■ 娘の学園祭用のカレーを試作してみました ■
娘の通う高校は、秋の学園祭が盛大な事で名を馳せています。
9月の学園祭の準備を、4月から開始する力の入れようです。
各クラス、夏休みもほぼ学校に集まって、準備に明け暮れるそうです。
5月、6月は学園祭実行委員が仕切って、
クラスの出し物の調整が行われます。
飲食の模擬店はカレーが人気ですが、
何クラスかが、カレーにノミネートしたので、
プレゼンテーションでカレーの出店を勝ち取らなければなりません。
娘のクラスは農業専攻のクラスなので、
「自分達で育てた野菜たっぷりの夏野菜カレー」をアピールし、
見事に「カレー」を勝ち取りました。
そこに至るまで、クラスの学園祭委員は、
先生に叱咤激励されながら、
涙を流しながらクラスをまとめて行きます。
先生に怒られては泣き、
プレゼンに負けては泣き、
プレゼンに勝ても泣くという
まさに青春ドラマが繰り広げられるのです。
■ 勝手に夏野菜カレーを試作してみたら、美味しかった ■
プレゼンでカレーを勝ち取った子供達は、
カレーの試作を初めました。
ところが、調理当番の子供達は、
ウィンナーやマヨネーズやチーズやチョコレートを
カレーに入れようとしている様なのです・・・。
これでは、せっかくの「自作の野菜」が台無しです。
そこで、娘に本当の夏野菜カレーを食べさせようと
勝手に夏野菜カレーを試作してみました。
■ 隠し味はオレンジ・ママレード ■
材料 (6~8人前) ルー
玉葱 中2個 (大1個半)
ニンニク 大2欠
しょうが 中1個
ヨーグルト 1箱
コンソメ 1個
カレールー 3皿分(市販ルーの半分)
オレンジマーマレード 大サジ2
水 カップ2
サラダオイル 大サジ2
ガラムマサラ 少々
カレーの辛さ調整用調味料 適量
クミンシード (ホール粒)
マスタードシード (ホール粒)
ココナツミルク粉末
より本格的を目指して、カレー粉からのルー作りも試しましたが、
ヨーグルトが分離してしまうので、
小麦粉などを加えるならば、
市販のカレールーを使う方が、コクが増して好結果でした。
材料 (6~8人前) トッピング
おくら 一袋
サヤインゲン 一袋
ナス 中2
パプリカ 大1
ズッキーニ 1本
プチトマト 1袋
カボチャ 1/6個
■ ルーを作る ■
① 玉葱はみじん切り
ニンニクもみじん切り
しょうがは皮をむいて、大きめに切る
② 冷たい鍋にサラダオイルを入れ、ニンニクのみじん切り
を入れたら、一番弱い火にして、ニンニクを焦がさない
様に注意して炒めます。
にんにくがキツネ色になるまで炒めます。
目を離した隙に、ニンニクが焦げるので注意!!
③ ②の鍋に玉葱を入れ、焦がさない様に、良く炒めます。
④ 玉葱を炒め終えたら、水をカップ2杯入れ、
コンソメを1個入れ、強火で煮立てます。
⑤ ④が煮立ったら、ショウガを入れ、中火で10分煮込みます。
⑥ ⑤にカレールーを入れ、「とろみ」が出たら、
ヨーグルトを入れ、良くかき混ぜます。
5分程、中火で煮ます。
⑦ ⑥に
オレンジママレードを大さじ2杯加え、
好みによって、ココナツミルク、ガラムマサラ、
辛さ調整用の調味料を加えます
フライパンで油を熱し、クミンシードとマスタードシード
小さじ2ずつ入れ、熱した油ごとルーに加えると
本格的な味わいが出ます・
この時、マスタードシードが跳ねるので、フライパンに
蓋をすると安全です。
炒め過ぎない様に注意します。
■ 野菜を炒める ■
① カボチャは薄切りにします。
火が通り難いのでカボチャから炒めます。
中火で、焦げないようにじっくりいためます
カボチャを一旦別の容器に移します
② ズッキーニ、ナスなど火の通りの遅い野菜から炒めます。
③ インゲン、パプリカを入れます。
④ オクラを入れます。
⑤ 最後にプチトマトを加えます。
くれぐれも、炒めすぎに注意して下さい。
少し歯ごたえが残る程度が目安です。
⑥ 皿にご飯を盛り、ルーを掛け、野菜をトッピングして出来上がり。
辛さはガラムマサラや、市販の辛さ調整用調味料で調節します。
ママレードは爽やかな味わいを添えてくれますが、
甘いのが苦手の方は入れなくても良いでしょう。
逆にお子様のカレーではママレードを増量してもOK。
福神漬けの代わりに、お皿の横に添えてもGOOD。
■ さて、お味の方は如何でしょう? ■
実は今回、3回もカレーを試作しました。
1) マメとカボチャを煮込んだヨーグルトカレー(辛口)
2) 炒めたカボチャと夏野菜のヨーグルトカレー(辛口)
3) オレンジママレードとヨーグルトの夏野菜カレー(甘口)
どれも、そこそこに美味でしたが、
見た目の美しさと、マーマレードという意外性から、
学園祭ではママレードカレーが良いのではというのが私の結論。
尤も、勝手に試作したので、採用されるかは子供達次第ですが・・・。
本日は初の料理ネタでした。