アンゲロプロス「霧の中の風景」のビデオを久しぶり(多分二十数年ぶり)に見た。今回も画質の悪さに閉口した。夜の場面が多いのだが、あまりにの不鮮明さに途中何度か止めようかと思った、が結局最後まで見た。全体を通してこの映画に関しては、割に多くのシーンを覚えていた。寓意性の強い映画なので印象深いシーンが多いということだろう。
と見終わって何気にビデオの値段を見たらびっくりした。14300円と印刷されていた。定価はこんなに高かったのか。当時レンタルが流行ったわけだ。今DVDが3000円とあるともう買う気が失せる。そんなレベルではない。完全に贅沢品だ。しかもいずれは劣化するし。このビデオもレンタル屋が廃業する時に確か1000円で買い取ったものだが、そんなことでもないと手に入れることはなかった。
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