昨夜のHNK‐Eテレ『にっぽんの芸能』は、故四世中村雀右衛門丈と故五世中村富十郎丈の特集でした
故雀右衛門丈は言わずと知れた名女形、故富十郎丈も役柄の幅の広い立ち役で踊りの名手。
旧歌舞伎座の時代にお二人の芝居を観たことはありますが、改めてテレビでとなると新しい発見があったりして、その凄さが分かりますね。
演劇評論家の渡辺保氏の解説もありましたし。
女形といえば一人は故六世中村歌右衛門、もう一人が故四世雀右衛門丈でしょうけど、お二人の芸風の違いを渡辺氏は
歌右衛門は女形を生きた人、雀右衛門は女形の美しさを見せた人
と表現していました。
あ、それはそうかも…
先日やはりNHKの映像で観た歌右衛門丈の『阿古屋』なんてまさにそうだったもの。
雀右衛門丈は、姿形つまり容子の美しさにまず目を惹かれました。
あ、ま、昨夜の番組では雀右衛門丈と富十郎丈、それぞれの演目を垣間見せたあと、二人が共演した舞踊
二人椀久
を見ることができました
放蕩が過ぎて座敷牢に閉じ込められた椀屋久兵衛が正気を失い彷徨い出て、夢の中で恋しい傾城の松山に会って二人で楽しく踊る…、と平たく言ってしまえばそういうストーリーです。
初代尾上菊之丞振り付けの文字通り日本舞踊なんですけど、なんといえばいいでしょう…、二人の動きのテンポや絡み方、舞台空間の使い方の立体感、etc.etc.…実に…、あえていうならコンテンポラリーな舞踊なんですよねぇ…
踊っているお二人の差す手引く手のタイミングとか、小刻みな顔の動きとか、ほんとに感じているリズムが同じなんだなと分かるほどにぴったり合っていました
解説の渡辺氏によると、
他の役者が踊ると、あの速い動きに見えるところがそんなに早くは見えない。雀右衛門&富十郎の二人は“速く見せる”という芸を見せてるんだよね
だそうです。
パリ公演でも“神業”と絶賛されたというお二人の舞、テレビではありますけど、好きものを観ました
故雀右衛門丈は言わずと知れた名女形、故富十郎丈も役柄の幅の広い立ち役で踊りの名手。
旧歌舞伎座の時代にお二人の芝居を観たことはありますが、改めてテレビでとなると新しい発見があったりして、その凄さが分かりますね。
演劇評論家の渡辺保氏の解説もありましたし。
女形といえば一人は故六世中村歌右衛門、もう一人が故四世雀右衛門丈でしょうけど、お二人の芸風の違いを渡辺氏は
歌右衛門は女形を生きた人、雀右衛門は女形の美しさを見せた人
と表現していました。
あ、それはそうかも…
先日やはりNHKの映像で観た歌右衛門丈の『阿古屋』なんてまさにそうだったもの。
雀右衛門丈は、姿形つまり容子の美しさにまず目を惹かれました。
あ、ま、昨夜の番組では雀右衛門丈と富十郎丈、それぞれの演目を垣間見せたあと、二人が共演した舞踊
二人椀久
を見ることができました
放蕩が過ぎて座敷牢に閉じ込められた椀屋久兵衛が正気を失い彷徨い出て、夢の中で恋しい傾城の松山に会って二人で楽しく踊る…、と平たく言ってしまえばそういうストーリーです。
初代尾上菊之丞振り付けの文字通り日本舞踊なんですけど、なんといえばいいでしょう…、二人の動きのテンポや絡み方、舞台空間の使い方の立体感、etc.etc.…実に…、あえていうならコンテンポラリーな舞踊なんですよねぇ…
踊っているお二人の差す手引く手のタイミングとか、小刻みな顔の動きとか、ほんとに感じているリズムが同じなんだなと分かるほどにぴったり合っていました
解説の渡辺氏によると、
他の役者が踊ると、あの速い動きに見えるところがそんなに早くは見えない。雀右衛門&富十郎の二人は“速く見せる”という芸を見せてるんだよね
だそうです。
パリ公演でも“神業”と絶賛されたというお二人の舞、テレビではありますけど、好きものを観ました
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