電車の中吊りでいつも気に掛けているのは、文庫の新刊案内。
各出版社ごとに当月の新刊を紹介しているでしょ。
長らく読み続けているシリーズものの表題を見つけると
「おぉ、待ってましたぁ」
と、明日は書店に行こう、と考える。
好きな作家の名前を見つけると
「あら、面白いかなぁ」
明日、書店で見てみよう、と考える。
気になる言葉を表題の中に見つけると
「どんな事を書いてるんだろう…、作者は誰…?」
明日、書店で探してみよう、と考える。
そして翌日、数冊の文庫本を手に帰りの電車に乗る。
早速、摘み読み。
食べ物の場合、帰宅するまで我慢できずに電車のなかで摘み喰いなんて思いつきもしないが、本の場合はダメ、我慢できない。
書店の袋から取り出し、挟み込まれている栞や新刊案内のチラシを表紙と扉の間に移す。
このなんでもない、無意味な作業がなぜだか好きだ、ほんのちょっとだけワクワクする。
では、最初の1ページ目を…。
うん、この最初の一文、これだよね…、このリズム…、好きだなぁぁ…。
その世界になんの苦も無く引き込まれていく。
電車を降りて自宅に向かう間、一時中断。
帰宅して、片付けるべきことを片付けて、準備万端整えて…。
では、改めて1ページ目から…。
ん~、いいなぁぁ…、この景色…。
簀子で酒を飲んでいる晴明と博政の近くに座っているような気分になる。
『陰陽師 蒼猿の巻』 夢枕獏著 文春文庫
今回は穏やかなお話、美しいお話が多いな。
あ、あれ…、泣沢女神と弁天様の逢瀬って…
えぇ…っ、弁天様って…男性…
はて、弁財天の元はヒンドゥー教の女神サラスヴァティーじゃなかったっけ…
ん~、確かになぁぁ、八臂弁財天は武器を手にしておられるからなぁぁ…。
でも、月の路の上を渡ってこられる弁天様…美しい景色じゃなぁぁ
各出版社ごとに当月の新刊を紹介しているでしょ。
長らく読み続けているシリーズものの表題を見つけると
「おぉ、待ってましたぁ」
と、明日は書店に行こう、と考える。
好きな作家の名前を見つけると
「あら、面白いかなぁ」
明日、書店で見てみよう、と考える。
気になる言葉を表題の中に見つけると
「どんな事を書いてるんだろう…、作者は誰…?」
明日、書店で探してみよう、と考える。
そして翌日、数冊の文庫本を手に帰りの電車に乗る。
早速、摘み読み。
食べ物の場合、帰宅するまで我慢できずに電車のなかで摘み喰いなんて思いつきもしないが、本の場合はダメ、我慢できない。
書店の袋から取り出し、挟み込まれている栞や新刊案内のチラシを表紙と扉の間に移す。
このなんでもない、無意味な作業がなぜだか好きだ、ほんのちょっとだけワクワクする。
では、最初の1ページ目を…。
うん、この最初の一文、これだよね…、このリズム…、好きだなぁぁ…。
その世界になんの苦も無く引き込まれていく。
電車を降りて自宅に向かう間、一時中断。
帰宅して、片付けるべきことを片付けて、準備万端整えて…。
では、改めて1ページ目から…。
ん~、いいなぁぁ…、この景色…。
簀子で酒を飲んでいる晴明と博政の近くに座っているような気分になる。
『陰陽師 蒼猿の巻』 夢枕獏著 文春文庫
今回は穏やかなお話、美しいお話が多いな。
あ、あれ…、泣沢女神と弁天様の逢瀬って…
えぇ…っ、弁天様って…男性…
はて、弁財天の元はヒンドゥー教の女神サラスヴァティーじゃなかったっけ…
ん~、確かになぁぁ、八臂弁財天は武器を手にしておられるからなぁぁ…。
でも、月の路の上を渡ってこられる弁天様…美しい景色じゃなぁぁ
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