アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

連獅子…♪

2020-05-23 12:31:25 | Weblog
昨夜のNHK‐Eテレ『日本の芸能』は舞踊が3本でした。
はじめに尾上松弥丈が平知盛の亡霊に扮した『船弁慶』
どこにあるのか、海を背に半透明の舞台が設えられていて、足を滑らせたり踏み外したりしたら怖いわね、って感じでもありました。
最後の所作が“碇知盛”を思わせる動きで、海を背景にしてのそれはなかなかに佳いものでした
つぎは尾上流家元の尾上菊之丈さんと太鼓の天真北斗さんの共演。
勇壮な太鼓の響きが素敵でした。
最後が中村勘九郎&七之助兄弟による『連獅子』でした。
二人の父君である中村勘三郎丈御存命のときに、親子3人で舞った『連獅子』を映像で観たことがあります。
勘三郎丈が狂言師左近で後の親獅子を、勘九郎丈と七之助丈が同じく狂言師で後の子獅子を務めていました。
勘九郎さんによると、
自分もいずれは親獅子を踊るだろうけど、そのときは息子たちが子獅子だと思ってたら…、え゛…っ、弟と…
だったそうです
そりゃそうですよね、お父上の親獅子に兄弟二人で子獅子を務められたんですもの。
同じように自分が親獅子なら子獅子は勘太郎クンと長三郎クンって思っちゃいますよね。
狂言師左近=親獅子を勘九郎丈、狂言師右近=子獅子を七之助丈。
扮装はなし、黒紋付に袴の素踊りでしたが素敵でした
親獅子である勘九郎丈は重々しく力強く、そして愛情深く。
子獅子の七之助丈は若々しく可愛らしく、そして潔く。
お二人は年子の兄弟なのにちゃんと親子の獅子に見える、踊りの力って凄い
やはり兄弟だからこその息の合い方なのかもしれませんよね。
いやぁ~、佳いものを観ました…
コメント
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