
生まれて初めて靴を修理に出した。基本的に修理に出すような靴というのは革靴だ。その革靴をほとんど持ってない身からすると必然的にそういう機会は少ない。しかもそこそこの革靴でもない限り修繕しようとも思わないだろう。今回出したものは数少ない革靴(全部で三足)の一つ。カジュアルなもので買ったのは二十数年前。履いた回数は両手で足りる。しかし一回フランスに行ったときずっと履いてたのでその時だけは酷使したかもしれない。つま先の部分がこすれているというのが症状だ。多分、スニーカー感覚で足を入れるときに石畳にトントンとやったのだろう。革靴の場合こすれたところが良く目立つ。余程捨ててしまおうかと思ったが、皮が柔らかく履き心地が良いし、数少ない革靴でもあるしと修理に出すことに決めた。色も塗り直して1800円。捨てなくてよかった。