向き合うのです。
組み付けると、、、セルを押した瞬間にエンジンがかかります。ぎゅるぎゅるなど音を立てることなく、エンジンが一瞬でかかるようになりました。
新車のようなエンジンのかかりになり嬉しいですね。
パーツをきれいにして組み上げる写真を、一心不乱にやっていたんで撮り忘れ。
ジャイロのパーツが入っていた袋の番号は31201-187-701。
参考WEB
http://minkara.carview.co.jp/userid/154889/car/281678/525301/note.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/154889/blog/
めでたしめでたし。
私は家電でもPCでも車でもカメラのパーツでもお湯で洗うので、アライグマと言われています。むろん電気系はショートしないように乾かします。
リード100の寿命が2年伸びました。まーいろいろ壊れるところがでてくるからね~~~。15年以上乗るぞ~~~
あ、作業に入る前にバッテリーの結線は外して置くこと、作業中に感電はご免でしょー。
過去記事
私の足、リード100
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20081130
リード100の燃費は29.44km/L
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080704
リード100のバッテリー充電
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20110408
リード100のタイヤを交換
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090129
リード100のシートを張替え、DIYでキレイにできた
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090707
リード100のパーツリストの写真です、クリックすると読めるかも
ジャイロのパーツリストです
ジャイロはセルモーター本体でもブラシ単品でも取り寄せできます。
ブラシセット820円と読めます。
リード100はブラシだけのパーツ取り寄せはできない。リード110は同じなので、そちらを頼んでも良いでしょう。リード110の部品が変更される可能性があるので確かめること。
ビトッチ博士のクロスカブを撮影
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます