ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

柏名物サンマルツァーノ入荷

2011年07月26日 | 父の昔話

Photo とあるカウンターでの会話だ。
「柏と云えばやっぱり柏レイソルだね、攻守のバランスも良いし、若手の成長も楽しみだ」
「おっと、お客さん柏をよくご存じだ」
「おう、柏にはちょっとうるさいよ」
「柏に初めてエスカレーターがついたのは駅前の丸井百貨店」
「エレベーターが初めてついたのが、中島ビルにあった西友」
「この西友のエレベーターを上がると柏で初めて出来た柏ボールと云うボーリング場だ」
「この当時のボーリング場は、何時間も待たされたもんだよ」
「お客さん、柏の古いことばっかじゃなくて、何か新しいのないんすか」
「あるよ、ウラカシとか」
「それも、もう古いかも」
「うーん、柏ボンベイ復活とか、天然かき氷とか」
「まだあるでしょ」
「そうそう、柏と云えばこれからはあれだよ、石川さんが作るイタリアントマトのサンマルツァーノ」
「これは、柏の新しい名物だね」
「丸井のエスカレーターどころじゃないね」
「このサンマルツァーノは、イタリアのナポリでなくては良い物が出来なかったんだけど、石川さんが柏で上等なサンマルツァーノを作っちゃいましたよ」
「このトマトでパスタを作るとめちゃくちゃ旨い」
「柏でもこのトマトのパスタを食べられるところはまだ少ないな」
「豊四季のクアトロ何とかという隠れ家レストランだと食べられるらしいな」
「お客さん、柏通だね、食いねえ食いねえ、パスタ食いねえ、そのサンマルツァーノのパスタ食いねえ」

今年も石川さんのサンマルツァーノがクアトロに届けられた。
クアトロにも本格的な夏が訪れたという実感である。
これから約二ヶ月ほどだろうか、石川さんのサンマルツァーノから作ったトマトソースのパスタをクアトロでお楽しみいただける。
さあ、食いねえ食いねえ。

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松茸とカラスミと王子さま

2011年07月25日 | パスタの話

Photo 王子さまはクアトロで「松茸とカラスミのスパゲッティ」に出会う。
ニンニクと唐辛子とオリーブオイルで調理された松茸の香りが、小さなクアトロの店内に充満する。
スダチを絞ってみる。
松茸とスダチの香りに包まれたパスタを口に運ぶと、すり下ろされたカラスミのねっとりとした旨味が口の中に充満する。
夕日を見ている時のように、うっとりとしながらこのパスタを食べてしまう。
そして王子さまは思う。
松茸とカラスミを使ったスパゲッティなんてあってはいけない。
だって、美味しすぎるからだ。
食べ終わった時に、食べ終わったことの寂しさに包まれて、食べたことを後悔する。
そこで、クアトロの父は教えてあげるのだ。
秋になって、王様のようにいばっている松茸を見てもちっとも怖くない。
今日食べた「松茸とカラスミのスパゲッティ」を思い出せば良いんだ。
王子さまは思う。
また秋になったら、このスパゲッティを思い出して食べたくなってしまう。
その時は、きっと凄い値段なんだろうな。

※本日のディナーは貸切のため一般の営業を休ませていただきます。
※クアトロの「松茸とカラスミのスパゲッティ」は¥2400で明日発売。

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アマダイと王子さま

2011年07月24日 | 魚の話

Photo 「君は、気むずかしい顔をしているね」
王子さまは、クアトロでアマダイに出会った。
尼さんのように、ほっかぶりをしたような魚だ。
アマダイは淡泊な白身のお魚だが、焼いてウニのソースで食べたりすると、最高に美味しい。
「大切なものは目に見えないし、美味しいものも見た目だけじゃないんだ」
そう、王子さまは思う。
「アマダイのグリルにはどんなワインが合うの」
質問をしたらやめない王子さま。
クアトロの父は、忙しいから自分で考えてと云いそうになった。
王子さまの悲しそうな顔を想像して思い直したクアトロの父。
「そうだね、甘みがあって脂身は少ないから、酸が爽やかで果実味のある白ワインとか、そうそう今日入荷したシャンパンとか・・・」
王子さまと一緒に考えようと思うクアトロの父だ。

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イトヨリと王子さま

2011年07月23日 | 魚の話

Photo_3 「君は、きれいだね」
王子さまは、クアトロに立ち寄った。
王子さまの星よりもきっと小さいクアトロ。
王子さまの星には、二つの火山とひとつの眠っている火山があるけど、このクアトロには、大きなものは、パルミジャーノとプロシュートがあるくらい。
そのクアトロで、今日はきれいな五色の糸をまとった魚がいる。
イトヨリという名前の魚だ。
「大切なものは目に見えないけれど、美味しいものは目にも美味しいんだ」
そう、王子さまは思う。
上品で気品のある装いのイトヨリは、その味わいもやはり上品で美味しい。
はじめは子供だったことを忘れてしまったクアトロの父。
このイトヨリの美味しさをクアトロの父はみんなに伝えられるだろうかと心配する王子さま。

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バジリコの花

2011年07月22日 | 食材の話

Photo 366日毎日誕生花がある。
クアトロの父の誕生日は「コバノランタナ」という可憐な花だった。
花言葉は厳格とのこと。
クアトロの父の誕生日は不確かなので、この花言葉が当たっているのか疑問だ。
そして、今日の誕生花は「バジリコ」。
クアトロにもルッコラと一緒にバジリコを農家の方にいただいた。
バジリコの花は円錐型に白い小さな花をつける。
王冠の飾りのような花。
そのバジリコの花言葉は神聖・高貴。
バジリコの名前の由来も古代ギリシャ語の「王」という意味から来ていると云う。
まさに、ハーブの王様なのだろう。
そのバジリコをオリーブオイルと松の実なのでソースを作る。
出来たてのバジリコのソースを使ったピッツァやパスタを今日はお楽しみください。

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