アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

レディーファーストねぇ…♪

2020-01-15 09:30:27 | Weblog
ちょっと長くなるかもしれないけど、大目に見てね。
朝の情報番組で≪日本では何故レディーファーストが根付かないのか≫というようなことを取り上げていました。
チャンネルを合わせたのが途中から、というより締めの間際だったので詳しい内容は判然としませんが。
司会者やコメンテーターが語り合っていたのは
電車の中でお年寄りや妊婦さんが立っていても席を譲らない
飛行機内で大きな荷物を上の棚に上げようと苦心している女性がいても誰も手助けしない
その他、欧米ではエレヴェーターに乗り込むときは女性が先だとか、テーブルに付く時には女性の椅子を引いてあげるとか、子供の頃からレディーファーストを厳しく躾けられるとか。
聞いていて、う~ん、と思ったんですよね。
欧米と日本では元々の文化が違うからなぁ…って。
欧米はカップルの文化が基本。
だから男性は同伴した女性をエスコートするのが当たり前。
一方日本は男女別々の文化、曰く『男女七歳にして席を同じうせず』だもの。
男性の傍らにエスコートするべき女性はいなかった。
この差だよね。
日本が否応なく欧米並みのマナーに気を遣うようになってたかだか150年余りだぜ
中世の騎士道精神華やかなりし頃から7~800年以上レディーファーストの精神を保ってきた欧米と比較されてもねェ…、って思っちゃう。
番組では、レディーファーストが身に付いていない日本の男は… って論調だったんだけどさ、単純に賛成しかねるというか…。
身に付いているか否かには関係なく、レディーファーストらしいことを“する人・出来る人”“しない人・出来ない人”とに分かれるだけなんじゃないかと思うのよね。
コンビニに寄ったとき、若い男性が先に重いドアを開けて支えながら“どうぞ” と言って通してくれた。
コンビニを出ようとしたとき、入ろうとしていた男性がサッとドアを開けて“どうぞ” と言ってくれた。
ショッピングモールのエスカレーターにほぼ同時に行き着いた男性が“どうぞお先に” と促してくれた。
某コーヒーチェーンで全席埋まっていて立ち往生していたら若い男性が“ここ、どうぞ” と譲ってくれた。
原宿のクラスが終わった帰りの電車で、座っていた中高年の男性が“ここ、どうぞ” と席を譲ってくれた。
昨春、飛行機の上の棚から荷物を取り出すとき、隣の中高年の男性が“下ろしましょうか” と声をかけてくれた。
…とかね、こういうことよくあるのよ。
だから日本の男性は人に対して気遣いが出来てないっていう論調には無条件で賛成できないワケ。
出来てる人・する人は少なからずいるんだもの
それよりも女性の側はどうなんだ、って思うの。
してもらって当たり前ってふんぞり返ってることが正しいとは思えないけどね。
ドアを開けてもらった、席を譲ってもらった、まずはありがとうございますだと思うのよ。
私は声にだして言わないにしても、にっこり笑顔で会釈くらいはする。
電車で席を譲って下さった紳士は、おそらく私よりも年上だったんじゃないかな。
それでも大きなバッグを持った女性に席を譲ろうと気づいてくださった。
だったら、素直にありがとうございますとお言葉に甘えて、その方に恥をかかせないことの方が大事なんじゃないかしらね。
日本の男性はレディーファーストが出来てないと非難するなら、日本の女性はエスコートして頂く時のマナーは身に付いているのか、ということも同時に考えるべきだと思う。
あくまでも極めて個人的な考えですので…。
コメント
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