こんな興味深いドラマは久しぶり。
全4話の『ミスター・ベイツvsポストオフィス』が描くのは、2000年代に実際に起きた英国史上最大規模の冤罪事件。 700人以上の郵便局長らが、無実にもかかわらず、ITシステムの欠陥を要因とする問題により窃盗や詐欺といった罪に問われ、家も財産も名声も失い、投獄されたり自殺したりする者まで発生する事態となった
(by 海外ドラマNavi)
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サブポストマスターとはポストオフィスと雇用関係が無い独立した事業主で、ポストオフィスから委託を受けて郵便局を運営している。日本語に直訳すると「副郵便局長」だが、実質的には郵便局長である。
うっすらとしか知らなかったけれど、こんな酷い事があったとは‼️
仕事、家、家庭、信用、健康、どれも生きて行く為に必要なのに、落ち度のない人達が全てを奪われた、そう、「奪われた」という表現がピッタリだわ。
観ていて思わず声をあげちゃいました。 そんな理不尽な!あんまりだ!
それにしても、俳優さん達が素晴らしい。
演技をしているというより、血が通った人々、それぞれの感情がとっても伝わって来て、不覚にも涙ぐんでしまう場面もありました。
モニカ・ドーランは以前から注目してましたが、今回もお見事でした。
もう一つ感激したのが、ベイツさんご夫婦が住むウェールズの美しさ
元郵便局長さん達の心情を思うと暗くなったり怒りを感じたりするドラマなんだけど、この風景に心洗われる感じでした。
ドラマのベイツ夫妻
ため息が出る美しさ。
「英郵便局えん罪事件 1人1億円以上の補償金払う救済法案が可決」とNHKが報じています。 リンクはこちら
補償金が支払われるのは良いけど、ほかにも問題あるよね?
罪のない人々が訴追され中には服役した人もいるのにポストオフィスの人間は誰一人起訴されていない、これどうするのかしら?
まだ続くのかな?