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レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

猫又と岡っ引きのカップル…♪

2022-07-04 09:12:04 | Weblog
先日読んだ『うちの旦那が甘ちゃんで』の前作はあるかなと文庫の棚を眺めてみると、他の作品も何本か並んでいました。
その中で目を引かれたタイトルの1冊を抜き出してカバー裏の紹介文を読んでみる。
“猫又のたまは岡っ引きの平次と同居している……町奉行が訪ねてきて近頃、妖怪と手を組んだ盗賊が出没しているので取り締まってくれ……”
ほぉぉぉぉ~ん…
ちょっとだけページを捲ってみる…つまり立ち読み…
“…………お雪は雪女だ。夏だからといって溶けたりはしないが、やる気はまったく出ないらしい”
んで?
おりょ、お奉行様が仲人となってたまと平次は夫婦と認められるって、ほぉぉぉ…。
まぁ、いい、怪談は好まないが妖ファンタジーは好きだ。

          

『あやかし長屋 嫁は猫又』 神楽坂淳著 講談社文庫
両国橋近くの廃墟のようになってる長屋にたまと平次は住んでいて、同じ長屋に雪女のお雪、ふた口女の双葉、ろくろっ首の菊一郎も住んでいる。
第一話 妖怪と鼠小僧ではほかにむじなと小豆洗い、妖狐の蘭が物語に絡む。
第二話 掏摸とかまいたちではかまいたちと樹木の妖が絡む。
たまだけでなくお雪も双葉も菊一郎も人間に身をやつして市井に溶け込んで暮らしている、双葉は腕利きのお針子として、菊一郎は腕のいい大工として。
で、お雪はというと今のところ分からない…、ただ、夏の暑い日にたまはお雪に抱きついて涼んだり水を凍らせてもらったりしているから、かなり実用的な面もある
たまの目線で色々なことが語られていくから淡々としているけど、面白いというより楽しい
コメント
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