アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

パーソナル・レッスン ― ヒメさんの時間 その2…♪

2021-12-11 10:36:11 | Weblog
昨日はアンシャンテ原宿バレエ&ダンスの水曜日クラスメンバーのヒメさんとパーソナル・レッスンをしました
明日12日のおさらい会に向けての最終調整というわけです。
まずはバーを使って彼女の今回の課題になっているバロネ・アン・ナヴァンの練習を。
…とその前に足慣らしを兼ねて
1番ポジシオン→ドゥミ・プリエ→左脚ルルヴェ-右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→1番ドゥミ・プリエ→右脚ルルヴェ-左脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→…………
を、両手バーで練習。
片足でのルルヴェに立ち上がるとき、重心をポワントした爪先の真上に吊り上げるイメージでね。
どうぞ

あ…
そうか、そこを修正すればいいわけね。
「あのね、ヒメさんはク・ドゥ・ピエ-ルルヴェから1番のドゥミ・プリエに下りたときお膝を曲げてはいるんだけど“プリエ”としての押しが足りないの。トランポリンってさ、その弾性の極限まで押し下げると反動でぼぁん って跳ね返すでしょ、それと同じ。プリエをしっかり押し下げてその反動でルルヴェする。反発力を貯めるのがプリエ
両脚でしっかり床を押すことを感じながらもう一度どうぞ

そうそう、いいねぇ
さっきまでの力任せってイメージがなくなって、スン と自然にポワント出来てる。
それでは片手バーでバロネ・アン・ナヴァンを。
ここで大事なことは
軸脚がルルヴェする瞬間にターン・アウトが崩れてカカトを引かないように
ってこと。
そうなると重心が後ろに引かれるから前に進めないよ。
軸脚も内腿を前に押し出すイメージでね。
ではどうぞ

おぉぉ、良くなったじゃない、しっかり前に進めるようになったねぇ
「あのね、ホントはイケナイことなんだけどさ、この際だから、今回だけは、ちょっとくらいカウントを外してもいいからプリエを優先しよう しっかりプリエして反発力を貯めれば立てる
それからヴァリエーションの練習を
踊り込みというよりも丁寧に微調整をと考えて、ちょっとしたパでのアームスのポジシオンや動きを修正したり、見せ方を確認したり。
「あ、そうだ、腰に当ててる左アームスだけどね、肘を後ろに引かないように気を付けてね。肘を引きすぎると重心が後ろに引かれてトルソーのポジシオンがズレちゃうわよ
あとはヒメさんが楽しんで踊ってくれれば嬉しいです。
明日が楽しみだな
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『ハケン飯友』シリーズ2作目…♪

2021-12-10 09:39:20 | Weblog
最新刊のシリーズ3作目の方を先に読んでしまったのは、いつも行く書店に2作目の在庫がなかったから。
時間軸は繋がっているんだけど一話完結の短編集だからそれほど困ることはないかなと、取り寄せを急ぎもしなかったの。
一昨日、いつも行く書店からも近いもう一つの大型書店に行く用事があって、ついでに文庫本のコーナーに足を向けたら
ありましたぁ

          

『ハケン飯友 僕と猫のごはん歳時記』 椹野道流著 集英社オレンジ文庫
主人公坂井寛生クンは猫との飯友関係が充実していて、沖本静さん経営の喫茶店の店長を務めながら沖本邸の雑用をこなしたりしています。
今回はにゃぁんと…っ、猫が誘拐されてしまい 、それを坂井クンが無事に見つけだすというちょっとした冒険譚もある。
叶木神社のご祭神はどういうわけだか坂井クンに協力的
そして沖本さんの亡くなった息子さんにまつわる悲しく痛ましい出来事も語られます。
喫茶店≪茶話 山猫軒≫の店長として働くようになって数か月、坂井クンの山猫軒への思いが素敵です。
町内自治会主催の秋祭りに参加して欲しいと誘われ、参加したいのは山々だけど、でも、あの、やっぱり、と躊躇する沖本さんと坂井クンに猫が助け舟を出すの。
猫にはしがらみとか忖度とか一切ないからね、真っ直ぐに事の本質を見抜けるから“正解”を導き出すのは難しいことじゃないんでしょうね
そして最後は坂井クンと猫と沖本さんとの心温まる素敵なクリスマスのお話です。
上手く言えないんですけどね、猫はまぁ身も蓋もない言い方をすれば化け猫なんだけど、自分の過去の時間をちゃんと覚えているけれどそこに捉われることなく、あくまでも現在を生きている、悔やんでも惜しんでも嘆いても過去に戻って修正することは出来ないと暗に告げているような気がします。
一方で今は無き夫と息子と暮らした素敵なお屋敷で喫茶店を営みながら思い出を大切にしてる沖本さん、彼女は決して過去の思い出に縋っているわけでもないし浸っているわけでもないんだけど、どこか時間が止まっているように見えなくもない。大切な素敵な思い出を仕舞い込んで時を止めている、そうしようと意図したわけじゃないんだろうけど、結果そうなっちゃってる。
沖本さんのそんな時間が猫と坂井クンによって現在に繋がり今を生き始める、そんな印象なんですよね。
この作品がファンタジーであることは間違いないんだけど、ファンタジーという演出を借りて語られるものは重くて深く、だからこそ優しく暖かい、そんな作品だなって思います
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水曜日のアンシャンテ ― 日曜日におさらい会…♪

2021-12-09 09:52:08 | Weblog
今度の日曜日、12日にアンシャンテの大人バレエ各クラス有志のおさらい会を開催します。
無観客で、出番待ちや自分の出番を終えた参加者がお互いの踊りを観て楽しむというささやかな会です。
9月下旬から“バリエーション講習会”として全10回+@の練習をしてきました。
水曜日クラスからはヒメさんコエミさんがそれぞれエスメラルダのヴァリエーションを、マリさんは私のオリジナル作品を披露します。
マリさんが踊るのは“ポルカ”
長いブランクを経てレッスンを再開したばかりの彼女にいきなり既存のヴァリエーションは無理があるので、オリジナルの振り付けをしたんです。
それほど凝った振り付けにはせず、どちらかと言えば基本的なパだけで構成しましたけど、彼女のキレイな脚をアピール出来てるかなって感じです。
シャンジュマンで跳び上がったときの、爪先までスキっ と伸びた脚がキレイなんですよ。
そして最後のポゼを決める寸前にも一つシャンジュマンをいれてますが、ココが見せ場って言えるくらいです
ヒメさんコエミさんエスメラルダは、基本的な振り付け構成は変えてませんが、二人の個性を活かしたくて多少はアレンジもしました。
各フレーズでどんな気持ちを秘めているのか、何を見せたいのか、など話もして演出を加えたりね。
少ない練習時間だったにもかかわらず三人ともいい結果が出せると思います。
日曜日が楽しみです

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久しぶりに塗り絵…♪

2021-12-07 09:27:15 | Weblog
いつもの書店に出かけたとき、店内を巡るコースは毎回ほぼ同じ。
文庫本の新刊が積まれているエンド台を眺める→各棚の間を巡る→新書の棚を一通り見渡す→編み物のテキストコーナーへ→バレエ関連のコーナーへ→パズル誌のコーナーへ→レジへ、というルートです。
その時その時に興味や関心をもった特定のジャンルがこのお決まりのルートのどこかに挟まることもあります。
編み物のテキストをチェックしたあとバレエ関連のコーナーへ移動する途中の細い棚が塗り絵などのコーナーになっていて、何度か見かけて気になってはいたんです。

          

『世界のデザイン帖』
手に取ってページを捲ってみると、和風のものからアラブ風、中華風、洋風のものはそれぞれの時代の流行りが分かるものなど盛沢山
なかなか“これを塗りたい”と思える1冊に出会えなかったけど、これはいい、楽しそう。
年末年始は塗り絵、の予定です。
自分へのクリスマスプレゼントに新しい色鉛筆、買っちゃおうかなぁ
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炬燵の代わりに…♪

2021-12-06 10:33:07 | Weblog
今年は情報番組などで防寒・保温対策の用品を色々紹介しているのを何度か見ました。
在宅ワークなども増えているからと、それに対応するように考えられたものなど様々。
ほぉぉ、なるほどぉとそのアイディアに目を見張るものもあれば、はぁぁ と違う意味で目を見張るもののありました。
ヒーターを仕込んだ袋状のフットウォーマーとか、同じくヒーターを仕込んだひざ掛けとか、こういうものは欲しいとは思わないけど、まぁいいんじゃないって思います。
さながらキッチンの油除けにガスレンジを囲うあのアルミパネルのような薄いパネル型ヒーターは、自分一人の居場所の周りに立てて囲い温まれるように考えられたとか、こういうものは……ねぇ…
履く炬燵ってのもありましたよ
ヒーターを仕込んだ袋状のものを胸の下あたりまで履くんですって。
一度座ったら何時間も動かないで座りっぱなしってことがない、つまり立ったり座ったりそのついでにたまにストレッチまでしちゃう結構動きが多い私には向かないな。
となるとやっぱり昔ながらの当たり前の炬燵が一番ってことかぁ、って思ってネットのサイトなどちょっと検索してみました。
ほぉんとにいろんな種類がありますね、昔と違って。
テーブル式のなんかいいわよね、冬は炬燵、夏は普通にテーブルとして1年中使えるから、コレいいなぁ。
あ、一人用・デスクワーク用のもちゃんとある、チェアと炬燵布団もセットだ。
これ、オーダーしちゃおっかなぁ、と一度は思ったんだけど、
い~~や、待て待て待て、待てぇ~い
と、脳ミソ様が…。
確かにねぇ…うん…そうなのよねぇ…。
セットの炬燵布団の色柄が気に入らないんだなぁ
いかに一人用とはいえ炬燵となるとそれなりにスペースを占める。
極狭小のワンルーム住まいで気に入らない色柄が占めるスペースが大きいとなると、日々感じるプレッシャーはかなり大きい。
それは心の健康に良くない、ってことであっさり却下
んでふと足元を見たら先月購入した小型の足元ヒーターが
なぁるほどねぇぇ…
好い感じのブランケットでテーブルの脚周りを囲って炬燵もどきにしちまえばいいんじゃん
私の場合、炬燵に埋まりたいタイプではなく脚周りがほんのり暖かければ宜しいという程度だから、ソレで十分じゃん
2~3日前に雑貨店で扱っているブランケットが色も柄もサイズも好い感じだったので、早速購入してテーブルを囲い中に足元ヒーターを置いてみました。
はっはぁ~大成功~
この冬はコレで楽しく元気に過ごせそう
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来年の干支グッズ…♪

2021-12-05 09:58:33 | Weblog
昨日の朝、テレビ番組の終盤で“週末占い”みたいなことをやっていて、てんびん座の運勢は3位か4位の結構いい方で、ラッキーアイテムとかラッキー行動として“デパート”とのアドヴァイスが出ていました。
所用で出かけたついでに思い出して、久しぶりにデパートの食器などの日用品売り場の階に足を向けました。
今はクリスマス用のオーナメントをはじめ装飾品などが豊富に揃っていますし、お正月向けの品々も並んでいます。
お正月飾りもオーソドックスで重厚なものからモダンでカジュアルなものまで様々。

          

こんな可愛い土鈴に出会ったので購入しました
来年の干支の寅ちゃんが、招き猫を真似て右手を上げています

          

この赤い緒を結ばれた横からの姿が、横綱を背負っているように見えて可愛いな、って
これまでこういう季節の飾り物など身近に置いたことは無かったけど、この寅ちゃんののほほぉ~んとした顔を見たら楽しい気分になりました。
同じメーカーの品でもう一つ、四つ足で立って顔をあげている寅の土鈴もありましたが、そちらは睨みを利かしている表情でした。
さらに他メーカーの品には白虎もありましたが、こちらは目を細めて“にゃははは”と笑っているようでした。
このコ、ねこ じゃないですよね
と売り場スタッフの方に訊いたら、
まぁぁ、ほほほほ、お客様ったら…、トラでございますとも、トラで
と笑いながらも、
ねこに見えなくもございませんねぇ
ですって。
ケースから出してちょっと振ってみると、金属の鈴の音とは違う、丸く暖かい音がします。
佳い音で空気を浄化するっていいますからハッピーアイテムかもしれません、ってことは朝の占いは当たりだったってことかな。
毎年、一番小さな鏡餅を用意するのですが、その上に座らせてあげようかな、なんて思ってます
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オンライン・レッスン ― リナの時間その38…♪

2021-12-03 11:58:57 | Weblog
さきほどリナの時間が終了しました
1週空いたのでバー・レッスンの前にちょっと近況報告などのお喋りも。
いつものようにシンプルなアンシェヌマンでバー・レッスンをして、それからセンター・レッスンを。
バットマン・タンジュのアンシェヌマンをやっているとき改めて気づいたこと、それは
リナのアームスの動きは無駄がなくて頂点に達するのが早い
ということ。
軌道が正確だから動きがキレイだし、アームスが作る空間が大きく見えるわね。
「チアリーディングってグラウンドで遠くの観客席に向かってアピールするでしょ、大きな空間を意識するっていうことが身に付いてるのかな」
「あ~それもあるかもしれないけど…、たとえばチアの腕の動きってキメたところだけを見せるっていうか、一つのポジシオンから次のポジシオンに変化するときそのプロセスを見せないっていうか、とにかくキメを早くっていうのが身に付いてるのかも」
そうなのねぇ、チアリーディングをやってたことが役立ってるわけだ
バーで練習したアダージョを一部変更して練習。
それからバロネをシンプルなアンシェヌマンで練習。
右脚ポワン・タンジュ・デリエール→右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-プリエ→右脚バロネ・ドゥヴァン→ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-プリエ→バロネ・ア・ラ・スゴンド→ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-プリエ→バロネ・ドゥヴァン→ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-プリエ→バロネ・ア・ラ・スゴンド→トンベ→左脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-プリエ⇒…………
トンベはお山を一つ越えるイメージでね。
はい、どうぞ

ん、いいね
それじゃぁ、アームスを合わせましょう。
ドゥヴァンのときはクロワゼの低い3番
ア・ラ・スゴンドのときはアームスもア・ラ・スゴンド
トンベするときにア・ラ・スゴンドからアロンジェに
アームスをアロンジェにすることでトルソーを更に吊り上げて“山越え”を。
「あ、そうだ、お山を越えたらまっしぐらに谷底へってのは ね」
「たにそこぉ…まはははは…
はい、もう一度どうぞ

はぁい、よく出来ました、 です。
それからルティレ-ルルヴェで方向転換、切り返しの基本の基を練習。
まずは右側から1セット、改めて左側を1セット。
「あのさ、このアンシェヌマン、本当はピルエットだからね」
「だと思った…、アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールの切り返し
「でさぁ、リナ、途中でちょっと迷いがあったでしょ」
「ちょっと…、あれ、どっちだっけって
「うん、だよね。リナはね、迷いがあるときはお顔をドゥ・ファスで固定するからね
「まはははは…
最後に前後に重心移動しながらのポール・ドゥ・ブラでレッスン終了~。
また次回ね
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中村吉右衛門丈…巨星、逝く…

2021-12-02 09:46:30 | Weblog
昨日の夕方、スマホでニュースのヘッドラインを追っていたら
え゛…っ
『中村吉右衛門さん死去』のニュース。
俄かには信じがたく、ありえないことが起こったようで衝撃的。
そうかぁ…そうなのかぁ…77歳、まだお若かったのになぁ…
中村吉右衛門、大好きな役者さんでした。
二木弾正のような悪役であれ、武蔵坊弁慶のようなヒーローであれ、まさにコレといえるまでに具現化して見せてくれた。
絵になる、様になる、様子が佳い、洒脱である、というのは吉右衛門丈のためにあるような言葉だなぁ。
忠義のはざまでの苦悩の末に出家する熊谷直実、狡猾でちょい悪ででも憎めない河内山宗俊、純朴であるがゆえに狂気に駆られた佐野次郎左衛門、…etc.etc.…、どのお役も吉右衛門さんなればこそだなぁと観るたびに心躍ったものでした。
なかでも忘れられないのが『一条大蔵卿譚』(正確な題名が今は思い出せない…)、もう30年余りも昔に観た芝居ですけどね。
前半では狩衣に烏帽子姿でのほほぉんとお行儀悪く座って、何を言われても何を求められてもへらへらもたもたぐにゃぐにゃしている大蔵卿。
それが一転、強者ぶりも鮮やかに鎧をつけ槍を携えて本性を現した、その登場の瞬間、歌舞伎座にざぁぁぁんと強風が巻き起こったような気がしたものです。
胸に突き刺さるような感動を覚えた瞬間をずきゅん…っ と表現しますけど、それをあの時、大蔵卿の姿を観た瞬間に感じました
歯切れよく濁りのない明晰な声が迸る、淀みのない台詞回しはまさに名調子
私にとって吉右衛門さんといえばまず大蔵卿ってくらいです。
吉右衛門さんの当たり役といえば〇〇と言われるお役は数々ありますけど、当たりじゃなかったお役ってなかったんじゃないかしらと思います。
さすがに娘役はなさいませんでしたけど、≪先代萩≫の敵役八汐なんて女方もサマになってましたよね。
そうそう、菊五郎丈の弁天小僧とつるんで歩く南郷力丸も佳かったなぁ
菅原伝授の松王丸も佳かったなぁ
NHKEテレ『にっぽんの芸能』で特番やってくれないかなぁ…。
あれもこれもとキリがないけど、吉右衛門さんといえばコレというのがもう一つ。
テレビ時代劇『鬼平犯科帳』の長谷川平蔵
私はシリーズ第1作目から特別編までほとんどを見ています(いるはず)が、吉右衛門さん演じるところの長谷川平蔵は原作者池波正太郎の頭の中の情景をそのまま取り出したのではないかと思うほどのはまり役でしたよね。
歌舞伎の舞台とはまた違った台詞まわしなんか、吉右衛門さんの普段の口調そのままなんだろうなって思える自然な江戸言葉でしたし。
あの江戸言葉の微妙なアクセントやイントネーションってトレーニングで身に付くものじゃないものねぇ。
こう言ってはナンですけど今後、誰が鬼平役をやっても物足りなく感じてしまうかもしれない。
シリーズ第1作目から全~部再放送してくれないかなぁ…。
中村吉右衛門という名優が亡くなってしまった…まさに、巨星逝く
今頃は天上でおじい様の初代吉右衛門丈やお父上の先代白鸚丈とご一緒に芝居談義などなさっているのでしょうか。
心よりご冥福をお祈りいたします。


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