ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

新着チーズ~シュロップシャー・ブルー

2015年11月28日 | チーズの話

クアトロで販売されているブルーチーズを注文すると、オレンジ色のチーズが運ばれてきた。
「あのー、ブルーチーズを注文したのですが・・・」
「はい、ちゃんと青カビが入っています」
クアトロの父の応対は、つっけんどんである。
しかし、よく考えてみるとブルーチーズはたしかに青カビで熟成したもので、全体が青い色をしている訳ではない。
通常のブルーチーズは白い生地に青カビが映えて青っぽく見える。
それにしても、クアトロ新着のブルーチーズ“シュロップシャー・ブルー”は不思議な色をしている。
イギリスの伝統的なチーズなのだが、カボチャのケーキにカビが生えたようなもの。
カボチャ色のこのブルーチーズを渋々ながら食べてみると、しっとりとした口当たりに、辛味、甘み、渋みがほどよく感じられ、とてもコクのある味わいだ。
これならば、ブルーチーズのとがった味わいが苦手な人にも美味しい。
「あのー、このチーズに合う赤ワインを注文したのですが・・・」
「はい、色は黒く見えても赤ワインなんですけど」
さらに、横柄なクアトロの父だ。

コメント (2)
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