
http://yokohamajipsy.blog.fc2.com/blog-entry-11422.html より
滝沢林道で発見された亀裂(1800m付近)
youtuben動画はこちらから
http://www.youtube.com/watch?v=9Bref9frzh8&feature=player_embedded
■ 富士山で山体膨張? ■
1) 河口湖の水位が3mも低下
2) 大涌谷・戦国原で火山性地震が頻発
3) 滝沢林道で大規模な亀裂
4) 三島の湧水に気泡が混じっている(地元情報伝聞)
東北で大きな地震があった数年後に富士山の噴火の可能性が高くなります。
富士山は、フィリピン海プレートが太平洋プレートの下に潜込む真上にあります。
地下の岩石は高い圧力で圧迫されているので、
通常、岩石の融点を超える温度になっても、岩石がマグマの様に溶融する事はありません。
しかし、地殻の亀裂などが発生すると、その周辺の高温の岩石に圧力が低下し
岩石が溶融して液体の状態(マグマ)になります。
マグマは比重が岩石より軽いので、マグマの上部の岩石を溶融しながら
だんだんと、地上近くに上昇してきます。
このマグマが、地上に噴出する現象を、「噴火」と呼びます。
富士山の下でマグマが上昇してくると、山を下から押し上げる力が働き、
山全体が膨張したり(山体膨張)、火山性の微動(地震)が多発したりします。
上の写真は、富士吉田口から吉田口5合目に通じる滝沢林道の最近の様子だそうです。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=wD3z69xx-xw
(TV報道の動画)
行政によれば、雪雨によって舗装の下の土砂が流出した影響だとされていますが、
昨年、ジョギングした時には、土砂崩れによる崩落はありましたが、
その様な崩落は、幅が10~20mくらいで、道に垂直に発生しています。
要は、斜面の窪んだ所を、水が土砂ごと流し去った感じです。
しかし、今回の亀裂は道に沿って、300mも続いています。
とても風雪の影響とは思えないのですが・・・。


昨年8月26日の滝沢林道、1700-1800mm付近。(人力撮影)
山体膨張を疑う説もある様ですが、富士山では最近、冒頭に記した様な変化が観測されています。
富士山の近年の噴火は、江戸時代の1707年の宝永の大噴火が有名です。
この時は山頂噴火では無く、側方噴火で、現在の富士山の中腹から噴火しました。
噴火による影響は、溶岩の流出、火砕流、山体崩壊などがありますが、
周辺には噴火ハザードマップなどが配布されており、
地元の方達は、万が一の噴火の影響はご存じのはずです。
陰謀論ブログと言えども、あまり不必要に危機を煽るのは問題ですが、
東日本大震災の後だけに、富士山の噴火に関する今後の情報には注意し、
今年の登山は、控えた方が良いかも知れません。
地元の観光には打撃ですが、歴史的に見ても噴火の可能性は高まっていると言えます。