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ついこの間までリッター180円だったガソリンも、と
うとう110円台に。
それにしても、リーマンショックとシンクロして、潮
が引くような急激な変化である。
ほんの数ヶ月前のことなのに。
しかし、ガソリンが安くなったからと言って車に乗ろ
うという気にならないのが何とも以前と違う点だ。
すっかり、倹約モードになってしまっている。
そう言えば、ホンダもF1から撤退するらしいし、当分
明るい兆しは見えそうにないが、それは経済的視点で
のみ捉えたことで、こういう時こそ必要なのは文化の
底力なのだ。
お金に頼らない楽しみ、そういうものを見つけるいい
機会と思えば良いのである。
と、自分に言い聞かすように前向きなことも一つ。
T君のカフェでは、要らなくなった本を並べ、ついで
に売るという。
そこで、こちらも協力することに。
本というのは、二度読むことは滅多にないくせになか
なか捨てられない。
とりあえず並べたくなるものだ。
あとは、並べて眺めるだけなのだが、重いし場所はと
るしで本当は邪魔なだけだ。
しかし、捨てられない。
これは多分、読んだ本を、自分の分身の如く捉えてい
るからだからではないか。
あたかも、視覚化された自己として。
確かに、他人の本棚を見ると、その人の知的レベルは
見えてしまうものだ。
ある程度の価値観も。
だから、背伸びして、無理して難し目の本を置くなど
ということも起こりうる。
見栄を張ってということだ。
かといって、いい年した人間が漫画ばかりだと、流石
に呆れる。
それよりマンガを本棚に並べる感覚がわからない。
マンガは、たて積みが普通だったのだが。
そういうのは、程度の低い首相だけでよい。
で、自分の本棚の本だが、入りきらないのが上段でた
て積みとなっていた。
前々から処分しようと思っていたのだが、踏ん切りが
付かなかったのだ。
文庫本の、しかも、当時は興味があったが今は興味な
い作家の本など取っといてもしょうがないのだが、こ
れがどうにもだったのだ。
そこで、上段の本を適当に引き抜こうとしたところ、
あまりに予想通りの展開なのだが、一気に崩れ落ちて
しまった。
埃まみれの文庫本が。
最初から、全部を移し変えてやればよかったのだ。
しかし、そのいらない文庫本、「吉行淳之介」「石川
淳」などだが、どう考えても売れなさそうだ。
ということで、それらは却下。
で、少しでも適したものをということで選んだら、結
局殆ど整理にはつながらなかった。
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