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詳細な真実が分かるといいな…♪

2021-05-30 10:16:24 | Weblog
昨夜ちょっと遅い時間にテレビのチャンネルをあちこち変えていて、ふとNHK Eテレで止めたの。
≪箸墓古墳≫、おぉぉ…
現在の見た目は鬱蒼と樹木の生い茂った小高い丘といおうか小山といおうか。
大雑把に分類すれば“前方後円墳”であるらしいけど、本来の形はどうなんだろうと調査機関がへりを飛ばして、レーザー光線だかナントカ波だかで調べたんですって。
そうしたら、全体像としては前方後円墳だけどその詳細は、後円の部分は5段に積み上げられていて、前方に向かって緩やかなスロープがあり、その前方は3段に積み上げられている、そして前方から後円のほうを見通すと5段の美しいピラミッド型に見える、と…
そこに誰が葬られているのか、果たして本当に墓所なのか、何も結論は出ていません。
古墳の周辺から出土した土器などを炭素による分析で調べたところ、230~240年頃に作られたものではないかということが判明したそうです。
230~240年というのが『魏志倭人伝』に記載のある卑弥呼が没したといわれる年代に近いことから、卑弥呼の墓ではないかという説が有力なんだそうです。
そうなると、じゃぁ邪馬台国はどこなのかっていう謎もまた頭をもたげてくるわけで…
で、畿内だけでなく北部九州、出雲、吉備、その他の地方にも特色のある古墳が残っているから、それらを調査したり研究していくと、複数の勢力の統合の上に箸墓古墳をつくった勢力が統治したのではないかということも考えられるんですって
考古学ってロマンよねぇ…って思う。
そして科学である以上解答が欲しいよな…、とも思う。
だってね、箸墓古墳を管理しているのは宮内庁なんですって。
その宮内庁の言い分としては≪天皇家の祖先であると考えられる人物や皇族の墓であると思われるので調査などの手を入れることは畏れ多い≫、なんですと
なぁんで宮内庁なのかねぇって思うのよね。
歴史的・文化的遺構なんだから文科省の管轄であるべきなんじゃないのって思うの。
神話の向こうに真実が隠れているということを否定してはいけないけど、考古学という科学には解答が必要だと思うんだけどな…、もちろん、神話も大好きだけど



コメント
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