台風のために家に閉じこもるクアトロの父。
テレビでは朝から晩までなでしこジャパン優勝のVTRだ。
特に決勝戦は何度見ても感動する内容だった。
優勝までのストーリーがとても日本人向けになっている。
世界ランク一位のアメリカに試合の主導権はにぎられ、二度までもぎりぎりのところで同点に追いつき、最後の最後にPK戦で勝つ。
今や映画でもこんな明快なストーリーは使えないのではないだろうか。
クアトロの父が選ぶ日本の名作映画百選に必ず入る「用心棒」や「座頭市」などに代表されるストーリーのパターンがある。
弱いものの味方をし、絶大な権力者に立ち向かう主人公。
その主人公は絶体絶命のピンチに陥るが、そこから立ち上がり、最後は巨大な敵に勝つ。
日本人の大好きなストーリーだ。
その用心棒と座頭市が競演した映画「座頭市と用心棒」と云うのもあった。
やはりクアトロの父の大好きな作品だ。
こちらの用心棒と座頭市の戦いは引き分けだったが、PK戦は無かった。
明日も台風の影響で魚の仕入れが心配なクアトロだが、クアトロはそのピンチから立ち上がるだろうか。