文庫本の棚を順に見て回っていたら、平積みになっている中の一冊が目についた。
カバーのイラストはマンガっぽい…が、なぜ時代小説のコーナーに…?
カバー裏の紹介文を読んでみる。
うん、まぁまぁかな…。
2~3ページ捲ってちょいと読んでみた。
『……、あのでっけえ臼みてぇな尻に敷かれてんのかと思うと、俺ゃもう切なくて切なくて……』
んふっ、いいかも知れない…
それにしても“敷かれてる”ことは肯定してんのね。
江戸時代半ば、神田は皆川町の裏長屋住まいの青年祥太夫クン、実は八幡様の末息子とな…。
つまり“長屋の神さま”とはこの祥太夫クン。
そして茶トラ猫の寅は獅子、黒犬の黒は狛犬。
この主従が人助けのため=心願成就させるために縦横無尽…でもないか…の大活躍。
大した神通力もなくなんとも頼りない祥太夫クンだけど、悪者には町方のお縄に付かせるとか御上の裁きを受けさせるというバチを当てたり、術をかけて人々の記憶を修正したり、願掛けした人の心願の本意をわきまえて、ちゃぁんと心願成就させてあげたり…。
まぁ、ほのぼのとした楽しい読み物ですな。
白い狩衣を着て漆塗りの沓をはき、ポニーテールのような若衆髷、端正な面立ちの好青年、というところはまぁ“お約束”通りって感じがするけどね。
1話完結の短編ごとに奈津、和太郎、恭太郎&小夜とそれぞれに主人公がいるけれど、みんな真面目で良い人たち。
レギュラーの千蔵&お滝夫婦に大家の作左衛門もいい具合に顔を出す。
女房の尻をでっかい臼のようだと言ったのは千蔵です。
「どうしてまあ、ああやってドデッと横にでけえのかねえ…」
ってね
暑い夏の夜にさらっと読んで楽しむにはちょうどいい。後味もいいしね。
それにしてもこう暑いと、食欲と同じで読書欲のほうもさらっとした軽いものを求めるのかねぇ。
がっつり重いものにはなんとなく手が伸びないような気がしないでもないが…。
とはいえね、来年のNHK大河ドラマの主人公は黒田官兵衛だ。
んん~、久~~~しぶりに『播磨灘物語』を読もうかな…という気になりつつある。
むかぁし、はらはらドキドキしながら読んだんだよねぇ。
さて、ちょっと本屋に行ってみようかな…。
カバーのイラストはマンガっぽい…が、なぜ時代小説のコーナーに…?
カバー裏の紹介文を読んでみる。
うん、まぁまぁかな…。
2~3ページ捲ってちょいと読んでみた。
『……、あのでっけえ臼みてぇな尻に敷かれてんのかと思うと、俺ゃもう切なくて切なくて……』
んふっ、いいかも知れない…
それにしても“敷かれてる”ことは肯定してんのね。
江戸時代半ば、神田は皆川町の裏長屋住まいの青年祥太夫クン、実は八幡様の末息子とな…。
つまり“長屋の神さま”とはこの祥太夫クン。
そして茶トラ猫の寅は獅子、黒犬の黒は狛犬。
この主従が人助けのため=心願成就させるために縦横無尽…でもないか…の大活躍。
大した神通力もなくなんとも頼りない祥太夫クンだけど、悪者には町方のお縄に付かせるとか御上の裁きを受けさせるというバチを当てたり、術をかけて人々の記憶を修正したり、願掛けした人の心願の本意をわきまえて、ちゃぁんと心願成就させてあげたり…。
まぁ、ほのぼのとした楽しい読み物ですな。
白い狩衣を着て漆塗りの沓をはき、ポニーテールのような若衆髷、端正な面立ちの好青年、というところはまぁ“お約束”通りって感じがするけどね。
1話完結の短編ごとに奈津、和太郎、恭太郎&小夜とそれぞれに主人公がいるけれど、みんな真面目で良い人たち。
レギュラーの千蔵&お滝夫婦に大家の作左衛門もいい具合に顔を出す。
女房の尻をでっかい臼のようだと言ったのは千蔵です。
「どうしてまあ、ああやってドデッと横にでけえのかねえ…」
ってね
暑い夏の夜にさらっと読んで楽しむにはちょうどいい。後味もいいしね。
それにしてもこう暑いと、食欲と同じで読書欲のほうもさらっとした軽いものを求めるのかねぇ。
がっつり重いものにはなんとなく手が伸びないような気がしないでもないが…。
とはいえね、来年のNHK大河ドラマの主人公は黒田官兵衛だ。
んん~、久~~~しぶりに『播磨灘物語』を読もうかな…という気になりつつある。
むかぁし、はらはらドキドキしながら読んだんだよねぇ。
さて、ちょっと本屋に行ってみようかな…。