■ 沖縄県で24才の健康な女性が死亡 ■
本日の読売新聞の39面で、沖縄県で24才の持病の無い女性が、
新型インフルエンザで急性肺炎を発症して死亡したと伝えています。
この女性は母親と弟と3人暮らしですが、3人とも同時期に発症し、
母親と弟はタミフルを服用し回復しました。
しかし、この女性はカプセルの服用が苦手の為、
粉末吸入のリレンザを処方され、自宅で服用しましたが、
急性肺炎に陥り、くも膜下出血を併発して亡くなったそうです。
記事は「リレンザは吸入力が弱いと効果が得られないリスクがある」とも伝えています。
■ 致死率0.4%・・根拠は何なのか? ■
記事の最後に、
「季節性インフルエンザの致死率は0.1%以下で、
持病の無い人が重症化によって死亡する例があるが、
犠牲者は高齢者に多い。
一方、多くの人に免疫の無いインフルエンザの致死率は0.4%とされ、
65才以下の人の入院や死亡例が目立っている。・・・・」
と報じています。
さて、WHOが11日に発表した全世界の死者数は・・・
<引用>
【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)は11日、新型インフルエンザの6日時点の死者数が世界で3000人を突破し、3205人になったと発表した。
地域別では、北米・中南米が2467人、日本を含む西太平洋地域306人、東南アジア221人の順。世界で感染が確認されたのは27万7607人だが、実際は大幅に上回るとみられている。
<引用終わり>
これを単純計算すれば致死率は1.15%となり季節性インフルエンザの10倍です。
しかし、記事にもあるようにWHOは既に正確な感染者数を把握出来ていません。
尤も、日本においても8月の後半から厚生労働省は、
新型の報告義務を中止して、集団感染の把握のみを行っています。
既に、全世界の正確な感染者数を把握出来る状態ではありません。
さて、本日時点ので日本の死者数は14人です。
11日時点の全世界の死者数は、3205人です。
先日、NHK特集で惨状が伝えられていた南米のチリでの
新型インフルエンザの死亡者は、季節性インフルエンザの1/10だと伝えられています。
日本では15万人が既に感染したと推定され、その内14人の死亡なので、
単純計算で致死率は0.0093%です。
これは感染ピークの冬を終えたチリでの致死率に近い数字です。
さて、報道されている0.4%の致死率と、
0.01%の致死率では40倍の開きがあります。
これは、誤差などというレベルの話ではありません。
このギャップはいったい何なのでしょうか???
これが5月や6月時点では、感染者が少なく統計的に処理するには問題がありましたが、
15万人は充分に統計処理に耐えうる数字です。
仮に統計処理による超過死亡概念が報道される死者数の10倍になったとしても、
日本やチリにおける致死率は0.1%で、季節性インフルエンザと同等です。
尤も今回のインフルエンザは65才以上の高齢者は感染する確立が低く、
ハイリスクである高齢者が感染しなければ、
実際の死亡率と超過死亡概念の隔たりは小さくなるハズです。
■ 現実を無視して一人歩きする0.4% ■
致死率0.5%や0.4%は一部の研究者が発表した数字です。
この数字に疑いを持つ医療関係者は大勢います。
むしろ、現場では「こんな軽いインフルエンザで病院に来ないで欲しい」という声が増えています。
実感としては致死率0.4%どころか、季節性インフルよりも毒性が低いのです。
しかし、WHOはあいかわらず危機を煽る情報を垂れ流しています。
新聞も現実と乖離する致死率0.4%という情報を報道し続けます。
読売新聞の記事は「科学部 木村達矢」氏の署名入りの記事です。
コラム以外の記事で署名入りは珍しい気もしますが、
仮にも科学部の記者であるならば、この馬鹿げた死亡率の乖離に注意を払うべきです。
きっと、春頃には「新型インフルエンザって何だったの?」という話がされている事でしょう。
本日の読売新聞の39面で、沖縄県で24才の持病の無い女性が、
新型インフルエンザで急性肺炎を発症して死亡したと伝えています。
この女性は母親と弟と3人暮らしですが、3人とも同時期に発症し、
母親と弟はタミフルを服用し回復しました。
しかし、この女性はカプセルの服用が苦手の為、
粉末吸入のリレンザを処方され、自宅で服用しましたが、
急性肺炎に陥り、くも膜下出血を併発して亡くなったそうです。
記事は「リレンザは吸入力が弱いと効果が得られないリスクがある」とも伝えています。
■ 致死率0.4%・・根拠は何なのか? ■
記事の最後に、
「季節性インフルエンザの致死率は0.1%以下で、
持病の無い人が重症化によって死亡する例があるが、
犠牲者は高齢者に多い。
一方、多くの人に免疫の無いインフルエンザの致死率は0.4%とされ、
65才以下の人の入院や死亡例が目立っている。・・・・」
と報じています。
さて、WHOが11日に発表した全世界の死者数は・・・
<引用>
【ジュネーブ=平本秀樹】世界保健機関(WHO)は11日、新型インフルエンザの6日時点の死者数が世界で3000人を突破し、3205人になったと発表した。
地域別では、北米・中南米が2467人、日本を含む西太平洋地域306人、東南アジア221人の順。世界で感染が確認されたのは27万7607人だが、実際は大幅に上回るとみられている。
<引用終わり>
これを単純計算すれば致死率は1.15%となり季節性インフルエンザの10倍です。
しかし、記事にもあるようにWHOは既に正確な感染者数を把握出来ていません。
尤も、日本においても8月の後半から厚生労働省は、
新型の報告義務を中止して、集団感染の把握のみを行っています。
既に、全世界の正確な感染者数を把握出来る状態ではありません。
さて、本日時点ので日本の死者数は14人です。
11日時点の全世界の死者数は、3205人です。
先日、NHK特集で惨状が伝えられていた南米のチリでの
新型インフルエンザの死亡者は、季節性インフルエンザの1/10だと伝えられています。
日本では15万人が既に感染したと推定され、その内14人の死亡なので、
単純計算で致死率は0.0093%です。
これは感染ピークの冬を終えたチリでの致死率に近い数字です。
さて、報道されている0.4%の致死率と、
0.01%の致死率では40倍の開きがあります。
これは、誤差などというレベルの話ではありません。
このギャップはいったい何なのでしょうか???
これが5月や6月時点では、感染者が少なく統計的に処理するには問題がありましたが、
15万人は充分に統計処理に耐えうる数字です。
仮に統計処理による超過死亡概念が報道される死者数の10倍になったとしても、
日本やチリにおける致死率は0.1%で、季節性インフルエンザと同等です。
尤も今回のインフルエンザは65才以上の高齢者は感染する確立が低く、
ハイリスクである高齢者が感染しなければ、
実際の死亡率と超過死亡概念の隔たりは小さくなるハズです。
■ 現実を無視して一人歩きする0.4% ■
致死率0.5%や0.4%は一部の研究者が発表した数字です。
この数字に疑いを持つ医療関係者は大勢います。
むしろ、現場では「こんな軽いインフルエンザで病院に来ないで欲しい」という声が増えています。
実感としては致死率0.4%どころか、季節性インフルよりも毒性が低いのです。
しかし、WHOはあいかわらず危機を煽る情報を垂れ流しています。
新聞も現実と乖離する致死率0.4%という情報を報道し続けます。
読売新聞の記事は「科学部 木村達矢」氏の署名入りの記事です。
コラム以外の記事で署名入りは珍しい気もしますが、
仮にも科学部の記者であるならば、この馬鹿げた死亡率の乖離に注意を払うべきです。
きっと、春頃には「新型インフルエンザって何だったの?」という話がされている事でしょう。