■ 当分は民主党を応援しようと思うけれど・・ ■
民主党政権に期待して当分は民主党を応援しようと思いましたが、
ネットで見つけた上の画像が・・・面白過ぎます。
さらに、鳩山代表が打ち出した、「2020年までに1990年比で二酸化炭素を25%削減する」発言。
面白過ぎます。
先日、麻生首相が提案した15%削減は、2000年比なので、1990年比では-8%です。
それすら産業界は負担が重いと言っているのに、
-25%は冗談の様な数字です。
2000年比では-30%となります。
■ 「環境倒錯者」しか喜ばない25%削減 ■
民主党が公約とする二酸化炭素の排出削減量-25%は4億2800万トンに相当します。
これは全世界の人為的二酸化炭素排出量約290億トンのわずか1.5%弱です。
麻生政権が試算した25%削減に掛かる国民負担は1世帯当たり年間36万円です。
アメリカや中国、インドなどが具体的な大幅な削減を実行しない限り、
殆ど効果の上がらない事に、巨額なコストを浪費する事になります。
それも、日本人だけが負担を負う事になります。
この政策で喜ぶのは、マゾヒストか環境倒錯者だけです。
(夏でもクーラーを使わず、車も持たない私は、環境倒錯者ですが)
但し、麻生首相の提案が、純粋な国内での二酸化炭素削減量(真水)であるのに対し、
民主党案は、森林吸収や海外事業での削減量を加算しているので、単純比較は出来ません。
民主党の支持団体には環境団体も多いので、
選挙で公約した25%削減を一度は、政策として掲げる必要があるのでしょう。
■ 宇宙人はタイムマシンを持っていた・・・ ■
さて、鳩山発言の真意はいかに・・・。
実は、先々週の「朝まで生テレビ」は地球温暖化の問題を取り上げていて、
これが朝日系列のメディアとしては異例な事に、温暖化懐疑論をフューチャーしていました。
田原総一郎は信用出来ない人物ですが、
何と、武田邦彦始め、二酸化炭素主因の温暖化に懐疑的な人達の肩を持って、
東北大の明日氏を始め、二酸化炭素原因論者達をかなりやり込めていました。
とてもフェアーで無い司会なので評価出来ませんが、
テレ朝もとうとう、懐疑論に転向かと思わせるものがありました。
しかし、本日の朝日の朝刊は、鳩山発言を高く評価しています。
一方、読売の社説は産業界の意見を代弁して、苦言を呈しています。
2000以降の地球平均気温の低下で、一時的に旗色の悪くなった温暖化論ですが、
結論が出るのは5年後か10年後でしょう。
そう、2020年には勝敗は着いているのです。
さて、ここで鳩山発言ですが、
2020年に「温暖化なんて言われてた事もあったよね・・あれ何だったんだろう?」
という事態になっていれば、
日本が25%削減を打ち出して、実行しなくても何ら問題はありません。
そう、きっと鳩山代表はウワサの通り宇宙人で、
彼はタイムマシーンを持っているのでしょう。
今はパフォーマンスとして25%削減を打ち出した方がカッコが良いが、
必ずしも公約を守る必要が無い事を彼は知っているのでしょう。
さすが、民主党。
時代の先を読んでいます。
我々国民はクリーン・エネルギー・バブルに気を付けるだけです。