goo blog サービス終了のお知らせ 

ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

検証~有明産カキ

2015年11月26日 | 食材の話

有明のカキが入荷したクアトロ。
有明のカキは普通のカキに比べると平たく丸い形。
開けると、身が詰まっており、何よりもミルクがたっぷり。
この有明のカキはスミノエガキという。
以前は、このカキの養殖が有明海の主力産業の一つだったが、昭和30年代後半にノリ養殖に取って代わられた。
作り方は、天然に近い素朴な方法だ。
カキが産卵する6、7月に長さ1メートルの竹をカキ床に立て、海中を浮遊している、生まれたばかりの稚貝を付着させる。
稚貝は2、3センチになったところで自然に落下しカキ床で成長する。
普通のカキの養殖はこのカキ床が何段かになっていたり、ヒモで吊したりして養殖する。
すると、カキが出すドロを他のカキが呼吸して、結局ドロ臭いものが出来る。
有明海のカキには、吊すための穴も開いていない。
自然に近い形で作られている。
また有明海は、カキのエサになるプランクトンが、よその海より何倍も多い。
それに、たくさんの川から淡水が流れ込んで塩分濃度が低い。
塩分濃度が高い外海で育ったカキはえぐみがあるが、有明のカキにはそれがないという。
クアトロで白ワインか日本酒と共にその美味しさを検証してみよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする