

’ニワゼキショウ’の本来の開花期は5月中旬から7月頃です。季節を取り違えたのか、
花を咲かせています。花は6弁で花径1.5cm程の赤紫色の可愛い小花を花茎の頂部に
付けています。
葉と包葉は、花名のモデルとなった'石菖'とゆうよりも、'菖蒲'のミニチュア版のようです。
草丈も約20cm程と全てが小さな植物です。
十数年前、本州から持ち帰り栽培しています。露地での栽培は、当地の冬の寒さには、
耐えられません。地上部(根)は、全て枯れてしまいますが、秋に地上に落ちた毀れ種は
冬を越し、翌年の春になると芽を出して花を咲かせてくれます。
一方、鉢植えでも栽培を行っています。鉢は、10月の初旬頃に、屋内に取り込み無加温の
状態で、常緑を保ちながら冬を越させています。
当地にも、類似種の'ヒトフサ・ニワゼキショウ'が自生していますが、草丈は30~40cmと
大柄ですので容易に判別することができます。
学名:Sisyrinchium atlanticum
英名:Blue-eyed grass
和名:ニワゼキショウ(庭石菖)
(1)耐寒性常緑多年草(アヤメ科ニワゼキショウ属)
※当地では半耐寒性常緑多年草として栽培しています
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度+2℃※風除室内で鉢植え栽培が主です。