時代物の文庫本の棚に足を向けると、平積みになった新刊の中の一冊に目が止まる。
カバー面からこちらを見上げているのは…、あ、あれ…、お前、サバかい…
なぁんかいつもと違うような…あれぇ…

『鯖猫長屋ふしぎ草紙(八)』 田牧大和著 PHP文芸文庫
今回は、ニキの旦那の秘蔵っ子太一と鯖猫長屋の家主お智さんがのっけから事件に巻き込まれます。
それを解決すべく拾楽さんと掛井の旦那、平八親分が走り回るわけです。
掛井の旦那ったら上辺ではエラそうなこと言いながら、拾楽さんを頼みにしてるんじゃん。
そして相変わらずニキの御隠居には頭が上がらないってワケね。
今回の鍵は、白い鴉を連れた少年です。
千里眼で何でも見通すという触れこみですが、ホントのところはね…って。
そして少年には少年なりの思いがあるんだけど、許容されることではないわな…ってね。
ただ少年、本名暁(アカツキ)くんが欲しかったもの、“仲間”や “友”は…、幸せの青い鳥は案外身近に…ってこと。
それを教えるニキの御隠居の言葉は重く深いわね
で、肝心のサバですけど、千里眼という触れこみの少年の眼を誤魔化すために“普通の猫”のふりをしていた、つまり“猫を被っていた”と…
やるもんだねぇ、サバやぁ…。
お前さんにも怖いものかなわないものがあるのかって、ちょいと心配しちゃったじゃん
カバー面からこちらを見上げているのは…、あ、あれ…、お前、サバかい…

なぁんかいつもと違うような…あれぇ…


『鯖猫長屋ふしぎ草紙(八)』 田牧大和著 PHP文芸文庫
今回は、ニキの旦那の秘蔵っ子太一と鯖猫長屋の家主お智さんがのっけから事件に巻き込まれます。
それを解決すべく拾楽さんと掛井の旦那、平八親分が走り回るわけです。
掛井の旦那ったら上辺ではエラそうなこと言いながら、拾楽さんを頼みにしてるんじゃん。
そして相変わらずニキの御隠居には頭が上がらないってワケね。
今回の鍵は、白い鴉を連れた少年です。
千里眼で何でも見通すという触れこみですが、ホントのところはね…って。
そして少年には少年なりの思いがあるんだけど、許容されることではないわな…ってね。
ただ少年、本名暁(アカツキ)くんが欲しかったもの、“仲間”や “友”は…、幸せの青い鳥は案外身近に…ってこと。
それを教えるニキの御隠居の言葉は重く深いわね

で、肝心のサバですけど、千里眼という触れこみの少年の眼を誤魔化すために“普通の猫”のふりをしていた、つまり“猫を被っていた”と…

やるもんだねぇ、サバやぁ…。
お前さんにも怖いものかなわないものがあるのかって、ちょいと心配しちゃったじゃん
