ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

巧妙な値上げ

2020年01月09日 | 食べ物


モールに入ってるナポリピザが結構いける(しかもお安い)のでちょくちょく買っていたが、ある時から生地がパン寄りになってしまった。モチっとして適度な固さがナポリピザの生地の特徴である。その生地の美味さがナポリピザの命なのにそれがパンっぽいのはちょっと問題である。

このように微妙に生地が変化するのはよくあることで、思い出すのはあるパン屋のバゲット。そこは全粒粉のバゲットが売りだったのだが、ある時から同じようにちょっとふわっとなり過ぎ、明らかに全粒粉の割合を変えたと思った。当然原価は安くなる。ナポリピザも多分同じ理由だろう。気付かれないように巧妙に値上げをしたが、ふわっとするとそちらの方が美味いと感じる人間の方が多いので、下手をすると改善されたと受け取られるというある種のウインウインの関係。
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